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グラフィックデザインコース

2022年03月23日

【グラフィックデザインコース】面白い発想を生み出すトレーニング

こんにちは。グラフィックデザインコース・情報デザインコース業務担当講師の神野由紀子です。
2月に外苑キャンパスで行われたスクーリング科目「グラフィックデザインⅣ-1(観察発想トレーニング)」の授業をご紹介します。

「観察」→「発想」の流れはデザインする上で必要な流れです。常日頃から意識し観察する習慣を養うことはネタ作りの引き出しを多くしてくれます。この授業では、ものごとに対する観察方法、それを発想へ繋げる方法を学び、トレーニングしていきます。


今年度最後のスクーリングは、まだ2月末でしたが暖かい週末でした。
外苑東通りの古木の桜はすでに蕾が出来始め、春の準備をしています。



最寄り駅改札の壁はどんな素材でしょう?
勤め先のエレベーターの床の色やボタンのフォントをはっきり思い出せますか?
私たちは普段から、見ているようで見ていない、意識していないことが沢山あります。
まずは、ものごとに意識を向け、観察することから始めます。
観察とは目に見えるものだけではく、聴覚や触覚のような五感(人によっては第六感も?)で感じ取れるものも観察対象です。



お題として出されたものについて観察し、その様子について書き出します。


グループで内容をまとめ、順に発表します。


自宅のあらゆる「つまみ」を探し出してつまみ、その様子を写真に撮ってきました。
調べてきた内容をお互いに見せ合います。いわゆる定番の「つまみ」から、「そんな物を『つまむ』のか!」という内容まであり、家の中だけでも沢山の「つまみ」がありますね。


謎のグッズについて観察し、描き、詳細を記述します。
時間をかけて考えても用途不明なものがあります。グループで謎グッズについて意見を出し合います。



次に各自がテーマを決めを行います。そのテーマの構成、定義を決め、画像を撮影し、冊子に仕上げます。



課題内容について随時先生に相談します。最終OKが出たら印刷です。



手作業で製本します。



グループでお互いの完成品を見せ合い、その中でベストな作品を選びます。



講評ではグループで選んだ一作品を代表で発表します。
面白いと思うのは、予想外でありながら納得もさせられる発想です。
見慣れたものでも新たな発想が出来るなら、デザイナーとして魅力的な定義を提案できるようになります。
来年度のスクーリングでもこの観察と発想トレーニングを生かし、楽しい作品を生み出していって下さい。

コース紹介


※グラフィックデザインコースは2021年春より「情報デザインコース」から「グラフィックデザインコース」に名称が変わりました。
これまで「情報デザインコース」として「情報デザインクラス」と「イラストレーションクラス」に分かれていましたが2021年春より「イラストレーションクラス」が通学不要なオンライン学習のみで卒業可能な「イラストレーションコース(手のひら芸大)」として新設・独立したことにより、現在はグラフィックデザインのみのカリキュラムとなっています。

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