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和の伝統文化コース

2018年12月05日

【和の伝統文化コース】京都のおへそでいけばな実習

和の伝統文化コースの井上です。

和の伝統文化コースでは、先日スクーリングの一環として頂法寺六角堂の池坊に行ってきました。

頂法寺は西国三十三所の第十八番札所としても有名であり、また浄土真宗の親鸞上人が百日間参篭してついに夢のお告げを受けたのも同寺の六角堂でした。

六角堂の池坊が室町時代以来いけばな文化の中心となってきたこともあり、現在も堂内には「華道発祥之地」という札が掛かっています。

 



 

スクーリングでは六角堂を案内していただいた後、例年お世話になっている池坊の島津先生よりいけばなの実習を受けました。

花の様式としては最も伝統的な立華、そして立華を省略した形の生花(池坊ではショウカと読みます)などがありますが、いきなりそれらに挑戦するのは難しいので、まずは自由花から入ります。

一人一人の作品に対して島津先生がコメントを下さり、花の生け方の基本を学びます。

 



池坊は何といっても立華の流派ですので、例年スクーリングの最後には島津先生による立華のデモンストレーションをお願いしています。

この様式が確立したのは江戸時代前期で、当時の池坊のリーダーであった池坊専好の生涯は昨年の映画『花いくさ』でも描かれていました(野村萬斎さんが演じられていました)。

花材、花器そして置かれる場所は変化しましたが、立華は時代に応じた変化を遂げつつ現在も息づいています。

 



 

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