空間演出デザインコース
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2021年07月16日
【空間演出デザインコース】東京対面スクーリングの風景
こんにちは。空間演出デザインコース研究室の片岡サトシです。よろしくお願いします。
2021年7月。東京2020オリンピック競技大会の開催ももう少し。外苑キャンパス周辺は会場近くということで、ちょっと物々しさを感じる様子になってきました。
さて、今回ご紹介するスクーリングは「デザインリテラシー」と「ドラフティング」です。東京で実施された2つの対面スクーリングの様子をお伝えしようと思います。
現在はスクーリングも対面授業と遠隔授業を選択することができます。対面スクーリングは、作品の共有、意見を交換する事はもちろんですが、同じ教室で同じ雰囲気を体感できます。たとえ隣の人と会話していないとしても、作業に集中している気配、苦悩している気配を感じられる事までも刺激的に思います。
▪️ 空間演出デザインⅠ−1「デザインリテラシー」
リテラシーという名のとおり、デザインの基礎的な手法を学ぶスクーリングです。我々空間演出デザインコースでは、空間・モノ・コトと領域横断的にデザインを学びます。それら3つの領域のワークショップを通して、今後のデザインに共通するデザインプロセスを体験しました。
まだ入学して間もない7月、スクーリングの序盤でもあり、より皆さんと近く向き合えるように、本スクーリングは空デ研究室の教員で分担して実施しています。
空間のデザインワークショップ 川合健太 先生
モノのデザインワークショップ 岡本正人 先生
コトのデザインワークショップ 上田篤 先生
上田先生、岡本先生は普段は京都にいらっしゃるので、京都での授業の雰囲気も体験できたのはないでしょうか?関西のやんわりとした口調の授業をうけると「京都の大学にはいったんだなぁ」と感じるかもしれませんね。
・事前課題では、各々の決定的衝撃を受けたデザインをシートにまとめてもらいました。多様な視点におもしろいと感じると同時に、自分の想像の引き出しが増える実感があったのではないでしょうか?
・よりリアルにイメージできるように、空間のデザインワークショップ課題内の6メートル四方の大きさを伝えたいと壁へのマーキングを頑張る上田先生です。思いついたらやってみる!!フットワークを軽くして、思考を広げたいですね。
・空間のデザインワークショップでは「街角のあずまや」空間をデザインして最終的に模型にまとめました。模型があることで空間イメージの共有ができる事はもちろん、模型の制作過程でイメージとリアルのズレに気づき、より検討を重ねられる体験ができたのではないでしょうか?
・モノのデザインワークショップでは、グループワークで休むためのモノのデザインを行いました。椅子の設置場所の想定も自由なので、キャンパス内を歩きイメージを広げます。こんな時、仲間の様々な視点を刺激的に感じますよね。
・グループのデザインを1つのプレゼンシートにまとめます。自分の考えをどう伝えるか。皆の考えをどう引き出すか。グループワークの手法も、より良いデザインをしていくには身に付けたい技術ですね。
コトのデザインワークショップでは、「食でお国自慢」として、全国各地から受講されているみなさんのお国自慢の食べ物をひとつ取り上げ、その普及のきっかけとなるポスター作りに取り組みました。画像の問題もあってここでは写真でご紹介できないのですが、初めてAdobe Illustratorを使って、それぞれ魅力のあるポスターを作られました。最後には、50名弱の皆さんの作品を一気に上田先生が合評する、怒涛の鑑賞会で締めくくりです。受講生全員の考えに触れることができるのはスクーリングの最大の魅力ですね。
▪️ 空間演出デザインⅠ−2「ドラフティング」
建築や空間の設計において平面上の情報から空間を理解する図面読解力と、その情報を平面上に表現する作図能力とその逆である図面表現力は不可欠です。小規模の建築図面を参照し作図することで、設計製図の手順、表現の基礎技法を身に付け、空間を考える方法を身に付けます。

