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写真コース

2022年06月13日

【写真コース】在学生卒業生の活躍2022-1

みなさんこんにちは。写真コースの勝又公仁彦です。今年度も新しい学生を迎えて順調なスタートを切っています。引き続き新型感染症への警戒が続く作品発表には逆風の状況にありながら、それぞれに活動している在学生卒業生たちがいます。


山本美里さん(2019年度卒業)の活動をご紹介


今日は前2回の私の投稿に続きそんな在学生卒業生の活躍の数々から2019年度卒業生の山本美里さんの活動をご紹介いたします。2019年度の卒業制作「ここにいるよ-禁錮十二年-」にて医療的ケア児とその母親の抱える特別支援学校の現状を写真と言葉でまとめ、学長賞を受賞した山本美里さんは卒業制作の作品を発展、深化させて再構築し、展覧会と出版活動を続けています。

2021年11月には個展「透明人間-Invisible Mom-」が東京の林和美写真画廊にて開催されました。
🔗林和美写真画廊

 
「どんな子供でも当たり前に学校に通えるようになること。子供たちがどんな風に産まれてきても、私たち母親が自分たちの人生を諦めずに生きられる社会になることを願って、この作品を制作しました。医療的ケア児とその母親の抱える特別支援学校の「今」を知ってください。」

その切実な思いとユーモアのある表現が、徐々に浸透し、評判になっています。
林和美写真画廊の個展では同じく医療的ケア児の母である衆議院議員の野田聖子氏が来廊され、写真集「透明人間」を永田町こども未来会議のメンバーの方々に配布するなど、社会的な動きにも繋がってきています。

🔗毎日新聞掲載記事|「ママが人生を諦めず生きられる社会に 医療的ケア児の母が写真展」

毎日新聞会員限定記事のため、リンク先は記事冒頭のみの閲覧です。



また、先日2022年6月6日(水)~12日(日)には東京都・府中市美術館市民ギャラリーにて個展が開催されました。その後7月には神戸の日本在宅医療連合学会でのグループ講演と展示。11月12日、13日には札幌での展示とその活動が全国に広がっています。
府中市美術館での個展ではクラウドファンディングも行われています。興味のある方は覗いてみてください。(支援募集は7月3日(日)午後11:00までです。

🔗READYFOR|クラウドファンディング「医療的ケア児とその母親が抱える特別支援学校の「今」を伝えたい」



今回は山本さんのご活動の紹介のみでしたが、この他にも全国各地で多くの卒業生在学生が個展やグループ展、作品集の出版など、幅広く活躍しています。作家としてのみならず、写真コースで学んだ知見を元に様々な活動を続けている卒業生在校生たちの活動には今後も目を離せません。次回はもう少し早いペースで続きを投稿しますね。

他にも活躍する先輩多数。写真コース紹介ページの下部に卒業生インタビューも掲載されています。
🔗写真コ―ス紹介ページ



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