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通信教育課程 入学課

2022年02月05日

【卒業生たちが語る!通信教育部の日々 ①】~芸術学科 歴史遺産コース・和の伝統文化コース編~

前回1月のオンライン入学説明会では本学通信教育部の学科・コースの卒業生たちに在学中の学習や思い出、体験談を語っていただきました。一部を抜粋してご紹介いたします。本記事では以下コースの卒業生の体験談をご紹介します。

  • 芸術学科 歴史遺産コース(週末芸大)

  • 芸術学科 和の伝統文化コース(週末芸大)


 



     

    歴史遺産コース Kさん(東京都)




    #3年次編入学 # 関東在住  #歴史好きが高じて #博物館学芸員資格 #大学院博士課程



    3年次編入学で本コースを卒業後、本学通信制大学院 芸術環境研究領域 (文化遺産・伝統文化分野)に進み修了。現在は、さらに博士課程に在籍し研究を続けています。

     

    □入学を決めたきっかけ、目的は?


     元々歴史が好きでしたが、実家が鎌倉の隣の逗子でしたので、小学校で鎌倉を歩くクラブに所属、中高では郷土研究部、大学では史蹟研究会に入り、学生時代全般で神社仏閣・史蹟など歴史に縁のある場所を巡る活動をしていました。また、職場で最初の配属先が美術ギャラリーだったことから、美術にも関心が向き、20代以降美術館にも足を運ぶようになります。

    30代以降は、管理部門に異動したため、仕事とライフワークが離れてしまいましたが、40代になり、仕事とライフワークの一致を考えるようになりました。そこで、将来的に歴史遺産に関係する活動をする上での準備として、まず趣味ではなく本格的に歴史遺産を学びたいと思い、仕事をしながら学べる通信教育の大学を考え始めました。自分は学卒でしたが経済学部であり、大学で歴史を学んでいなかったことも一因の一つです。また、将来の活動のために学芸員資格を取得したいという希望もあり、最終的に、本学の歴史遺産コースに入学しました。

    □入学してよかったこと、得たものは?


     よかったことは、研究者への道を切り開くことができた事です。卒業研究をやり遂げた時、「研究者を志したい」という思いに目覚めました。元々、将来的に歴史遺産に関係する活動を考えていたため、スキルアップとしての大学院進学は、入学前から念頭にありました。ただ、当初は研究の道に進むことは考えていませんでした。しかし、卒業研究を進める中で、自分の研究を深めていくことの楽しさを知りました。

    歴史遺産コースでは、「学習」だけでなく、もう一つの柱「研究」も重視されており、特に研究方法を一から学べる論文研究の科目はその真骨頂です。私も論研基礎で初めて研究のやり方を知り、そこから論文研究、卒業研究を経て無事に卒業論文を仕上げるに至りました。そして、研究の基礎を叩き込んでいただいたお陰で、その後も研究を進めることができています。「研究」についてもしっかり学ぶことができる点は、歴史遺産コースに入学して本当に良かったことだと思っています。

    得たものは、出会いでしょうか。先生との出会い、学友との出会い。歴史遺産コースは、先生や学友たちと交流する機会を多く設けています。先生とは、非常に距離が近いと思います。学習について分からないことがあれば、なんでも相談できる存在でもあります。また、学友の存在は、孤独になりがちな通信教育での学習にとって非常に重要です。また、歴史遺産コースはOB会も組織されていますので、卒業後も先生や学友との繋がりが途絶えません。私も、大学院に進学した今でも、研究で行き詰ったときは、学友の助けを得ています。先生や学友たちと出会えたことは、私の財産になっています。

    □日々の学習時間やスケジュールは?


     1日平均2時間ぐらいでしょうか。

    仕事と両立していた1年目は、21時~23時頃が学習時間でした。

    仕事を退職した2年目以降は、一日平均6時間ほどを学習に費やしていましたので、3年目に卒業することができました。

    スケジュールは、まずスクーリング科目の日程を確認し、受講が決まったスクーリング科目の開催日とレポート締切日をスケジューリングします。大体、レポート締切日前3日間程度はレポート作成にあてます。その上で、空いた期間にテキスト科目をこなす予定を入れていくというイメージです。

    □学習の工夫やコツはありますか?


     私は、自宅が学習できる環境ではなかったため、近隣の自習室を契約し、そこで学習していました。(院生の現在も継続中です)そこに行ってしまえば、学習に集中せざるを得なくなりますので、私的には、まず学習環境を整えることが時間の確保につながりました。

    今は、コロナ禍の副産物としてコワーキングスペースも増えています。もし、ご自宅が学習できる環境にない方には、外部に学習環境を確保することをお勧めします。

    □学習継続のモチベーションは、なんですか? 


