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2023年01月14日
【建築デザインコース】建築模型を作ろう!名作!ルイス・カーンのフィッシャー邸を作る
皆さんこんにちは。建築デザインコースです。
今回は12月3,4日に行われた、立体表現(東京対面)の授業の様子をご報告します。
立体表現は、アメリカの巨匠、ルイス・カーンの「フィッシャー邸」の模型制作を行う授業です。
ルイス・カーンは、アメリカのキンベル美術館やソーク研究所など比較的大きな建物の設計で有名ですが、同時にいくつかの住宅作品も手掛けています。
日本に作品はありませんが、いつかアメリカに行って実物を見てみたいものです。
この授業では、模型制作の仕方を学ぶと共に、巨匠建築家の名作住宅を制作することで、模型から空間を読み取る+表現する方法を学ぶ授業です。
授業では基本的な模型の作り方、模型材料の説明と共にルイス・カーンやフィッシャー邸の説明も行ないます。
制作するのは1/200の敷地模型と1/100の建築模型と模型箱の3つです。



1/200の敷地模型は、建物と道路と川との関係や全体の地形感を表現しつつ、スリーピングキューブとリビングキューブが45度に振られ合わさった建物の外形がよくわかります。
1/100の建築模型は、板張りの外壁を表しつつ周りに木を植えることで、実際の質感・素材感に近い外部空間を表現表現します。1/100というスケールは、1/1のスケール感とリンクしやすい縮尺でもあるので、内部空間を感じることもできます。
模型箱はその2つの模型を保管し、持ち運ぶことができます。
以上3つ(模型2つ+模型箱1つ)を2日間で作るという、かなり内容の詰まったハードな授業です。
皆さん、大変集中して作業されていました。


初めての模型製作では、部材を切って、組み立てて、、、
今作っているのは1/200だったかな?1/100だったかな?どっちが大きいのか?どんどん混乱して、
この、こまこました小さいものたちが、「ただの物体」に思えてしまうと思います。
しかしながら、この授業で一番理解してほしいことは、この模型には「空間」があるということです。
ルイス・カーンのフィッシャー邸は、この世界に1/1で建っている、現実にある建物なのです。
皆さんの周りにある建築(建物)で、縮尺が1/2であったり、ましてや1/100である建物はないと思います。
建築(建物)は1/1でしかありえないのです。
ではなぜ建築を考える際に、1/100や1/200に尺度を下げて考えるのでしょうか。
答えは簡単で、1/1でのスケールで図面を描いたり、模型を作成することが困難だからです。
ただそれだけのことです。
実はこの単純なことが、頭では分かっていても、体感として繋がらず、実際に社会に出て、自分の設計で建物を建ててみないと腑に落ちなかったりします。
この授業では、建築模型の作り方や模型材料を学ぶと同時に、『建築模型』とは1/1の建築を想像(創造)するものだと、少しでも感じて頂ければと思います。
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入学説明会は12月~3月まで毎月開催します。最新情報は上記説明会ページをご確認ください。
今回は12月3,4日に行われた、立体表現(東京対面)の授業の様子をご報告します。
立体表現は、アメリカの巨匠、ルイス・カーンの「フィッシャー邸」の模型制作を行う授業です。
ルイス・カーンは、アメリカのキンベル美術館やソーク研究所など比較的大きな建物の設計で有名ですが、同時にいくつかの住宅作品も手掛けています。
日本に作品はありませんが、いつかアメリカに行って実物を見てみたいものです。
この授業では、模型制作の仕方を学ぶと共に、巨匠建築家の名作住宅を制作することで、模型から空間を読み取る+表現する方法を学ぶ授業です。
授業では基本的な模型の作り方、模型材料の説明と共にルイス・カーンやフィッシャー邸の説明も行ないます。
制作するのは1/200の敷地模型と1/100の建築模型と模型箱の3つです。



1/200の敷地模型は、建物と道路と川との関係や全体の地形感を表現しつつ、スリーピングキューブとリビングキューブが45度に振られ合わさった建物の外形がよくわかります。
1/100の建築模型は、板張りの外壁を表しつつ周りに木を植えることで、実際の質感・素材感に近い外部空間を表現表現します。1/100というスケールは、1/1のスケール感とリンクしやすい縮尺でもあるので、内部空間を感じることもできます。
模型箱はその2つの模型を保管し、持ち運ぶことができます。
以上3つ(模型2つ+模型箱1つ)を2日間で作るという、かなり内容の詰まったハードな授業です。
皆さん、大変集中して作業されていました。


初めての模型製作では、部材を切って、組み立てて、、、
今作っているのは1/200だったかな?1/100だったかな?どっちが大きいのか?どんどん混乱して、
この、こまこました小さいものたちが、「ただの物体」に思えてしまうと思います。
しかしながら、この授業で一番理解してほしいことは、この模型には「空間」があるということです。
ルイス・カーンのフィッシャー邸は、この世界に1/1で建っている、現実にある建物なのです。
皆さんの周りにある建築(建物)で、縮尺が1/2であったり、ましてや1/100である建物はないと思います。
建築(建物)は1/1でしかありえないのです。
ではなぜ建築を考える際に、1/100や1/200に尺度を下げて考えるのでしょうか。
答えは簡単で、1/1でのスケールで図面を描いたり、模型を作成することが困難だからです。
ただそれだけのことです。
実はこの単純なことが、頭では分かっていても、体感として繋がらず、実際に社会に出て、自分の設計で建物を建ててみないと腑に落ちなかったりします。
この授業では、建築模型の作り方や模型材料を学ぶと同時に、『建築模型』とは1/1の建築を想像(創造)するものだと、少しでも感じて頂ければと思います。
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