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2023年04月19日
【写真コース】2022年度卒業制作・修了展の様子 ~搬入から設営まで
皆さんこんにちは。写真コース業務担当の片岡俊です。
京都は桜も満開になり、ここ数年の静かな時間を取り戻すように、人々が桜の前に立ち止まる様子を見かけることが増えてきました。桜の名所には屋台も多く、楽しみな気持ちが自然と膨らんできています。
さて、2023年3月12日(日)〜 3月19日(日)まで、瓜生山キャンパスでは通信教育課程の卒業・修了制作展が開催されました。簡単にではありますが、その展示の様子をお伝えできればと思います。
2023年3月11日(土)
卒業・修了展を翌日に迎えた搬入の日。学生たちは初めて自分たちの作品を展示する壁面を見ました。前日に教員でアイラインを決める水糸だけは引いていましたが、これから自身の作品が掛かる壁を前に、緊張の面持ちの者、笑顔の者、学生たちそれぞれの表情がありました。
10時を迎えて一同で集合。展示をする学生60名近くと、これまで授業で教鞭をとった教員やスクーリングアシスタントを含め10名ほどが卒業展搬入をサポートします。コース主任の勝又公仁彦先生、専任講師の河田憲政先生、卒制でも沢山のことを教えて頂いた鈴木崇先生から、展示に向けての言葉を頂きました。
学生それぞれに本学に関わった年月は違えど、今日という一日は変わりがありません。それぞれがそれぞれの壁面へと向かう前、気持ちを作るひと時でした。

集合のあと、学生は自分に割り当てられた壁面へと向かいます。準備をしてきた作品には授業での学びが集約されています。各学生が選んだ作品の展示方法については、額やマット、素材など、教員も初めて見る機会でした。それは、ここに至るまでの経過の果てのようでいて、作品が箱から出される様子を感慨深く見ていました。
今回の作品搬入はある意味で最後の授業です。壁面に対する生きた言葉や考えが、搬入作業を行いながら交わされていきます。プランはプランとして、実際の壁面に対して発想しながら、また言葉を掛けながら、学生同士、教員含め展示作業を進めていきました。



作品への態度や掛ける時間は作家ごとに違うものです。始めて数時間と経たずに作業を終える者。一度掛けてはみたものの、壁面に対して考えを整理してゼロから始める者。高さや作品の間隔、微細な違いに対してひとつずつ決めて行きます。悩む時間が続き、途中で会場を離れ息抜きに出かける学生もいましたが、展示を完了させることは<今この時の答え>として、作家が避けることができない意義深い時間でもありました。

通信写真コースの学生は社会人や地方から参加をされている方がほとんどです。この日も朝からの参加が叶わない学生が複数名いました(これは社会人として避けられないことですので、これから卒制に向かう学生や入学を考えている方も心配せず、各自の状況と照らし合わせながら当日を迎えて頂ければと思っています)。昼を過ぎてから、日も暮れかけた頃と、限られた時間の中で設営する学生たちには、設営を終えた学生や教員が率先して作業に加わり助け合う姿がありました。
最後の学生の展示を終えた時、会場には大きな拍手の音が響きました。


通信教育課程 卒業・修了制作展は2023年3月19日(日)に終了しました。展示を終えた学生の皆様、おつかれさまでした。そしてご卒業おめでとうございます。
展示を終えて少し時間が経ちましたが、ご自身の展示を見て今回は何を思いましたか。そこには多くの「?」が生まれたのではないでしょうか。多くの学生にとって、作家としての活動が本格化するのはこれからです。皆さんの次の作品を拝見することを楽しみにしています。
2022年度卒業・修了制作展は過年度卒制同様に以下にてWebサイトでアーカイブをご覧いただけます。
🔗卒業・修了制作展アーカイブサイトはこちら
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京都は桜も満開になり、ここ数年の静かな時間を取り戻すように、人々が桜の前に立ち止まる様子を見かけることが増えてきました。桜の名所には屋台も多く、楽しみな気持ちが自然と膨らんできています。
さて、2023年3月12日(日)〜 3月19日(日)まで、瓜生山キャンパスでは通信教育課程の卒業・修了制作展が開催されました。簡単にではありますが、その展示の様子をお伝えできればと思います。
作品搬入の前に
2023年3月11日(土)
卒業・修了展を翌日に迎えた搬入の日。学生たちは初めて自分たちの作品を展示する壁面を見ました。前日に教員でアイラインを決める水糸だけは引いていましたが、これから自身の作品が掛かる壁を前に、緊張の面持ちの者、笑顔の者、学生たちそれぞれの表情がありました。
10時を迎えて一同で集合。展示をする学生60名近くと、これまで授業で教鞭をとった教員やスクーリングアシスタントを含め10名ほどが卒業展搬入をサポートします。コース主任の勝又公仁彦先生、専任講師の河田憲政先生、卒制でも沢山のことを教えて頂いた鈴木崇先生から、展示に向けての言葉を頂きました。
学生それぞれに本学に関わった年月は違えど、今日という一日は変わりがありません。それぞれがそれぞれの壁面へと向かう前、気持ちを作るひと時でした。

展示搬入という授業
集合のあと、学生は自分に割り当てられた壁面へと向かいます。準備をしてきた作品には授業での学びが集約されています。各学生が選んだ作品の展示方法については、額やマット、素材など、教員も初めて見る機会でした。それは、ここに至るまでの経過の果てのようでいて、作品が箱から出される様子を感慨深く見ていました。
今回の作品搬入はある意味で最後の授業です。壁面に対する生きた言葉や考えが、搬入作業を行いながら交わされていきます。プランはプランとして、実際の壁面に対して発想しながら、また言葉を掛けながら、学生同士、教員含め展示作業を進めていきました。



展示を完了させる
作品への態度や掛ける時間は作家ごとに違うものです。始めて数時間と経たずに作業を終える者。一度掛けてはみたものの、壁面に対して考えを整理してゼロから始める者。高さや作品の間隔、微細な違いに対してひとつずつ決めて行きます。悩む時間が続き、途中で会場を離れ息抜きに出かける学生もいましたが、展示を完了させることは<今この時の答え>として、作家が避けることができない意義深い時間でもありました。

大きな拍手が響く
通信写真コースの学生は社会人や地方から参加をされている方がほとんどです。この日も朝からの参加が叶わない学生が複数名いました(これは社会人として避けられないことですので、これから卒制に向かう学生や入学を考えている方も心配せず、各自の状況と照らし合わせながら当日を迎えて頂ければと思っています)。昼を過ぎてから、日も暮れかけた頃と、限られた時間の中で設営する学生たちには、設営を終えた学生や教員が率先して作業に加わり助け合う姿がありました。
最後の学生の展示を終えた時、会場には大きな拍手の音が響きました。


次の作品に向けて
通信教育課程 卒業・修了制作展は2023年3月19日(日)に終了しました。展示を終えた学生の皆様、おつかれさまでした。そしてご卒業おめでとうございます。
展示を終えて少し時間が経ちましたが、ご自身の展示を見て今回は何を思いましたか。そこには多くの「?」が生まれたのではないでしょうか。多くの学生にとって、作家としての活動が本格化するのはこれからです。皆さんの次の作品を拝見することを楽しみにしています。
2022年度卒業・修了制作展は過年度卒制同様に以下にてWebサイトでアーカイブをご覧いただけます。
🔗卒業・修了制作展アーカイブサイトはこちら
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