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通信教育課程 入学課

2022年03月29日

【卒業生が語る!通信教育部の日々⑤】~デザイン科 建築デザインコース・ランドスケープデザインコース編~

1月に開催した「オンライン入学説明会」では本学通信教育部の卒業生たちに在学中の学習や思い出、体験談を語っていただきました。その中より一部を抜粋してご紹介いたします。本記事では以下コースの卒業生の体験談をご紹介します。

  • デザイン科 建築デザインコース(週末芸大)

  • デザイン科 ランドスケープデザインコース(週末芸大)


建築デザインコース Hさん(大阪府)




#50代で入学 #昔からやりたかった建築を学ぶ #建築設計事務所をもつことが目標 #夢は自邸を建てること #週末芸大


□入学を決めたきっかけ、目的は?

10代の頃から建築が好きで、特に意匠設計に関わる仕事をしたいと思っていました。
大学受験時、建築学科を受験したものの、合格したのは建設学科の海洋工学コースだったため、卒業後は造船会社で船舶設計に携わり、その後IT業界に転職したのですが、50代を前にして、やはり建築をやりたいと思うようになったのがきっかけです。
□入学してよかったこと、得たものは?

入学前は漠然と建築が好きだという気持ちだったのですが、入学してからは建築の奥深さや知識の膨大さ、作業範囲の広さなどをあらためて感じることができました。
また、学習を進める中で、先生方や同期入学の学生とも相談したりコミュニケーションの輪が広がったことが何より嬉しかったです。
□どのように学習時間を確保していましたか?(またそのために工夫していることなど)

平日夜1~3時間くらいを学習時間にあてられるよう努力しました。
とはいえ、仕事から帰宅して夕食を済ませてから勉強するのはなかなか大変なので苦労しました。前日の夜に、次の日のテキストや材料・道具を準備しておいて、やる気が起きなくても勉強部屋に必ず入るように心掛けていました。
□学習の支え(モチベーション)は、なんですか?

課題の講評や評価点は大きなモチベーションになりました。やはり高評価をもらえると「次も頑張ろう」という意欲が湧きました。また、スクーリングでの仲間との交流も励みになったと思います。
□これからの目標、夢

まずは建築士の資格を取得して、個人で建築設計事務所を開設することが目標です。
夢としては、少しでも地域に貢献できるような建築を手掛け、将来的には自邸を設計したいと考えています。
□最後に入学検討者に向けて伝えたいこと、メッセージ

通信教育は、どうしても一人で学習するイメージですが、普段離れているからこそオンラインや対面スクーリングでの交流は貴重な時間です。大人になってから「学ぶ楽しさ」を実感できる良い機会になることを願っています。

 

 

ランドスケープデザインコース Mさん(和歌山県)


#ガーデン業界に転職からの入学 #死ぬ気で学ぶほど得られるものは大きい #ランドの学びと幼児教育をつなげたい #週末芸大



 
□自己紹介

在学時は大阪市内でしたが、今は和歌山県の南の方です。
お庭の設計施工、管理などなどと、ワークショップやクラフトなど、植物に関わることならなんでも手掛けています!
 □入学を決めたきっかけ、目的は?

もともと、全然勉強しないで転職でガーデン業界に飛び込んだので、目的は、一番は図面を描けるようになりたい。でした。本学の存在は知っていて興味はあったのもの、他の専門学校と悩んでいたのですが、先生のお話を聞いて「ここしかないな!」と。たしか、入学申込初日に願書出したと思います。ずっと文系できたのですが、京都という最高の地域で根本を学びたいと思いました。
 □入学してよかったこと、得たものは?

先生との出会いです。今でも多くの先生にずっとお世話になってます。
現役バリバリの方達が、授業してくださって、当時は打ち上げも来てくださって、そのまま雇ってもらった同期もたくさんいました。
こんなのは京都芸術大学の通信しかないと思います。

あとは、技術。私はデッサンとか、パースとか、イラレとか、狙い撃ちで選択科目をとりました。むちゃくちゃ描いたし、どんどん資料も作ったし、学ぶ→活用するで、本当に身についたと思います。そして、芸術やアートに関する拒否反応や苦手意識を払拭できたのも大きいです。
□日々の学習時間はどれくらいでしたか?

