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染織コース

2021年11月24日

【染織コース】芸術の秋 染織の第一歩~藝術学舎~

京都は紅葉がピークとなりました。みなさまいかがお過ごしでしょうか?

染織研究室の梅崎由起子です。

 

先日の藝術学舎(本学の一般公開講座)にて、「型彫りからする紅型染め 紅型染めを通して染織文化を学ぶ-」の講座を開催しました。

紅型は沖縄で染めらる伝統的な染織技法で、天然の顔料の発色と独特な柄に魅了される方も多く大変人気のある染織技法です。 


紅型の歴史

琉球王朝では、交易が盛んに行われていました。その交易品の中にはインド更紗、ジャワ更紗、中国の印花布などがあり、「紅型」はそれらを組み合わせてできた技法なのではないかと言われています。実際に紅型を眺めているとそんな雰囲気がしています。その華麗な衣装は琉球王朝が首里城近くの工房に依頼し専門の職人が制作していました。王族や士族の女性など身分の高い女性だけが着ることを許されていました。

長い歴史を持つ染め物であり、歴史に翻弄されながらも現在も逞しく生きている「紅型」。

そんな衰退の歴史的な背景すら感じさせない元気いっぱいの配色と、色のその美しさが皆の心を掴んでしまうのは納得してしまいます。

 

昔の紅型にはどんな柄があるのかまた、調べてみてください。

きっと染め物の源流に辿りつけるかもしれませんね。

 

 
「型彫りからする紅型染め 紅型染めを通して染織文化を学ぶ-」の講座

では、講座ではどんなことを学ぶのでしょうか?

少しご紹介したいと思います。

工房チリントゥを主催されている紅型作家戸谷真子先生にお越しいただいてご指導をしていただきました。

 

紅型のレクチャーをします。

紅型の工程や歴史をしっかり勉強してから制作します。

レクチャー風景



 

型紙を彫っていきます。

紅型の美しさは型紙制作が基本です。

型彫り



 

型が彫れたら糊置きをします。

これは、餅米由来の糊で糊がついている部分には顔料は入りません。

糊置き



 

天然の顔料を皆で溶いて作ります。

全部で5色。

色によってはなかなか混ざらないものもあります。

天然顔料



天然顔料



天然顔料



 

 

色計画を元に色差しをします。

色差しは2回、隈取りを入れて3回します。

色計画と色差し



色差し



 

出来上がりました。

紅型ならではの隈取りも美しく入った作品が出来上がりました!

半襟が完成



 

最後は学生と仕上がった作品を見てアドバイス

戸谷先生からのご指導



 

戸谷先生お疲れ様でした!

 

藝術学舎は染織した事のない方も受講できる講座です。

他にも染織に関わる講座がありますのでぜひご興味あれば「はじめの一歩」として受講されることをお勧めします。

 

*こちらの藝術学舎講座は終了していますが、藝術学舎の冬季講座情報公開を12/1(水)に公開いたします。是非みなさんの興味に合う講座がありましたら、ぜひご参加ください。



 

 

染織コース | 学科・コース紹介



 

京都芸術大学 通信教育部 染織研究室ブログ
研究室が在学生・卒業生向けに情報発信しているブログです。こちらでも授業の様子や展覧会の情報などが豊富です。

 

 



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※染織コースは12/5(日)13:30~15:00予定です。是非本コースの学びに興味がある方はご参加ください。


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