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イラストレーションコース

2022年10月16日

【イラストレーションコース】資料写真を観察しよう!(ケーキ編)



こんにちは。
イラストレーションコース研究室のkaitoです。



イラストを描く際、資料写真を「よく観察して描こう!」ということはよく聞きますが、「集めた資料をどう見たらいいんだろう?」と思うことはありませんか?



今回はケーキの資料写真を使って私なりの観察方法を解説してみようと思います!

①モチーフのデティールを観察する




まずはモチーフの形やつくり、色味などを把握するために、資料写真を観察します。イチゴは円錐っぽい形をしていることは写真を見なくても想像できる人も多いと思いますが、タネの向きまで見ないで描くのは難しいと思います。また、ブルーベリーはまんまる(正円)ではなく、少し潰れた形をしています。イチゴもそのままとゼリーがかかっている場合とでは、表面の凹凸の見え方が異なります。ケーキのスポンジとスポンジの間には、イチゴとクリームの他に、ジャムのようなものが挟まっていることが多いです。この様に、形や色味を細かく観察し、モチーフのディテールがわかると、正確な描写に繋がります。

②光の当たり方を観察する




次に、立体感を表現するため、どこから光が当たっていて、どういう風に影ができるのかを把握することも、資料写真を観察する上で重要です。左のショートケーキの写真では、ケーキの右手前からも光が当たっているため、右手前のケーキ側面が一番明るくなっています。右の丸いベリーケーキの写真では、やや手前側のほぼ真上から光が当たっており、イチゴやブルーベリーのほぼ頂上部分に一番強いハイライトが入っています。また、ほぼ真上から光が当たっているので、側面は全体的に暗くなっています。

複数の資料写真を参考にするときは、このように光源の位置が違う場合があるので、ハイライトや影を入れる場所に注意が必要です。

光を観察しモチーフの立体感がわかると、魅力的な描写に繋がります。



いかがでしたでしょうか?自分が気づいていないことをイラストに反映することはなかなかできません。ぜひみなさんも資料写真をじっくり観察し、文章に書き出すなどして観察眼を養ってみてください。

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