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染織コース

2022年11月05日

【染織コース】スクリーンプリント・初オンラインスクーリング!

みなさんこんにちは染織研究室の梅崎です。

今日は、染織コースの選択授業「スクリーンプリント」の初オンライン授業を開催しましたのでこちらの様子を報告したいと思います。

スクリーンプリントの歴史


スクリーンプリントは、ステンシルや型紙を使用した、型染めなど染物に見られる技法などが起源だと推測します。しかしこの技術自体の歴史は新しく、19世紀にヨーロッパでその技術が考案され、20世紀初頭にイギリスでスクリーン印刷技術として確立されることとなりました。

この技術は、素材を問わずに大量印刷が可能であることから、商業媒体の分野で発展することとなりました。その後、美術作品の制作にもこの技術が用いられるようになり、徐々に現代アートの分野にも浸透することとなりました。

京都市京セラ美術館で開催中の「アンディ・ウォーホル・キョウト / ANDY WARHOL KYOTOでもスクリーンプリント技法の作品を見ることができます。

https://kyotocity-kyocera.museum/exhibition/20220917-20230212

スクリーンプリント・スクーリング


こちらのスクーリングでは、オリジナルのプリント図案を考え、それを使用して版下制作、色糊作りを経て手拭いを制作します。道具は捺染台、駒ベラ、染料、糊、スクリーン枠、などなど染織は技法によって道具が変わり、素材によって染料も変わります。

さて、オンライン授業ではどのように繰り広げられるのでしょうか?まず、教員達は撮影スタジオばりに配信教室をレイアウトします。

配信教室



道具の使い方は手加減や角度が大切ですので、カメラやiPadを使用してわかりやすい角度での撮影をしました。

手元の撮影



教員は大画面に投影した画像でも常に確認しながら授業を進めていきました。

大画面でチェック



画面は2画面が一度に写るようにしています。これは、デザインの確認をしています。プリントの場合はリピートがとても大切ですので、重要ポイントになります。

2画面でわかりやすく 1



2画面でわかりやすく 2



版下を制作します。こちらは教員も一緒に制作しそれを画面に写し手元を見ながらの制作となりました。学生にも事前にリクエストしておいて作業の手元が見えるように工夫をお願いしています。

お陰様できめの細かい指導が出来ました!

学生も手元を随時撮影



版下ができたら刷っていきます。

摺ります



どきどきのオンライン授業でしたが、とっても有意義な時間を過ごす事が出来ました。学生の皆様お疲れ様でした!

オンライン授業でよりわかりやすくお伝えする為に染織コースでは様々な工夫をしています。対面授業とは違う一体感や温かみを感じるのも染織コースならではかもしれませんね!

 

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