・2教室に分けて実施いたしました。それぞれの教室を担当いただいたのは、杉浦充先生(左)と寺崎悠真先生(右)
・先生方は日々設計業務をこなされていますので、より実践的な図面表現を伺うことができました。手が止まると集中力を削られるので、悩んだらすぐ聞ける環境は特に良いのではないでしょうか?
・空間演出デザインコースオリジナルの「空デハウス」と呼ばる住宅の図面資料を元にして、図面読解力、図面表現を学びます。
今の時代はパソコン(CAD)で図面を描くので、手書きで描く必要はないのでは?とお思いになるかもしれません。ですが、どちらも線が表現していることは同じ。線が表現していることは何かしっかり理解しましょう。両先生が同じく最初にお話されていたことでした。
手描きの作図が緊張する理由は、一度線を引いたら後戻りしにくいことだと思います。その緊張感がより深く図面表現に向き合う時間となったのではないでしょうか?
皆さん人生初の図面だっと思います。大切にしてみてはいかがでしょう?鉛筆のカスや消しゴム跡で汚れた図面が愛おしく思える日がくるかもしれません。
対面スクーリングは、同じ授業でも東京と京都では雰囲気が違います。私も在学中は気分を変えて遠征して授業をうけた経験があります。たった1、2回同じスクーリング受けただけなのに、長いお付き合いになっている仲間もいます!これもまた、互いに苦悩する気配を共有できる対面スクーリングの魅力のひとつかもしれませんね。
今後も空デでの学習の様子を紹介していきます。
過去のブログ記事でも空デのスクーリングの様子を紹介していますので、ぜひチェックしてみてください!
空間演出デザインコース| 学科・コース紹介
2021年7月。東京2020オリンピック競技大会の開催ももう少し。外苑キャンパス周辺は会場近くということで、ちょっと物々しさを感じる様子になってきました。
さて、今回ご紹介するスクーリングは「デザインリテラシー」と「ドラフティング」です。東京で実施された2つの対面スクーリングの様子をお伝えしようと思います。
現在はスクーリングも対面授業と遠隔授業を選択することができます。対面スクーリングは、作品の共有、意見を交換する事はもちろんですが、同じ教室で同じ雰囲気を体感できます。たとえ隣の人と会話していないとしても、作業に集中している気配、苦悩している気配を感じられる事までも刺激的に思います。
▪️ 空間演出デザインⅠ−1「デザインリテラシー」
リテラシーという名のとおり、デザインの基礎的な手法を学ぶスクーリングです。我々空間演出デザインコースでは、空間・モノ・コトと領域横断的にデザインを学びます。それら3つの領域のワークショップを通して、今後のデザインに共通するデザインプロセスを体験しました。
まだ入学して間もない7月、スクーリングの序盤でもあり、より皆さんと近く向き合えるように、本スクーリングは空デ研究室の教員で分担して実施しています。
空間のデザインワークショップ 川合健太 先生
モノのデザインワークショップ 岡本正人 先生
コトのデザインワークショップ 上田篤 先生
上田先生、岡本先生は普段は京都にいらっしゃるので、京都での授業の雰囲気も体験できたのはないでしょうか?関西のやんわりとした口調の授業をうけると「京都の大学にはいったんだなぁ」と感じるかもしれませんね。





コトのデザインワークショップでは、「食でお国自慢」として、全国各地から受講されているみなさんのお国自慢の食べ物をひとつ取り上げ、その普及のきっかけとなるポスター作りに取り組みました。画像の問題もあってここでは写真でご紹介できないのですが、初めてAdobe Illustratorを使って、それぞれ魅力のあるポスターを作られました。最後には、50名弱の皆さんの作品を一気に上田先生が合評する、怒涛の鑑賞会で締めくくりです。受講生全員の考えに触れることができるのはスクーリングの最大の魅力ですね。
▪️ 空間演出デザインⅠ−2「ドラフティング」
建築や空間の設計において平面上の情報から空間を理解する図面読解力と、その情報を平面上に表現する作図能力とその逆である図面表現力は不可欠です。小規模の建築図面を参照し作図することで、設計製図の手順、表現の基礎技法を身に付け、空間を考える方法を身に付けます。




今の時代はパソコン(CAD)で図面を描くので、手書きで描く必要はないのでは?とお思いになるかもしれません。ですが、どちらも線が表現していることは同じ。線が表現していることは何かしっかり理解しましょう。両先生が同じく最初にお話されていたことでした。
手描きの作図が緊張する理由は、一度線を引いたら後戻りしにくいことだと思います。その緊張感がより深く図面表現に向き合う時間となったのではないでしょうか?
皆さん人生初の図面だっと思います。大切にしてみてはいかがでしょう?鉛筆のカスや消しゴム跡で汚れた図面が愛おしく思える日がくるかもしれません。
対面スクーリングは、同じ授業でも東京と京都では雰囲気が違います。私も在学中は気分を変えて遠征して授業をうけた経験があります。たった1、2回同じスクーリング受けただけなのに、長いお付き合いになっている仲間もいます!これもまた、互いに苦悩する気配を共有できる対面スクーリングの魅力のひとつかもしれませんね。
今後も空デでの学習の様子を紹介していきます。
過去のブログ記事でも空デのスクーリングの様子を紹介していますので、ぜひチェックしてみてください!
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