空間演出デザインコース
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2021年02月01日
【空間演出デザインコース】 素材表現とデザイン
こんにちは。
空間演出デザインコース、通称「空デ(くうで)」 岡本です。
3月が年度末になる通信教育部では、スクーリングも今年度の終盤です。
今回は、1月に行われた、空デのスクーリングのひとつをご紹介します。

「素材表現とデザイン」は、空間やモノをつくるためには欠かせない「素材」による表現に目を向ける科目です。

今年度の対面スクーリングは、コロナ感染対策として、ひとりひとりの座席間隔を広げたり、1教室での人数を減らして開講しています。
今回のスクーリングでも、2クラス開講のスクーリングとなりました。

この「素材表現とデザイン」のスクーリングでは、素材をよく観察してその素材ならではの魅力的な「何か」を発見することにチャレンジします。
そして、その「何か」をもちいたデザインをするという内容です。

まずは自宅から持ってきた、さまざまな素材に、じっくりと向き合います。
眺めてみたり、折り曲げてみたり、砕いてみたり…

並べてみるのもひとつですね。
並べるだけなら「やってみなくてもわかる」なんて、つい思ってしまうのですが、この授業では自分の枠組みを飛び越える発想や視点を持つためにも、まずは手を動かしてみるということを何よりも大事にしています。

見慣れたものから、いろんな表情が出たりしてきます。

固まってしまっている考え方から、視点を変えると、素材ならではのおもしろい表情に気づくことができます。
堂々と、散らかしながら作業をしたり、家では少し戸惑うような行動ができるのは、大学に来て作業ができるひとつの特権でしょうか!

「わぁ!」っと思えるような表情を見つけることができたら、それを活かせるようなデザインを考えながら、制作を進めていきます。
小さなアラレも、ここまで並べると圧巻ですね!

見慣れた画鋲も少し溶かしてみると、それぞれがくっつきます。
配置していくと、おもしろい表情がでてきますね。

2日間の制作が終わったら、魅力的に伝わるように写真にもこだわり、そして最後はみんなの前での発表が始まります。
がんばって制作をした作品を、プレゼンテーションする場面ですね。
自分だけではない、いろんな考え方を持った人たちのアイデアや作品を見ることができる、とても有意義な時間です。
「おぉー!」、「なるほどー」などと、みなさんクラスメートの作品を楽しく拝見していきました。
作品をこのブログに掲載してもいいという許可も得られたので、いくつか完成作品をピックアップしますね。

まずは、水切りネットから生まれたランプシェードです。
重ねてからアイロンで溶かしてみると、とても魅力的な表情が生まれました!
光の濃淡がきれいですね。

こちらは、ペットボトルのフタから生まれた、セルフリサイクルしたコップです。
模様がマーブル状になっていておもしろいですね。
ところどころに見られる、ロゴマークなどの跡も愛嬌のあるアクセントになっています。

こちらは、CDを利用した作品です。
そういえば、使うこと無くなってきましたね、CD…。
びっくりしたのは、光を当てると色が変わるんです!
青っぽく見えるCDの読み取り面が、光を当てると、とても鮮やかなピンク色に変わり、みんな驚きの声が上がっていました。
その特性を活かしたランプシェードはぴったりですね。
論理的にデザインを行うことも必要ですが、感性的にデザインを行うことも大事です。
なかなか「頭をやわらかく」と言われても難しい、と思われる方も多いかもしれませんが、楽しみながら手を動かして向き合っていくことで、少しずつであっても、まさにその感覚が掴めてくるものだと思います。
素材を活かすという考え方はとても大事な考え方のひとつです。
生み出す苦しみというのはもちろんありますが、楽しみながらどんどん素材を活かした作品やデザインを生み出すキッカケになったのではないかなと思います!
空間演出デザインコース| 学科・コース紹介
https://www.kyoto-art.ac.jp/t/course/space/
空間演出デザインコース、通称「空デ(くうで)」 岡本です。
3月が年度末になる通信教育部では、スクーリングも今年度の終盤です。
今回は、1月に行われた、空デのスクーリングのひとつをご紹介します。

「素材表現とデザイン」は、空間やモノをつくるためには欠かせない「素材」による表現に目を向ける科目です。

今年度の対面スクーリングは、コロナ感染対策として、ひとりひとりの座席間隔を広げたり、1教室での人数を減らして開講しています。
今回のスクーリングでも、2クラス開講のスクーリングとなりました。

この「素材表現とデザイン」のスクーリングでは、素材をよく観察してその素材ならではの魅力的な「何か」を発見することにチャレンジします。
そして、その「何か」をもちいたデザインをするという内容です。

まずは自宅から持ってきた、さまざまな素材に、じっくりと向き合います。
眺めてみたり、折り曲げてみたり、砕いてみたり…

並べてみるのもひとつですね。
並べるだけなら「やってみなくてもわかる」なんて、つい思ってしまうのですが、この授業では自分の枠組みを飛び越える発想や視点を持つためにも、まずは手を動かしてみるということを何よりも大事にしています。

見慣れたものから、いろんな表情が出たりしてきます。

固まってしまっている考え方から、視点を変えると、素材ならではのおもしろい表情に気づくことができます。
堂々と、散らかしながら作業をしたり、家では少し戸惑うような行動ができるのは、大学に来て作業ができるひとつの特権でしょうか!

「わぁ!」っと思えるような表情を見つけることができたら、それを活かせるようなデザインを考えながら、制作を進めていきます。
小さなアラレも、ここまで並べると圧巻ですね!

見慣れた画鋲も少し溶かしてみると、それぞれがくっつきます。
配置していくと、おもしろい表情がでてきますね。

2日間の制作が終わったら、魅力的に伝わるように写真にもこだわり、そして最後はみんなの前での発表が始まります。
がんばって制作をした作品を、プレゼンテーションする場面ですね。
自分だけではない、いろんな考え方を持った人たちのアイデアや作品を見ることができる、とても有意義な時間です。
「おぉー!」、「なるほどー」などと、みなさんクラスメートの作品を楽しく拝見していきました。
作品をこのブログに掲載してもいいという許可も得られたので、いくつか完成作品をピックアップしますね。

まずは、水切りネットから生まれたランプシェードです。
重ねてからアイロンで溶かしてみると、とても魅力的な表情が生まれました!
光の濃淡がきれいですね。

こちらは、ペットボトルのフタから生まれた、セルフリサイクルしたコップです。
模様がマーブル状になっていておもしろいですね。
ところどころに見られる、ロゴマークなどの跡も愛嬌のあるアクセントになっています。

こちらは、CDを利用した作品です。
そういえば、使うこと無くなってきましたね、CD…。
びっくりしたのは、光を当てると色が変わるんです!
青っぽく見えるCDの読み取り面が、光を当てると、とても鮮やかなピンク色に変わり、みんな驚きの声が上がっていました。
その特性を活かしたランプシェードはぴったりですね。
論理的にデザインを行うことも必要ですが、感性的にデザインを行うことも大事です。
なかなか「頭をやわらかく」と言われても難しい、と思われる方も多いかもしれませんが、楽しみながら手を動かして向き合っていくことで、少しずつであっても、まさにその感覚が掴めてくるものだと思います。
素材を活かすという考え方はとても大事な考え方のひとつです。
生み出す苦しみというのはもちろんありますが、楽しみながらどんどん素材を活かした作品やデザインを生み出すキッカケになったのではないかなと思います!
空間演出デザインコース| 学科・コース紹介
https://www.kyoto-art.ac.jp/t/course/space/
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