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日本画コース

2022年05月10日

【日本画コース】鉛筆デッサンから100号本画制作まで! ~日本画コースの一年間~

日本画コース業務担当の山本雄教です。
新年度がスタートし、これから各スクーリングが続々開催されていきます!
今回は昨年度までのスクーリングを元に、日本画コースの一年間の流れを見ていただきたいと思います。

各スクーリングのリンク先では、より詳しい授業内容をご覧いただけます。
これから入学をお考えの方はもちろん、在学生の方も今後ご自身が受講されるスクーリングの様子をぜひご覧ください!

※より良い授業にするためにスクーリングの内容を変更する場合があります。ブログに書いている内容と受講される内容が異なる場合もあるかもしれません。
※今回写真を紹介しているのは主に対面でのスクーリングの様子になりますが、日本画コースではほとんどの授業をオンラインでも受講できる形になっています!

↓コースパンフレットはこちらからダウンロードしてください。

日本画コースパンフレット

日本画Ⅰ-1 鉛筆写生






入学した新入生が一番最初に受講できるスクーリング授業です。
日本画コースといっても、いきなり岩絵具や膠などを使った日本画制作を行うのではなく、これからの授業や課題の基礎になる、鉛筆写生の授業からスタートします。
http://tsuushinnihonga.blogspot.com/2021/05/blog-post.html

日本画Ⅰ-2 色鉛筆写生






色鉛筆をそのまま塗るだけではモチーフと同じ色にはならないので、様々な色を塗り重ねることで本物に近い色味を表現していきます。
こちらで描いた色鉛筆写生を元に「Ⅱ-1 水干・岩絵具による制作」で日本画制作を行います。
http://tsuushinnihonga.blogspot.com/2021/05/blog-post_24.html

日本画Ⅰ-3 制作の基本








ドーサ引き、水張りといった描く前の準備段階から始まり、水干絵具、岩絵具を使用した日本画制作の基本的な流れを学べる授業です。
始めて日本画の絵具を扱われる方も多いですが、ご覧のように素敵な作品に!
http://tsuushinnihonga.blogspot.com/2021/07/blog-post_27.html

日本画Ⅱ-1 水干・岩絵具による制作






 

「Ⅰ-2 色鉛筆写生」スクーリングで描いたカボチャとオクラの作品をもとに、F6号サイズの本画を制作をしていきます。「Ⅱ-1 制作の基本」のスクーリングで学んだ日本画材の扱い方をおさらいしつつ、さらに細かいことを意識しながら制作方法を学びます。
色鉛筆写生ではモチーフの野菜だけに着色したのですが、日本画制作では背景にも色を塗るので、下地からしっかりと絵具を塗り重ねます。
http://tsuushinnihonga.blogspot.com/2021/09/blog-post_28.html

日本画Ⅱ-3 模写制作






『百鬼夜行絵巻』を「上げ写し」という技法で模写していく授業です。
模写。といっても、お手本となる古典作品を単に写し取るだけではありません。その作品が作られた時代背景を知り、当時の素材・技法を知り、お手本をよく見て筆致や作者の思考までも読み解きながら写していくのが、日本画コースにおける模写制作です。
http://tsuushinnihonga.blogspot.com/2021/12/blog-post_10.html

日本画Ⅲ-1 植物写生






「日本画Ⅲ‐2 植物制作」の基となる写生を描く授業です。
植物は静物と比べて形が刻々と変化しますが、その限られた時間の中で、花の柔らかさ、軽やかさを感じながら、選んだ花のどこに惹かれたのか、本画制作に入るにあたり、どのような作品にするかを具体的にイメージ。2日間で、できる限り写生を行い、本画制作に繋がる写生を仕上げる事が目標です。
http://tsuushinnihonga.blogspot.com/2021/12/blog-post_49.html

日本画Ⅲ-2 植物制作






植物写生を基に、彩色、金箔を使用して作品を仕上げていきます。 今回の授業では、花を描くとともに、箔の様々な技法と表現方法を学び、今後の制作に広がりをもたすことも目標です。
http://tsuushinnihonga.blogspot.com/2021/12/blog-post_20.html

日本画Ⅳ-1 剥製写生






さまざまな種類の鳥の中から、これを描きたいというものを選んでいただき、これまで描いてきた静物や植物との違いを意識しながら色鉛筆で写生を行います。
ただ見て描くだけでなく、鳥の骨格や羽毛などの構造もしっかりと学び、次の「日本画Ⅳ-2」へ!
http://tsuushinnihonga.blogspot.com/2021/12/blog-post_77.html

日本画Ⅳ-2 剥製制作






「剥製写生」スクーリングで描いた写生を元に日本画を制作します。
鳥の羽毛一本一本まで描く細密描写など、これまでの基本的な描き方から一歩踏み込んだ表現方法に挑戦。またスポンジ・ペインティングナイフ・ラップなど筆以外の道具を使ったマチエール(絵肌)表現のレクチャーがあり、作品自体の雰囲気に影響する重要な工程である下地作りを学びます。
http://tsuushinnihonga.blogspot.com/2022/02/blog-post.html

日本画Ⅴ-1 人物写生






4日間のスクーリング中にモデルさんをお呼びし、人体を客観的に観察、40号の人物画草稿を仕上げていく授業です。
写生によって、人体の構造や特徴を捉えるだけではなく、人体を通して自分の想いを伝えられるようにする、絵画を創造する力を養うのが目標です。
http://tsuushinnihonga.blogspot.com/2021/06/blog-post_41.html

日本画Ⅴ-2、V-3 人物制作1、2






前回のスクーリングでの写生と草稿、小下絵を基に今回の作品を制作していきます。
人物制作は肌の質感を表現するのが難しいと感じられる方が多く、何度も絵具を重ねていく中で理想の表現に近づけていけるように頑張ります。
http://tsuushinnihonga.blogspot.com/2021/09/2.html

日本画Ⅴ-4 風景写生






風景写生は京都のみで開講されている科目です。
瓜生山キャンパスがある左京区を走る叡山電鉄の、出町柳駅から鞍馬駅・八瀬比叡山口駅までの広大なエリアから好きな場所を選んで写生をします。 自然の景色だけでなく、下鴨神社や鞍馬寺山門などの神社仏閣、線路沿いの街並みなど、描くことができる対象は様々です。
風景写生を元に次の「風景制作」スクーリングへと進んでいきます。
http://tsuushinnihonga.blogspot.com/2021/05/blog-post_82.html

日本画Ⅴ-5、Ⅴ-6 風景制作1、2






前回の授業で描いた写生をもとに本画制作を行います。まずは下絵を本紙に写すためのレクチャーからはじまり、下地塗りや絵具の重ね方、箔を使った多様な表現方法など先生方のデモンストレーションにより様々な技法を学ぶことができます。
http://tsuushinnihonga.blogspot.com/2018/08/blog-post.html

卒業制作








一年間をかけて、全6回のスクーリングとご自宅での制作で100号の自由制作を完成させます。そして3月の卒業制作展では充実した作品が並びます!
http://tsuushinnihonga.blogspot.com/2022/02/6.html

以上が一年間の間に日本画コースで行われるスクーリングになります。
順番に見ていくことで、入学後どのように成長されていくのかがご覧いただけたのではないでしょうか。
今年度も様々な学生の皆さんや作品とスクーリングでご一緒できるのが楽しみです!

日本画コースのことをもっと知りたいという方へ


今回は一部の記事をピックアップしましたが、この他にも科目ごとのスクーリング授業の様子や、日本画材の基礎知識など、ここでは紹介できなかった内容を詳しく紹介しています。

興味がある方はぜひご覧ください。

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