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写真コース

2023年02月10日

【写真コース】卒業制作 最終審査の様子

みなさん、こんにちは。写真コース教員の河田憲政です。まだまだ寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。

今年度のスクーリングも残すところあとわずかとなりました。卒業制作は1月に東京と京都の各キャンパスにて最終審査が行われました。3月には卒業制作展が開催されますので、ご案内も含めてその時の模様をお伝えします。

卒業制作のスクーリングは1年を通じて全6回行われます。                                        「卒業制作(実習1)」は遠隔授業で開講され、「卒業制作(実習2)」以降は対面授業もしくは遠隔授業での受講が可能となっています。対面授業は京都瓜生山キャンパスと東京外苑キャンパスで開講されるので、どちらのキャンパスか選択して受講していただけます。

卒業制作では、これまで学んできた成果と自分の研究や制作の集大成としてそれぞれが掲げるテーマや目標に向かってリサーチや撮影を行い、各回のスクーリングを通じて教員とのディスカッションも重ねながら作品制作に挑みます。最終的には学内はもとより、学外、一般社会に向けて発信するそれぞれの代表作ともなります。今年度は過去最多60名を超える受講生数となりました。 

121日、22日の東京外苑キャンパスでの様子です。最終審査を迎えて会場では緊張感も漂っていましたが、最後までベストを尽くされた力作ばかり、今年度も個性豊かで興味深い作品が並びました。

制作された写真集やプリント、リサーチ内容をまとめたものを交えながらプレゼンテーションを行う方もいらっしゃり、多彩な写真表現に触れることができました。

撮影と検証、仕上がった写真の取捨選択を繰り返しながら時間をかけてまとめ上げられた作品の中には、枚数的にもボリュームを感じさせるものもあり見応えがあります。

また、プリントサイズを大きくして、被写体のディテールや質感など細やかな情報も含めて効果的に写し出すことで、説得力が増された作品も多く見受けられました。これは、撮影から画像調整まで総合的に高いスキルが必要となり容易ではありませんが、作品によっては欠かせない技量となります。粘り強くコツコツと積み上げてきた成果も作品を通じて垣間見えます。

リントを仕上げるために、サイズはもちろん色味やトーンの調整、用紙の選別も含めてイメージを構築させるための要素を丁寧に細分化して取り組むだけでなく、自身が伝えんとする内容に応じてどのように写真を並べて構成するか、見せ方についてもそれぞれに工夫が施されています。先生方も仕上がりを細部まで確認しながら審査されていました。

中には作品のコンセプトや世界観がより鑑賞者に伝わるように、写真を壁面に配置されたものもあり、それぞれに拘りを感じさせる仕上がりとなっていました。壁面を使用した展示により近い状態をイメージすることもできますね。

最後に各先生方から総評もいただき終了となりました。やり遂げてホッとしている方、新たな課題や目標が見えてきた方など様々ではあるかと思いますが、最終審査を終えられた受講生のみなさん本当にお疲れさまでした。

ここからは、卒業制作展に向けて展示する作品の額装も含めた準備や調整などをしっかり進めていきましょう。

今回お伝えした最終審査を終えた作品は3月12日~19まで京都瓜生山キャンパスで開催される「卒業・終了制作展」にて展示されます。在学生や卒業生はもちろん、写真コースに興味を持たれている方も、ぜひ足を運んでください。作者が写真で何を表現しようとしているのか、直に作品と対峙できる貴重な機会でもあります。

また、今年度も並行してWEB上でも作品を見ることができるWEB卒業・終了卒業制作展3月12日~31日に開催されます。

 

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入学説明会は12月~3月まで毎月開催しています。写真コースは2/18(土)13:30~と3月度の説明会が最後です。最新情報は上記説明会ページをご確認ください。



 

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