    最初スクーリングを受けた時は、最初の学生時代以来約20年ぶりの講義でありましたし、懐かしくもあり、新鮮でもあり、自然にモチベーションが高まりました。その後、2年目に仕事を辞めてからは、将来的に歴史遺産に関係する活動をするという目的がより明確となったため、真剣に各科目に取り組みました。更に3年目に大学院への進学を現実的に捉えてからは、卒業研究を仕上げることに邁進しました。私の場合、三年間、目標が明確だったこともあり、また、ライフワークでもある好きな分野でしたので、特にモチベーションの低下を招くことなく、自分の意思でやり遂げることができたと思います。

    □これからの目標、夢


     私は未だに学生を続けております。歴史遺産コースを卒業後、本学大学院通信教育の修士課程を修了し、現在は、本学大学院の博士課程に在籍しています。歴史遺産分野のままに博士課程まで来たのは私がパイオニアらしく、責任は重大です。歴史遺産コースOBとして恥ずかしくない博士論文作成のため、日々、石神先生の厳しいご指導の元、研究に励んでいます。現在の目標は、とにかく博士論文を完成させることです。そして、地元鎌倉を基盤としつつ、全国の史蹟について論じていく研究者となることが私の夢でしょうか。

    □最後に入学検討者に向けて伝えたいこと、メッセージ


     学部卒業から早いもので5年が経ちますが、大学院に進学したこともあり、未だに歴史遺産コースは大変身近な存在です。歴史遺産コースの皆さんは、大多数の方が「学習」を目的に在籍されています。興味のある分野について、その知識を深めていく過程は、実に楽しいものです。また、歴史遺産コースは、その学びを後押しする充実した科目群にあふれています。

    また、「学習」だけでなく「研究」についても卒業研究でしっかり取り組むことができるので、私の様に、修士・博士課程と大学院で研究を進めることもできますし、進学されなくても、地元で歴史遺産に関連する活動をされている卒業生が大勢おられます。歴史遺産コースでの研鑽が、卒業後も人生の大いなる糧となりますので、是非入学をご検討ください。

     

     

    和の伝統文化コース Iさん(東京都在住)




    #3年次編入学 #大学院修士課程 # 関東在住  #職業と学びのテーマを融合 #博物館学芸員資格


    ■自己紹介


    3年次編入学で5年在学し、2020年度に卒業しました。ブライダル業に従事しています。

    ■入学を決めたきっかけ、目的は?


    1伝統文化と婚礼文化の比較をしたかった

    2くずし字を読み下して家にあるモノを読んでみたかった

    ■入学してよかったこと、得たものは?


    数えきれません!知識の深さは勿論のこと、一流の先生方から学べたこと、興味があっても入れない場所で学習できたこと、巷にあふれた情報でなく本質を知ることができた。大人になり教養豊かな仲間に恵まれたこと、自分の輝く未来構想。

    ■日々の学習時間やスケジュールは?


    仕事のスケジュールに合わせて、繁忙期とそうでないときの年間計画を作りました。1日1時間以上はしていますが苦ではなく習慣になりました。

    ■学習の工夫やコツはありますか?


    1日のタイムスケジュール優先順位の明確化をしメリハリをつけました。

    ■学習継続のモチベーションは、なんですか?


    自分の探求心です。知りたい楽しいという気持ちは折れることがありませんでした。本当に楽しい!

    ■これからの目標、夢


    現在は大学院に進み更に研究を継続していますので、まずは修士論文完成をしたいです。

    仕事にも大いに生かされていますので益々活躍の場も広がると信じています。論文完成後は日本中の婚礼事例をまとめます。

    夢は「婚礼文化博物館」を作ることです。その為に「博物館学芸員」資格も習得しました。この夢も在学中に出来た夢です。

    ■最後に入学検討者に向けて伝えたいこと、メッセージ


    初めは自分の時間がとれるか?大学の授業についていけるか?不安が大きいと思いますがこれから得ることや開かれる未来は、今想像もできないものだと思います。私も仕事、家事もありました。時に体調を崩したこともありました。そんなときこそ「学ぶもの」があってよかったと感じました。

    家族や周りの人達も一生懸命取り組む姿に協力してくれるようになります。同じ志をもつ素晴らしい仲間に大人になってから恵まれるなんて思いもよらない幸せでした。これは年齢に関係なく皆が口にする喜びです。

    もう一度通いたいくらい入学して良かったと心底思います。是非素晴らしい未来を手にしてほしいです。

     

    【卒業生が語る!通信教育部の日々②】~芸術学科 芸術学コース・文芸コース・アートライティングコース編~


    【卒業生が語る!通信教育部の日々③】~美術科 陶芸コース・染織コース・写真コース編~


     

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