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グラフィックデザインコース

2023年05月29日

【グラフィックデザインコース】観察→発想→デザインの流れをマスターする

こんにちは。グラフィックデザインコース担当教員の上原です。

今回は、外苑キャンパスで開講したスクーリング科目「観察発想トレーニング」の授業をご紹介します。

「観察発想トレーニング」とは様々な方向から物事を観察し、気づきから新しい価値を創りだす方法を学ぶ授業です。デザインをする上でかなり大事な内容です。その様子を学生さん達の作品を紹介しつつ観察していきましょう。

講師の木村先生です。

本コースでは、普段はプロとして活躍されている方を講師としてお呼びしている場合が多く、デザインの現場の知識と技術に触れることが可能です。

今回は受講許可がでた方、全員出席で頑張っていましたが、通学を伴うスクーリング科目は甲信越や東海、中には北海道や沖縄から通学している方がいます。早朝に新幹線や飛行機で来る方はもちろん、金曜日から前泊する方もいます。特に土曜日はホテル泊の方が多い印象です。(本コースは通学不要の「オンラインスクーリング(遠隔)」の選択も可能です。)

外苑キャンパスはJR中央・総武線の信濃町駅、もしくは地下鉄青山一丁目駅から徒歩数分ですので、遠方でも比較的通いやすい立地です。オンラインの遠隔授業と対面授業をうまく選択してご自身で組み合わせることで、負担の少ない学習が可能です。

まずはデザインの順序から学びます。

事前課題のお題として、日常で無意識に行っている動作について掘り下げて考えてきましたが、新しい発見がたくさん出てきます。毎年この授業を聞いていますが、初出のネタを見つけてくる方が毎回おられるので、私も勉強になります。

次は100均で購入してきた、使用方法が謎なアイテム達を観察します。
ディテールを目で観るだけでなく、絵にすることで構造の細かい部分まで意識し、観察できます。

今回のメイン課題です。
何気ない日常の中からテーマを決め、それに新たな定義を創り出します。「なんだそれ?」と戸惑われるかもしれませんが、学生さん達の完成品を参考にしてみましょう。

印刷し、冊子に仕上げて完成です。

コピー機の列に並び、順番に印刷しています。

テストプリントが先生からOKを貰えたら、完成版をプリントアウトして製本します。

この時点では皆さん「テーマ」と「定義」は伏せています。
完成した冊子を回覧し、内容からどんな「テーマ」と「定義」なのかを推察します。どのページでネタ明かしをするか、腕の見せ所です。

面白いと思った作品に人気投票をして、上位だった人たちにプレゼンしていただいて授業は終了です。たくさんの新しい価値に触れられ、楽しい二日間でした。

文責:上原英司(コース専任教員)
取材・原稿制作:神野由紀子(非常勤講師)

 

コース紹介ぺージ(大学公式HP)

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