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和の伝統文化コース

2025年06月05日

【和の伝統文化コース】スターター科目で京都を歩きました

こんにちは。和の伝統文化コースの野村です。
本コースでは新入生の皆さんに取り組んでもらいたい科目(いわゆるスターター科目)にスクーリング科目の「伝統文化入門」と「伝統文化研修」、テキスト科目に「伝統文化基礎講義」があります。
これらのスターター科目のなかで、スクーリング科目の「伝統文化入門」と「伝統文化研修」は主としてオンライン授業としていますが、「伝統文化研修」のうち「伝統文化研修EK1」の日程はオンライン+対面授業としています。
先日、この「伝統文化研修EK1」の日程を実施したので、その様子をご紹介したいと思います。

この「伝統文化研修」は、コースでの学びをはじめるにあたり、伝統文化の基礎となっている事柄を実践的に体験・見学するものです。私が担当している「伝統文化研修EK1」の日程では、京都で平安京遷都より鎮座している松尾大社を例にとり、日本文化の基層である神道文化について理解を深めてもらいます。
日程の半分はオンライン授業で知識を蓄え、対面の授業では見学をおこないます。
対面授業があったのは5月24日(土)、あいにくの天気でしたが、まずはJR二条駅で集合し、大内裏跡を見学しました。

大極殿址



伝統文化を学ぶためには知識とともに、身体を用いた実習が必要不可欠です。今回は歩くことによって京都の距離感を感じてから、京都アスニーの京都市平安京創生館で国内最大級の「平安京復元模型」を見学し知識⇒フィールドワーク⇒復元地図での可視化を体験します。
続いて午後からは洛西の松尾大社です。
松尾大社は私が長らく史料調査をさせていただいている古社であり、観光地化されていない京都ローカルな文化を知るのに絶好の社です。
まず楼門で境内の説明をし、それから正式参拝をして室町時代に建てられた国の重要文化財である本殿を見学しました。

楼門下での説明の様子



続いて同じく国の重要文化財に指定されている御神像の説明を神職の竹内直道さんからいただきつつ見学し、最後に源頼朝・織田信長・豊臣秀吉の古文書を見学しました。
建築物・御神像・古文書とそれらを維持・継承されている「想い」を拝聴しつつ、伝統文化をどのように研究していくのか、そのとば口を学修しました。
こうして体系的に伝統文化を学修・研究できるのが和の伝統文化コースの特徴です。

 

和の伝統文化コース|学科・コース紹介

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