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イラストレーションコース

2022年12月16日

【イラストレーションコース】わずかな手間でクオリティを上げよう!(レンガ壁編)

こんにちは。イラストレーションコース研究室のkaitoです。


イラストを描く際に「それらしく描いているのに何か物足りない」と思うことはありませんか?少し加筆をしてディテールを詰めることで、イラストのクオリティを上げましょう。
今回はレンガ壁のイラストを使って解説してみようと思います!

①とりあえずレンガ壁と認識できる状態



最低限レンガと認識できるくらいの状態です。レンガごとにざっくり色ムラを再現して、均一な線で目地を描いています。リアル目なイラストでも遠景であればこれくらいで十分ですが、近景だとレンガが綺麗すぎるのが気になりそうです。新品のレンガで作られたばかりに見えますね。

②割れ欠けのあるレンガ壁



風雨に晒されるレンガ壁は風化するので、レンガの角や縁は少し削れています。また、端だけでなく表面にもヒビが入ったり、小石がぶつかって小さな凹みができたりします。さらに、大昔のレンガ壁の場合はレンガ自体が手作りのため、元々そんなに角や縁が綺麗な直線ではありません。こういった点を考慮して、①→②では、レンガの角をわずかに丸くしたり、縁をガタガタさせたり、表面に傷をつけたりしました。

③立体感のあるレンガ壁



レンガ壁のレンガと目地にはわずかに段差があり、レンガが目地より少しだけ手前に出ています。今回のイラストでは右上に光源がある想定でハイライトと影を入れています。レンガと目地の段差を、ほんのわずかなハイライトと影で表現するだけで、ぐっと立体感が出ました。

いかがでしたでしょうか?人工物は直線ツールなどを使用して描くと簡単に作画できますが、そのままでは綺麗すぎて嘘っぽくなりがちです。実際にはそこまでエッジがシャープでなかったり、継ぎ目にわずかな段差や隙間があったりします。最後に少しだけ手間を加えてディテールを詰めることで、クオリティが上がります。
みなさんもぜひ、あとひと手間に気を配ってみてください。

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