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2023年10月13日
【空間演出デザインコース】秋の特別講義 (京都) ドットアーキテクツ・家成俊勝先生編
みなさん、こんにちは。空デ研究室の桐畑です。
各所の猛暑も収まり少しづつ過ごしやすくなってきましたね。今年も残すところあと2ヶ月。心地よい季節にはスポーツやキャンプなどに最適ですが皆さんはどのように過ごされるでしょうか。課題学習に追われている方も、時にはゆっくり散歩や読書でもしながら気分転換も大切。季節は実りの秋、「ニュートンのりんごの樹」にあるような大きなヒントやアイデアが見つかるかもしれませんよ。
今回のブログではそんな、ヒントやアイデア発見の手がかりになるかもしれない空間演出デザインコース主催の特別講義の様子をご紹介したいと思います。特別講義はコースごとに年数回開催されるもので、参加は任意ですが、コースの学生にぜひ学びに役立てていただきたい内容を都度研究室で企画し開催しています。
今回講師にお招きしたのは、本学の通学部 空間演出デザインコースの教授であり、自らも建築デザイン事務所dot architectsで建築家として活動されている家成俊勝先生です。今回お話いただいたのは、歴史あるベネチアビエンナーレの日本館展示出展作家として参加された経験やその際の作品紹介について。自宅からzoomで、家成先生の制作の裏側を聞けるという、学生のみなさんにとっても豪華で貴重な講義となりました。
ベネチアビエンナーレ日本館のテーマは「愛される建築を目指して」。
吉阪隆正氏が思索し設計した日本館の建築空間そのものを再び見直し、新しい気づきをもって未来に繋げるというもの。家成先生が中心としてご担当された1階は、Barのように来館者をもてなす空間。もてなしの方法もさることながら、その施工方法もユニークです。通常おこなうような日本で制作したものを輸送し組み立てるのでなく、ほとんどの材料を自分たちが現地で探したうえで調達して仕上げるというもの。日本から持参したものは工具のみ。その分、フィールドワークや素材の発見が大変重要になってきます。多くの気づきや発見から生み出された空間や演出方法には家成先生の広い視野と柔軟なアイデアが見事に結実しています。
さらに、紹介いただいたのは国内で手掛けられた作品『仮の家』。
こちらも、家成先生らしい個性的で素敵な作品、コンクリートを使用していない住居です。講義ではそのコンセプトや施工方法だけでなく実際の施工の様子を動画でもご紹介いただけました。写真でも分かる通り基礎はコンクリートではなく日本の古民家にも見られる束石で。建物だけでなく、その佇まいや周囲との調和はまさに、空間デザインそのものです。
現代の住宅とは違う施工方法に近所の方からは公園をつくっていると思われたそう。『仮の家』は浜名湖畔の美しい景観と共にあります。
豊かな発想に満ちた家成先生の作品を通して見ると、普段の私たちが見過ごす日常や風景・文化からも学べることがあるのかもしれませんね。みなさんの学習の成果やアイデアが見事に花を咲かせ実るよう研究室一同サポートしていきます!
最後になりましたが、お忙しい中特別講義を快く引き受けてくださった家成先生ありがとうございました。
▼オンラインで参加できる11月体験入学でコースの学びを1日体験してみませんか?
本コース(通称・空デ)では、空間・モノ・コトという3つの切り口から、デザインを考えます。デザインとは人のよろこびにつながらなければ意味がなく、またそれを考えるには、自ら楽しむという姿勢が大事です。デザインを楽しみながら学ぶこと。この秋の体験入学では「人の集まる場をつくる!」と題して、空間を中心としてさまざまな領域を横断することでつくりあげられる空間演出デザインの展開力をお話ししたいと思います。空デを知ると目からウロコがポロリと落ちて、明日からの毎日がきっと変わるはず。ぜひ、お気軽にご参加ください!
各所の猛暑も収まり少しづつ過ごしやすくなってきましたね。今年も残すところあと2ヶ月。心地よい季節にはスポーツやキャンプなどに最適ですが皆さんはどのように過ごされるでしょうか。課題学習に追われている方も、時にはゆっくり散歩や読書でもしながら気分転換も大切。季節は実りの秋、「ニュートンのりんごの樹」にあるような大きなヒントやアイデアが見つかるかもしれませんよ。
今回のブログではそんな、ヒントやアイデア発見の手がかりになるかもしれない空間演出デザインコース主催の特別講義の様子をご紹介したいと思います。特別講義はコースごとに年数回開催されるもので、参加は任意ですが、コースの学生にぜひ学びに役立てていただきたい内容を都度研究室で企画し開催しています。
今回講師にお招きしたのは、本学の通学部 空間演出デザインコースの教授であり、自らも建築デザイン事務所dot architectsで建築家として活動されている家成俊勝先生です。今回お話いただいたのは、歴史あるベネチアビエンナーレの日本館展示出展作家として参加された経験やその際の作品紹介について。自宅からzoomで、家成先生の制作の裏側を聞けるという、学生のみなさんにとっても豪華で貴重な講義となりました。
工具のみを持参 材料はベネチアで現地調達
ベネチアビエンナーレ日本館のテーマは「愛される建築を目指して」。
吉阪隆正氏が思索し設計した日本館の建築空間そのものを再び見直し、新しい気づきをもって未来に繋げるというもの。家成先生が中心としてご担当された1階は、Barのように来館者をもてなす空間。もてなしの方法もさることながら、その施工方法もユニークです。通常おこなうような日本で制作したものを輸送し組み立てるのでなく、ほとんどの材料を自分たちが現地で探したうえで調達して仕上げるというもの。日本から持参したものは工具のみ。その分、フィールドワークや素材の発見が大変重要になってきます。多くの気づきや発見から生み出された空間や演出方法には家成先生の広い視野と柔軟なアイデアが見事に結実しています。
国内の作品紹介『仮の家』(浜名湖)
さらに、紹介いただいたのは国内で手掛けられた作品『仮の家』。
こちらも、家成先生らしい個性的で素敵な作品、コンクリートを使用していない住居です。講義ではそのコンセプトや施工方法だけでなく実際の施工の様子を動画でもご紹介いただけました。写真でも分かる通り基礎はコンクリートではなく日本の古民家にも見られる束石で。建物だけでなく、その佇まいや周囲との調和はまさに、空間デザインそのものです。
現代の住宅とは違う施工方法に近所の方からは公園をつくっていると思われたそう。『仮の家』は浜名湖畔の美しい景観と共にあります。
豊かな発想に満ちた家成先生の作品を通して見ると、普段の私たちが見過ごす日常や風景・文化からも学べることがあるのかもしれませんね。みなさんの学習の成果やアイデアが見事に花を咲かせ実るよう研究室一同サポートしていきます!
最後になりましたが、お忙しい中特別講義を快く引き受けてくださった家成先生ありがとうございました。
▼オンラインで参加できる11月体験入学でコースの学びを1日体験してみませんか?
本コース(通称・空デ)では、空間・モノ・コトという3つの切り口から、デザインを考えます。デザインとは人のよろこびにつながらなければ意味がなく、またそれを考えるには、自ら楽しむという姿勢が大事です。デザインを楽しみながら学ぶこと。この秋の体験入学では「人の集まる場をつくる!」と題して、空間を中心としてさまざまな領域を横断することでつくりあげられる空間演出デザインの展開力をお話ししたいと思います。空デを知ると目からウロコがポロリと落ちて、明日からの毎日がきっと変わるはず。ぜひ、お気軽にご参加ください!
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