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ランドスケープデザインコース

2020年02月10日

【ランドスケープデザインコース】里と農の風景に入り込む授業

ランドスケープデザインコース・業務担当非常勤の木村です。

今回は、里と農の風景づくりをテーマにした授業の様子を紹介します。
小春日和となった11月の週末、今年も中村良三先生の導きで、「農ある暮らし」を提唱するNPO法人雨読晴耕村舎におじゃましました。羽生市郊外に広がる田んぼ道を歩いていくと、鬱蒼とした屋敷林の先に明るい陽射しと共に築100年以上の古民家があらわれます。 

古民家の前で待っていたのは、このスクーリングの講師で、建築家でもある後藤雅浩氏。
挨拶も早々に、まずはピザ窯づくりの講義が始まりました。 

後藤先生の言う通りにみんなで耐火煉瓦を積んでいくと、あっという間に完成です。
この煉瓦、アーチ状に積むために形が工夫されています。

屋敷林の外にある畑や田んぼも見に行きました。後藤先生は、耕運機を全く使わない不耕起栽培を実践しています。

農業は荒地の管理がポイントだそうです。ここでは、作物を植えていない土地も、ヤギを飼育しながら管理しています。

この課外授業の最大の魅力のひとつ、ランチタイムです。庭のテーブルに、自家製の窯で焼いたピザ、薪と羽釜で炊いたご飯、大豆のキーマカレーなど、ほとんどすべてが自家製の料理が並べられ、バイキング形式で食べます。学生の皆さんも大はしゃぎです。 

午後のフリータイム。学生たちは、里と農の風景に没入しつつ、自分なりの提案づくりに向けたヒントを探し歩きます。

夕暮れの時間。古民家の中で語り合いながら、里地・里山が担ってきた機能や、持続可能なランドスケープの在り方についての学びを深めました。

 

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