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ランドスケープデザインコース

2022年09月28日

【ランドスケープデザインコース】ひたすら手を動かして、アイデアを形に。住宅庭園の設計制作

こんにちは。業務担当の藤津よりお届けします。7月初旬に行われたランドスケープデザインII-2という授業の様子をお届けします。これは1,2年次相当の授業で、30名近い学生が初めて住宅庭園の設計を経験しました。

南側に道路が接している敷地は約 300 ㎡。家の配置やレイアウトはほぼ決まっていて1台ないし2台分の駐車場を配置することも条件です。施主家族については細かい指定はありませんが、周辺の状況について説明があり、与条件から考えられる最適な庭園は何かを提示してもらいます。

🔗ランドスケープデザインコース| 学科・コース紹介



スクーリング前の事前課題として、あらかじめエスキース(製図段階より前のラフな描画)が課されています。授業本番で講師の先生から概要説明を受けたあと、学生は再度エスキースを重ねて検討します。デザイン細部を詰めながら、平面図(庭園を真上から見た図)や断面図(庭を真横から見た図)を作成。植栽のみならず、園路や舗装の素材、地面や階段の高低や勾配、水の流れや景石などを描きます。色鉛筆などで着色して質感を表現できたら、テーマやコンセプトを書き加えてプレゼンテーションをします。講師の先生は相談をうけたり解決が必要になりそうな箇所を指摘したりして、より良いプランとなるように学生を指導します。



プランができあがったら、合評の時間です。どのようなことを考えてデザインしたのかどのような講評がなされるのか、成果が問われる緊張の時間です。学生それぞれにプランコンセプトやデザインの工夫を説明してくれました。三世帯や近所との交流を提案するもの、四季折々の花木を提案するもの、水辺や園路で庭を周遊するもの。いろいろなアイデアやテクニックを知ることで互いに刺激になりました。



今回の講師の先生はNHK趣味の園芸その他、さまざまなメディアへのご出演のある経験豊富な一流の先生。先生個人の経験談も交えて勉強になる話を伝えてくれました。仕上がりについては特に厳しい指導もありますが、学生の成長を願ってより実践的な指導が行われました。

施主の希望をかなえ、自身の表現を社会と結びつけながら心安らぐ空間を提案できる庭園デザイン。制作はどんな道具や方法で行っているのでしょうか?

下記の記事では製図の初手を動画でお見せしています。ぜひご覧ください。

 

【ランドスケープデザインコース】製図用具の使用法や建築物・地形・樹木などの図面描法を学ぶ「デザイン基礎1(設計製図基礎)」


 

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