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ランドスケープデザインコース

2019年10月21日

【ランドスケープデザインコース】3次元で考え、表現することを学ぶ



こんにちは。ランドスケープデザインコース教員の河野です。
今回は、9月に東京の外苑キャンパスで開講された模型のスクーリングを紹介したいと思います。

ランドスケープのデザインでは、地形を読みとり、考えることも重要な要素の1つです。
2次元の表現となる図面と3次元の空間を行ったり来たりしながら、模型などを使って考えたり、プランを表現し提案することも多くあります。
このスクーリングでは、CADを使った作図と模型の基礎を学び、立体的な空間認識とその表現方法の習得を目指します。

まずは、模型を作ることの意図について指導教員からレクチャーがあり、その後CADの基本的な操作を学びます。

CADを使って実際に描いてみます。ほとんどの学生の方は、初めての体験です。
最初はなかなかうまくいきませんが、PCでの操作やスクリーンを見ながら使い方を習得していき、共通の基本図面と、高さのポイントが設定された図面に任意で等高線を描いていきます。CADは慣れるしかないので、普段から使ってみることも大事ですね。

出来た図面を出力して模型制作に取り掛かります。
カッターやスコヤなど模型を作るツールの使い方を学びながら、スチレンボードを切り出していきます。

カッターの角度に注意し、こまめに刃を変えながら……

ときに力技(?)も加えながら模型を完成させていきます。

2日目は、ランドスケープデザインには欠かせない樹木の作り方や、緑や水の表現方法を学びます。
皆さんで作りたい木の種類を考えながらワイヤーを使って作ってみます。

指導教員の先生に持参していただいた水を表現する材料の一部です。水の深さや模型の色調を考えながら選択していきます。様々な材料がありますね。

皆さんで作った模型に、各自で物語を設定してもらい、緑の表現や樹木、人を配置して撮影します。

最後にプロジェクターに作品と撮影した画像を映しながら発表します。
指導教員から模型の色彩や表現方法について講評が行われます。

同じ図面からでも等高線の描き方や樹木配置によりさまざまな物語のある模型ができ、学びの多いスクーリングになりました。

等高線を考えて描き、立体化することでみなさん空間認識の理解力が高まったと思います。
どんどんCADも模型も使って、そして作って慣れることが大事です。
次も頑張りましょう!

ランドスケープデザインコース| 学科・コース紹介

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