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洋画コース

2023年10月13日

【洋画コース】自宅から受講 遠隔スクーリング授業「風景を描く」

こんにちは。洋画コース・スクーリング担当の小牟田悠介です。

「風景を描く」の科目では、スケッチをし、水彩画を描く2日間のスクーリングを通して「風景」を描くことを学びました。本科目は2023年度は「東京」「京都」「遠隔(オンライン)」で開講していますが、今回は遠隔(オンライン/リアルタイム)の様子を紹介します。各受講者が参加し、それぞれの部屋から見える景色を描きます。 

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スクーリング1日目


1日目は導入で、風景についてのレクチャーをした後、各自の目の前の風景と向き合います。いつも見ている日常から、どこを切り取るのかがポイントになってきます。絵を描くときにはじめに考えることの1つに、画面の矩形の中にどのようにモチーフを入れるのかを考えることがあります。

特に、今回のような「風景」では、見渡せば目に入ってくるさまざまな要素を、自分がどこに魅かれているのかを意識して、どのように画面に入れていくかが大事なスタートとなります。オンラインですがそれぞれと受講者と話しながら明確にしていきます。



スケッチはボールペンで描いていきます。ボールペンは、鉛筆より滑りやすく、またインクの強さもあり、思い切りがよく描き進めることがきるので、短時間で描写することに向いているのです。

1日目の最後には、山河全先生より水彩の扱い方のミニレクチャーもありました。



天気に左右されるのも、その場所で風景を描く時の難しさでもありますが、醍醐味でもあります。この日は曇りから晴れへと変化もありましたが、移り変わりに苦戦しながらも集中して取り組まれていました。

こうした光の移り変わりを体感しながら、目の前の風景の美しさ反応しながら描くということは、写真を見ながら描くのと違った情報量があることを体感されたのではないでしょうか。

スクーリング2日目


 2日目は、前日の場所をあらためて見ながら、水彩で描いていきます。油絵に取り組んでいるみなさんにとって、「水彩は小学生の時ぶり!」という方もいて、筆に含ませる水の加減を試行錯誤しながら描き進めていきました。

オンラインで全国各地からの参加となった今回のスクーリング、合評では、それぞれが選んだポイント、うまくいったところ、苦戦したところを話してもらいながら、各地のそれぞれの目の前に広がる風景をみていく時間となりました。





 

旅先や日常でもいいな!とおもったときにスマホで写真を撮ることが多いと思いますが、機会があれば、スケッチブックを持って短時間でも描きとめておくと、その時感じた印象や光の美しさ、感動を残すことができます。

ぜひこれを機に風景を描く時、ボールペンでのスケッチや、水彩を使って描いてみることをレパートリーの一つに入れていただけたら嬉しいです。

 (スクーリング担当 小牟田悠介)

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風景画は今日でも多く描かれる対象のひとつです。モネの描いた庭と水蓮、ゴッホの描いた夜景、ダリの描いた不思議な空間も風景に含むことができるかもしれません。

風景画はただ美しく心地良いだけでなく、そこに作家の内面性、視点が色濃く現れています。今回の体験授業では複数の風景画作品を紹介し、そこに描かれたものを読み解いていきます。前知識がなくても作品毎に説明があります。ただ描かれただけではない風景画の魅力に一歩踏み込んでみましょう。

 

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