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建築デザインコース

2019年04月02日

【建築デザインコース】卒業制作展について

みなさんこんにちは。建築デザイン研究室です。

今日は310日(日)から17日(日)まで瓜生山キャンパスで開催された「卒業制作展」について報告します。
今年度の展示作品は55作品。建築デザインコースの展示会場は、大学のエントランスホールでした。展示内容は「A1パネル4枚と建築模型」が基本です。

卒業制作展会場風景 外部テラスからの眺め



卒業制作は他コース同様に自分の課題をつくることが最初の課題となる、完全にゼロからつくりあげていくプロセスをじっくり1年間かけて遂行します。長い人だと2年越しになることもあります。だから、ここに展示される作品は卒業生にとっては愛おしいもう一人の自分とでもいうべき存在なのです。
自分たちの作品の魅力が少しでも来場者に伝わるように、最後の最後まで模型の手直しをする、パネルの差替えを行う、照明の当たり具合を調整する、出展者だけでなく教員も過去の卒業生や在学生も手伝いながら一丸となって展示会場をビルドアップします。

卒業制作展会場設営風景



こうした作業風景をみていると、改めて建築には協力し、知恵を出し合う姿勢が大切だと気づかされます。そういえば、入学早々に多くの新入生が受講する「スターター」という自宅テキスト科目取り組みのための最初のガイダンス授業でも、グループワークを中心に、皆でひとつの課題をやり遂げます。建築デザインコースの学習は協力作業にはじまり、協力作業で終わる。ひとりでは決して成し遂げられない建築ならではの姿がここにも見えてきます。
さて、ここに展示されているのは「もうひとつの風景」のための55の物語です。彼らのリアルな日常生活の場におけるコトやモノをきっかけとしながらも、おそらくは決して実現することのない建築を通して映し出されるもうひとつの可能性に満ち溢れた世界なのです。

 



卒業制作展会場風景



 

そして、それは1年間のなかでわずか7日間だけここ瓜生山キャンパスにまぼろしのように姿をみせるのです。今年度、出会えなかったみなさんは是非次年度に。いや、今度は自分があの幻の街をつくる立場に挑戦してみてはいかがでしょうか。

卒業制作展会場風景



卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございました。

建築デザインコースをはじめ、デザイン科4コースの2018年度WEB卒業制作展は下記のサイトにて2019630日(日)まで閲覧可能です。

■2018年度WEB卒業制作展

建築デザインコース | 学科・コース紹介

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