これは言っていいのか…。命を削るほどに勉強しました。
在学中にやむを得ず仕事でも独立したので、本当にしんどかったです。
毎日勉強というのは難しく、でも絶対2年で卒業と決めていたので、レポート締め切り直前は連日徹夜で仕上げました。
単なるレポートではなくて、デッサンとか、製図とかなので時間を要するものが多くて本当に大変でした。
レポートも、テキスト読み始めると興味のあることなので他の本も読みたくなって結局時間がかかる。
でもそれでよかったと思っています。
スクーリングも、翌日までの製作とかだと私は昼も取らず、帰っても徹夜、電車で寝て翌日プレゼンとかでした笑
それくらいやりたくなるような内容だったんです。
 □どのように学習時間を確保していましたか?

在学中は、せっかくなのでどっぷりランドスケープデザインに浸るのが一番だと思います。
私は勉強のために先生のところでアルバイトさせていただいたり。そうすると、必然的に頭はランドのことになるし、勉強のモチベーションになりました。

どうやって…? 気合いです。笑
 □学習の支え(モチベーション)は、なんですか?

絶対2年で卒業する、という決意だったかなぁ。
逃げ道を作らなかった。高い学費払うんだし、ひとの何倍も吸収してやると思ってました。

家族に、絶対途中で投げ出すからやめとけと言われたんですがなんとなく、絶対大丈夫と思えていましたね。
あとはやっぱり一緒に2年で卒業を目指してた同期。在学中に一緒にコンペにも出して賞もらって、いっぱい勉強もして、
必ず「王将」(京都瓜生山キャンパスの向かいに有り)で愚痴ってから帰って。あの子がいなければつまらなかったかな。
□これからの目標、夢

実は今また大学生です。3回目。
今度は幼児教育学に興味があって、出戻りで最初の母校の日本女子大で学んでいます。

語りきれないんですが、卒業制作で「ひとひら」っていうのをつくったんです。
すべてのひとに、それぞれの庭を持ってもらう、感じてもらう、
それがどんどん重なっていくと物理的なランドスケープもできるし、
心のつながりもできる、たったひとひらでも、その積み重ねをつくっていきたいなと。

実際、お庭をつくっていても、庭空間との関わり方を知らない人がほとんど。活用できない。
そして、お庭をつくるのって、子供ができて新築建てたからとか、こどもの登場する場面が多いんです。
なんかもったいないなと。で、植物のハードルを下げるために、ものすごい数のワークショップをしてみて、これはこどものときに庭と、植物と、関わっておくのがとても大事だなと。

大学在学中に草木染めに興味が湧いて、群馬の山崎先生の工房に通ったのも植物との関わりを身につけるためでした。

そこから結婚出産と私も状況が変わったけれど、ここはぶれていなくて、こどもがもっと普通に庭の草花で遊んだり
活用したりできる空間をつくりたいなと思いました。

まさに今土地を探しています。ひたすらにこどもが創作活動できる空間、庭は造園的にも、幼児教育学的にもきちんと設計されていて、
親もコーヒーとか飲んで居心地が良くて、気づいたら一緒に庭を活用している、そんな「場」をつくります。絶対に。

あとは、もう一度京都芸術大学に入って、今度は「染織」を学びたい。
ワタを育てて紡いだりしているので、そのあたりから何か。もう一度通いたいくらい、ほんとうに楽しかった大学です。
 □最後に入学検討者に向けて伝えたいこと、メッセージ

5割くらいの力でも卒業できるだろうし、本当に学ぶことは多いと思います。でも、ぜひ、命かけるくらいでやってみてほしい。
大人になって大学に入るのだから、色々思うことはあると思うけれど、完全に生徒として、全部を吸収すると思って臨むと、
卒制終わった時には、ものすごい自信と自己肯定感で満たされると思います。色々と盗まれやすい時代ですが、学んだことはとられない。
最高の先生たち、そして、通信ならではの豪華な同期と一緒にぜひランドスケープデザインに体当たりしてみてください!

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