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歴史遺産コース

2022年07月15日

【歴史遺産コース】京都の大学で京都の歴史を学ぶ

みなさん、こんにちは。業務担当非常勤講師の岩田です。7月に入り、真夏日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか。

このブログでは、これまで、歴史遺産コースの様々な科目をご紹介してきました。本コースのユニークな特徴はいろいろありますが、その1つは、京都の歴史に関する学びに力を入れているという点です。2022年度の「芸術学科専門科目」・「歴史遺産コース専門科目」の中から、その科目群をご紹介します(あくまでも今年度の開講科目です)。

🔗歴史遺産コース|学科・コース紹介

京都御所 天皇の居所は、14世紀にこの場所に移り、固定しました。



スクーリング科目

①京都の歴史
古代から近世までの京都の文化史について学びます。
Zoomによる講義。

②京都学研修1(平安京の歴史と信仰)
平安京造営時の構造と平安時代の宗教文化とについて学びます。
動画による講義。
平安宮跡、東寺、大将軍神社、北野天満宮などをフィールドワーク。

③京都学研修2(京都の祭り)
京都の都市民による祭礼の歴史について学びます。
動画による講義。
宵山の日に、八坂神社(祇園社)、旅所、祇園祭の山鉾町などをフィールドワーク。

④歴史遺産フィールドワーク2(京都大原を訪ねて)
京都大原の歴史と文化について学びます。
動画による講義。
勝林院、来迎院、三千院、寂光院などをフィールドワーク。

⑤歴史遺産II-4(世界遺産 比叡山延暦寺)
比叡山延暦寺の歴史と文化について学びます。
現地での講義。
比叡山の東塔、西塔、横川などをフィールドワーク。曼荼羅供に臨座して聲明を拝聴。

 

テキスト科目

①京都学入門
テキスト『京都学』を通じて、京都の歴史を学びます。

②歴史遺産学基礎講義(京都学)
テキスト『京都学』と歴史辞典類を用い、京都の歴史と歴史に関する基礎的事実の確認方法とについて学びます。

いかがでしょうか。政治都市としての京都の歴史だけでなく、京都で育まれた信仰や芸術、京都で暮らす人々の生活といった文化的側面について掘り下げた科目も多く、立体的に京都の歴史を学ぶことができます。

スクーリング科目の講義やテキスト科目では、基本的な知識を習得します。そして、各フィールドワークでは、実際に現地を歩くことで、文字情報や地図だけではわかりにくい地理的な特徴や周囲の環境も理解し、歴史が刻まれてきた空間の雰囲気を体感します。遺跡などの場合、そこで目にする風景は、当時からすっかり変わっている場合もあるでしょう。しかし、講義やテキスト科目によって知識を身につけた上で、その場に立つと、何の変哲もない目の前の風景の先に、過去の風景を想起することができます。

鴨川 丸太町から上流を望む。



京都の歴史に触れることができるのは授業だけではありません。京都の瓜生山キャンパスへの行き帰りのバスの車窓から見える風景や、大学から眺望できる京都の市街。スクーリングの前後にがんばって足を伸ばして、訪れる場所。そこかしこに歴史の積み重ねられており、新たな発見があることでしょう。

もちろん、京都以外の多くの場所でも、様々な歴史が刻まれています。本コースでは、みなさんがお住まい周辺の歴史と向き合い、歴史を深く掘り下げるための知識や技術を学ぶことができます。

私たちと一緒に、土地に刻まれた長い長い歴史を辿ってみませんか?

上御霊神社 平安時代の初めに非業の死を遂げた早良親王(崇道天皇)が祀られています。室町時代には、ここでの合戦が発端となり、11年にも及ぶ応仁の乱戦が始まりました。



🔗歴史遺産コース|学科・コース紹介

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