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ランドスケープデザインコース

2018年07月05日

【ランドスケープデザインコース】身体測によりスケール感を学ぶ

こんにちは、ランドスケープデザインコースの津田です。今回は、6月に京都瓜生山キャンパスで行われた「製図基礎」のスクーリング2日目をご紹介します。このスクーリングでは、身体測などによる実測を通じて、現況平面図や断面図を作成し、ランドスケープデザインが対象とする空間の把握能力を得るとともに、ヒューマンスケール感覚から空間のサイズ的な理解を深めながら、図面の手法も学びます。

1日目は、自分の歩幅や手の大きさなど自分の身体のサイズを定規としてキャンパス内の広場を計測して平面図を作成しました。同じ場所を計測して作図していますが、それぞれ個性のある平面図が出来上がりました。2日目は、キャンパスの近くを流れる琵琶湖疎水沿いの緑道空間に行きグループに分かれ、身体を使って計測し、断面図を作成します。



はじめにグループに分かれ、どの場所を計測するか話し合います。藤棚や階段など断面図に描く要素が多いところを積極的に選定するグループが多かったです。場所が決まれば、みんなで協力して身体や傘など手元にあるものを使って、長さや高さを計測し、メモの図面を作成していきます。



午後からは、計測した下図をもとに、定規を使って作図を行います。計測はグループでしたが、作図は1人ずつですので、わからないところがあれば、グループのメンバーで情報交換しながら作業を進めていきます。



完成したら、一斉に壁に貼り、みんなで見比べます。そして自分の気に入った図面に投票をしていきます。





同じ空間を表現しているのですが、線の強弱や樹木の描き方やなどで全然違う図になってます。



最後に多く投票された作品について、投票した理由を話しながら、表現ポイントを講評していきます。図面の中には、空間の寸法や樹木の種類なども記載しますが、その空間で感じたことなども書き込みます。ランドスケープデザインでは、空間をどのように心地良く感じられるようにするかという感覚を磨くことはとても大切なポイントです。

このスクーリングは、作図をする初めてのスクーリングですが、1日目の作品より2日目の作品の方が、確実に作図の技術や表現力が向上していました。

また、グループ作業でみんなが仲良くなれるのがこのスクーリングの良いところです。ランドスケープデザインの生徒さんはどの学年も皆さん仲良く協力して助け合うのが、特徴の一つとも言えます。

ランドスケープデザインコース | 学科・コース紹介

 

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