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和の伝統文化コース

2023年10月11日

【和の伝統文化コース】スクーリング科目紹介「日本の芸能」

こんにちは。和の伝統文化コース非常勤講師の曽村みずきです。
今回は、「伝統文化I-2(日本の芸能)」という授業をご紹介します。
本スクーリングは、9月の土曜日・日曜日の2日間にわたって実施され、染色・絹文化研究家の富澤輝実子先生と、山田流箏曲演奏家の山木千賀先生にご担当いただきました。

1日目は、富澤先生による着物のご講義を受けました。
日本画の美人画やセピア色の写真にみる女性や着衣の様子から、どのような着物をきているのか、また女性はどのような人物なのかといった点を、読み解いていきました。



また、実物の着物をさまざまにご用意いただき、実際に手で触れながらそれぞれの着物の特徴を学びました。
受講者の皆さんも興味津々で、富澤先生への質問が絶えないにぎやかな授業となりました。



2日目は、山木先生による箏についてのご講義を受けた後に、実際に楽器を演奏しました。
午前中は、箏の奏法や楽器の構造、歴史の流れをご講義いただきました。
時代が下るにつれてさまざまなジャンルが生まれていった日本の箏について、各ジャンルの代表作の演奏を交えながらご紹介くださいました。生演奏を耳にしながらそれぞれのジャンルの特徴を学ぶという、貴重な体験ができました。
演奏家の視点でのご講義では、演奏家ならではのエピソードもたくさんお聞かせくださいました。



午後は、箏の演奏に挑戦しました。
初めて箏に触れる方から経験者の方まで受講者はさまざまでしたが、山木先生のわかりやすいご指導もあり、楽しく実技を学ぶことができたと思います。
授業の最後には、グループに分かれて発表会もおこない、みなさん練習の成果を発揮できました。



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伝統文化には様々なものがありますが、それらに大きな影響を及ぼしているものが四季といった季節です。昔の人々がどのように四季を認識していたのか。代表的なものに、年中行事があります。

季節ごとの歳事や行事には本来、機能や役割があり、大切にされてきました。いまに受け継がれているものも多くあります。今回は現代でも行なわれている節供を中心に見ていきながら、年中行事が日本の伝統文化に与えた影響を改めて考えてみたいと思います。

和の伝統文化コース|学科・コース紹介

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