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建築デザインコース

2023年04月13日

【建築デザインコース】建築学生にオススメな「情報の集め方」

こんにちは、建築デザイン研究室です。
今回は建築関係者がどのように新しい建築やそれにまつわる情報に触れているのか、特に大学生活でこそ役立ちそうな情報収集についての紹介です。
意外に教えてもらえない、建築関係者の生の声です。


■建築雑誌を見る


まずは最も定番の建築雑誌をめくってみましょう。
毎月発刊されている新建築」、「住宅特集」、「a+u(エーアンドユー)は手に取りやすく取り扱っている書店、図書館が多い雑誌です。

「新建築」主に大型建築が掲載されている。



「住宅特集」住宅を専門に、毎月様々な特集が組まれる。



「a+u」海外の建築作品や都市を特集する。



研究論文のベースにも使われる、情報収集にまずはこれという、歴史のある雑誌です。ここで見かけた建築を実際に見に行ってみるというのも良いですね。
膨大なバックナンバーがあるので、空いた時間はとにかく建築雑誌を読むという学生生活を送っていました。

■大学図書館、公共図書館で借りる


そんな時に利用していたのが大学図書館や公共図書館です。

🔗芸術文化情報センター(京都芸術大学図書館)

 

京都芸術大学瓜生山キャンパスの図書館。芸術文化情報センターHPより引用(https://acic.kyoto-art.ac.jp/)



大型書店でもなかなかバックナンバーは揃っておらず、じっくり読むことも難しい環境です。

しかし大学生であれば大学図書館が利用できるので、これを逃す手はありません。
私は出身大学の図書館を訪れると、いつの間にか大量の本を抱えていることしばしば、、、

建築に隣り合う本棚を見てしまうのも図書館の良いところ。



公共図書館でも同じ市区町村内で取り寄せ予約ができるので、バックナンバーを閲覧、貸出をうけることができます。

公立図書館の建築コーナー



試しに近所のそれほど大きくない公立図書館の建築コーナーから、入学前後に読みたい本を10冊ほど借りてきました。意外にと言っては失礼ですが、選びきれないくらいにあるものです。

都市からアンビルドまでさまざま。


■大学のコミュニティから知る


京都芸術大学にはairUコミュニティという通信教育部の在学生・卒業生・教員専用のSNSがあります。
いろいろな大学の建築学科にはキャンパスに「製図室」という、教室とは違う作業部屋・部室のような場所がありまして、夜な夜な学生が課題の傍ら雑談をする(あるいは雑談の傍ら課題をする)という様子が定番なのです。
そういった使い方になるといいなと、本学airUコミュニティにも「製図室」という学生主体のコミュニティをつくっています。



やはり学生同士のオススメと雑談が一番の情報源だったりします。教員も知らない新しい情報は現場から。

■Webサイトをめぐる


最後に番外編として、一番手軽な「web siteを巡る」という方法もみてみましょう。
私が学生の頃から愛読しているのがarchitecture photoです。



 

毎日複数の記事がアップされるので、設計事務所に勤めている時代もお昼ご飯を食べながらとりあえずチェックするサイトでした。他にTECTUREdezeenArchi Dailyなどが見やすく更新頻度が高いサイトです。
今はInstagramが最も身近かもしれませんね。それでもできれば、少し不便でも書籍のように言わば「速度が遅いメディア」から情報収集をしてみるのをお勧めします。
興味を持った作品は学生同士で共有したり、書籍であれば一緒に読み進める読書会や勉強会をするのも良いものです。

通信教育部でもスクーリングの機会やairUコミュニティ、オープンゼミで声を掛け合って、大学を使い倒しましょう。先生も同級生も、建築が好きであれば、みな話したくてうずうずしているはずです。新しいことに出会う季節を楽しんでください!

 

🔗建築デザインコース | 学科・コース紹介



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