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2020年05月28日
【ランドスケープデザインコース】オンライン授業準備
こんにちは、ランドスケープデザインコースの津田です。
先日、京阪神エリアの緊急事態宣言が解除されましたが、世界では第2波に見舞われている国があり、まだまだ予断が許されない社会状況が続くと思われます。
そんな不安な生活を過ごす中、大学ではスクーリング科目(土日に開講される対面授業)を非対面型に切り替えたオンライン授業が開始されました。「環境デザイン概論(スターター)」を皮切りに順に開講されてゆきます。
先日、「環境デザインⅡ-1(設計1 製図基礎)」のオンライン授業用にビデオ撮影を行いました。通常の場合、学内や周辺へ出かけ、身体測を使って対象空間を実測し、それを製図する授業として開講されていました。
屋外空間を身体使って測ることで、ランドスケープデザインの基本となるヒューマンスケールの感覚を身に着けることを目的としています。
オンライン授業で、屋外の様子をリアルタイムで伝えるのは困難かと考え、身体測を使った実測の様子をビデオで見て頂くことにしました。
その撮影の様子をご紹介します。

初めに自分の身体の部分を使って、それが何センチメートルあるかを調べることから始めます。自分の身長は皆さん記憶されていると思いますが、手を上に伸ばした時の高さ、手を広げた時の幅、手を広げた時の大きさなどをメジャーで計測し、それを記録することで定規として使えるようになります。
その定規を使って身近なものを計測していきます。イスやテーブルはヒューマンスケールを考える際に最も基本となる家具です。これを、手のひらやひざの高さなどを使って計測します。

また、自分の歩幅を計測するのに、10歩あるいた時の距離を数回測り、その平均から1歩の幅を算定します。比較的広い広場などを図る際には、歩数を使います。

その身体測を使って広場を実測する様子を撮影しました。
これまで授業の対象としていた場所の草が繁茂していたため、急遽、瓜生山キャンパス中腹の吉田松陰像のある小広場を対象とすることにしました。
どこにも直角の無い複雑な形状の広場でしたので、今回は応用編として中心に基準となるメジャーを置いて、それを基準として計測する方法を紹介しました。
このように、大学側は少しでも理解しやすい方法は無いかと模索しながら、授業の再組み立てを行っております。
今はなるべく外出を控える生活ですが、そんな状況を抜けた先に求められるのは、開放的で気持ち良い屋外空間であり、ランドスケープデザインによって生まれる素敵な空間だと思います。社会のためにも我々の学びは大切だと考え、共に頑張りましょう。
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