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建築デザインコース

2023年03月14日

【建築デザインコース】卒業・修了制作展の設営の様子

みなさん、こんにちは。建築デザインコース研究室です。
1月末の卒業生発表会を経て、70名の学生さんが出展する卒業制作展が始まりました。実物展とWEB展の2つがありますので、学びの集大成をぜひご覧ください。

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■2022年度「京都芸術大学 通信教育課程 卒業・修了制作展」
日時:2023年3月12日(日)~19日(日) 11:00~18:00(最終日は16:00まで)
会場:京都芸術大学 瓜生山キャンパス(京都市左京区北白川瓜生山2-116)
入退場:入退場自由(予約不要)・入場無料

詳細:https://www.kyoto-art.ac.jp/events/2373

■WEB卒業・修了制作展:https://www.kyoto-art.ac.jp/t/graduationworks/ (3月31日(金)18:00まで公開)
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今回は卒業制作展の設営の様子をお伝えします。
2月初めの最終提出の後も、模型や図面を卒業制作展に向けてブラッシュアップしたパネルや模型が続々と集まってきました。京都での受講者はもちろん、東京で受講していた学生さんも参加して設営が始まりました。





会場は普段は教室として使っている部屋ですが、卒展のために展示用の壁と照明を設え展覧会会場として衣替えをします。出展するのは学生一人につき、成果をまとめたA1パネル4枚と模型です。まずは、パネルを設置するための墨出し(位置決め)を行い、それを頼りにパネルを貼っていきます。作業は、和気藹々と協力しながら賑やかに進みますが、墨出しが得意な方や釘打ちがとても素早い方など、授業中にはわからなかった意外な特技が発揮され、思いのほかスムーズに進みました。


パネルの位置が決まったら、模型を設置します。運搬のために分割していた模型や、途中で壊れた模型もこの段階で組み立てたり手直しをしたりします。模型が大きい人は、箱が5つも6つもあったり、本当に力作揃いです。



午後から始めた作業も16時ごろには無事終了。70点もの熱い思いがこもった作品が一堂に並ぶ様子は圧巻です。
日本全国の敷地に、それぞれの地域が抱える課題を建築の設計によって解決を試みた力作揃いです。

廃棄される野菜をきっかけに、農業の継続性、地球温暖化といった地球規模の社会問題に対して、地域の産業や交通網、エネルギー共有にまで視野を広げ、織物の染色や肥料に活用することで地域循環の仕組みを提示して社会問題の解決と地方都市の活性化を目指すものや、新幹線の新駅とその周辺を人ではなく自然を主役に据えて経過時間も含めて提案したもの、都市の鉄道駅を地域の住民のために開いたものなど、それぞれの経験に基づく強い思いに支えられた多様で示唆に富む作品が並びました。

学長の内覧の結果、デザイン科の学長賞に建築デザインコース荒島さんの「小学校5.0 – Diversity school 構想 – 」が選ばれました!



模型の大きさや密度もさることながら、地域に開きながら全ての小学生がそれぞれの居場所を見つけて自分なりの学びを積み重ねられ、教員が工夫して教えることができ、地域で子供を育てていく場を図書館を中心に提案した大作です。このような空間で6年間という劇的に成長していく時間を過ごせる、そんな未来が実現することを願います。
最後まで、お読みいただきありまがとうございました。

卒業制作は、それぞれのコースでの学びがどのように実を結ぶのか、どのような展開ができるのかがよくわかる場だと思います。WEB卒業制作展は3月31日(金)までですが、過年度のアーカイブも以下よりご覧いただけますので、建築の学びを通して考えられることの多様性と可能性をぜひお楽しみください。

https://www.kyoto-art.ac.jp/t/graduationworks/
(画面右上の「過去の作品」よりご覧いただけます。掲載する情報量は卒業制作展よりは少なくなっています。)

🔗建築デザインコース | 学科・コース紹介

 

🔗建築デザインコース説明|アーカイブ動画

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