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空間演出デザインコース

2022年07月07日

【空間演出デザインコース】2022新入生 初めての対面スクーリング

みなさん、こんにちは。
空間演出デザインコース(空デ)研究室の籔下です。
新年度が始まって、はや3ヶ月が経ちましたね。


今回は2022年度の新入生が、初めて登校する対面スクーリング。
6月4日(土)と6月5日(日)に外苑キャンパスで開講された「デザインリテラシーT」の様子をご紹介します。



デザインリテラシーとは、その名のとおり「まずは空間演出デザインとは何かを理解しよう。」という科目です。
新入生の皆さんの中には、これからの芸大生生活に不安を感じておられる方も少なくないでしょう。
でも安心してください!
このスクーリングで、まずはこれから学びをすすめていくための基礎を習得して、その不安を解消しましょう!



空デでは、空間を「ヒトとヒトとの間」「ヒトとモノとの間」と捉えています。
そして、その空間で豊かに過ごすための「コト」までを含めて、横断領域的なデザインを学んでいきます。
つまりデザインの対象を「空間・モノ・コト」の3つに分類して考えているんですね。
今回の「デザインリテラシー」も「空間・モノ・コト」と「PC演習」の4部構成となります。

🔗空間演出デザインコース| 学科・コース紹介

まずはPC演習


学友達との自己紹介の後は、これからの学びに必要な学内LANへの接続と、Adobe Illustratorの演習として、自分の名刺をデザインしました。



新入生の中にはPC操作に不慣れな方も多くいらっしゃいます。デジタル制作の為のスクーリングも夏以降に開講されますが、ここではIllustratorの基本操作を学んで、今後の課題制作に活かしていきましょう。

「空間」のデザインワークショップ


担当は「頼れる准教授 川合先生」。
(五、七、五の17文字によって空間を演出する俳人です)

お昼休憩を挟んで、午後からは「空間」のデザインワークショップ。
題材として設定された敷地内で、小さな建造物とその周辺空間をデザインします。



まずはコンセプト(みどころ)の設定、ダイアグラム、ゾーニング、ブロックプランの順に考案していき、最終的にはスタディ模型を完成させました。

ここまでで1日目が終了。
完成した作品は合評会をおこなった後に教室の壁に貼って共有し、今後の学習の参考とします。
初めての対面スクーリングの緊張感で、皆さん少しお疲れの様子でしたね。
しっかり休んで明日も頑張りましょう。

「モノ」のデザインワークショップ


担当は「親しみのコース主任 岡本先生」。
(なぜかいたるトコロで「お腹がすこぶる弱い」とアピールします)

おはようございます。
空デのスクーリングは基本的に2日間です。
昨日で学友達ともうち解け、和やかに2日目がスタートします。

「モノ」のデザインワークショップはグループワークです。
みなさんにも身近な家具を題材にして、そのユーザーに適した価値を考案しました。
4名から5名のグループで、ひとつの作品を完成させます。



グループメンバーのひとりをユーザーに設定し、

観察・調査(ユーザー、設置する空間)
分析・構想
設計
提案・発表

のプロセスで、いくつもの素敵な家具の企画が完成しました。

これから切磋琢磨しながら学んでいく、学友達との共同作品ですので、思い入れもひとしおですね。

「コト」のデザインワークショップ


担当は「貫禄の副学長 上田先生」。
(岸和田をこよなく愛する、だんじりファイターです)

お昼休憩を挟んでの締めは「コト」のデザインワークショップ。
地域性を重視した対象物をひとつ取り上げ、その普及のために価値を正しく効果的に他者へ伝えるデザインに取り組みます。



「コト」のデザインとは様々な範囲に及びますが、今回はそのきっかけとなるポスターを作成しました。
初日に基本操作を学んだIllustratorを使って、対象物のキャッチコピーやメッセージを画像と組み合わせてまとめます。

おつかれさまでした。


いやあ、、、濃密な二日間でしたね。
そして疲れましたね。受講された皆さんの顔には、疲れが滲み出ていました。
我々教員も心地よい疲れです。
でもこの二日間で、空デでの学びのコツやノリを掴んでいただけたのではないでしょうか?

スクーリングには対面方式と遠隔方式の2種類がありますが、学友達とコミュニケーションによって刺激を受けながら、学ぶことが出来るのが対面スクーリングです。そこにはPC画面を通した遠隔では味わいにくい空気感がありますよね。それは作品の表現にも大きな影響があるはずです。
もちろん遠隔スクーリングにも様々な利点がありますので、個々の都合にあわせて履修していけるのが、通信教育の良いトコロです。
お疲れさまでした!
次回のスクーリングも楽しみましょう!

来年度以降の入学を検討されている方々にとって、このブログは参考になったでしょうか?
本学の通信教育部には、居住地はもちろん年齢や職業も様々な方々が入学してきます。
今回のスクーリングに参加された新入生の中にも、マーケッターやグラフィックデザイナーなど、すでにデザインに関わっている方も数名いらっしゃいました。一方でデザインアプリケーションを扱うのさえ初めての方が大多数です。
そんな生活背景の異なる学友達からの刺激が、学びの質を高めることに繋がるんですよね。
芸術大学のデザイン学科ってハードルが高いと思われているかもしれません。ましてや通信教育です。
不安を感じてしまいますよね。でも安心してください。ココだからこそ得られる学びが沢山ありますし、「デザインリテラシー」とはそんな不安を払拭するための科目でもあるんです。
来年の春に皆さんとお会いできることを楽しみにしています!

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▼動画:空間演出デザインコース紹介(教員インタビュー)

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