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2024年01月11日
【歴史遺産コース】スクーリング科目「論文研究基礎」のご紹介
こんにちは。歴史遺産コース業務担当非常勤講師の上村正裕です。
新しい一年が始まりましたが、さすがにこの時期ともなると、東京も厳しい冷え込みが続き、本格的な冬到来です…。
「令和6年能登半島地震」に被災された皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。
本日は歴史遺産コースのスクーリング科目の1つ、「論文研究基礎」についてご紹介したいと思います。
本科目は京都・東京ともに開講されており、外苑キャンパスは年末にさしかかる12月23日に実施されました。
本学卒業にあたっては、所定の単位を取得するだけでなく、卒業研究の成果物を提出し、審査に合格することが求められます。
歴史遺産コースでは様々なテーマを設定される学生さんが多く、教員側も全力でサポートしています。
この卒業研究では数回の面談と草稿の下書きを行い、それらの作業を通して卒業論文としての完成を目指していきます。
とはいえ、卒業研究として一定の水準に内容を深めていくには、関連史料の読解だけでなく、先行研究の把握・整理をしていくことが肝要です。
歴史学の分野ではほとんど先行研究が存在しないこともありますが、大半が過去の研究者たちが発表した成果の上に成り立っています。
どのような先行研究が存在し、いかなる議論が展開されてきたのか、そして、今残されている課題は何か、こういったことを把握するためには、先行研究の読み込みが欠かせません。
ただ、論文を読み込むといっても、小難しい内容をどうやって理解すればいいの?と途方に暮れる方もおられるでしょう。
そこで本学では「論文研究基礎」という科目を通して、論文の読み方をレクチャーしています。
開講コースによって違いはありますが、12月23日に開講された「論文研究基礎ET3」は、『信貴山縁起絵巻』『一遍上人絵伝』『蒙古襲来絵詞』に関わる論文数本を指定し、グループワークを通してそれらを読み解くといった内容でした。
グループワークをやっておしまい、というわけではなく、スクーリング終盤では各班による発表、教員による講評も行うことで、より重厚な演習形式の授業となっています。
各種辞典類も用意しており、真剣なまなざしで学生さんがグループワークを進めている印象でした。
もちろん本科目での取り組みは、研究を進める第一歩です。
さらに論文を収集し、それを読み込み、そして自身の研究に対する問い、それに即した作業の展開は、今後本人がどのように向き合っていくかにかかっています。
その手助けを本学の教員は惜しみません。
ぜひ手厚い指導を、本学で受けてみませんか。
歴史遺産コース|学科・コース紹介
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新しい一年が始まりましたが、さすがにこの時期ともなると、東京も厳しい冷え込みが続き、本格的な冬到来です…。
「令和6年能登半島地震」に被災された皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。
本日は歴史遺産コースのスクーリング科目の1つ、「論文研究基礎」についてご紹介したいと思います。
本科目は京都・東京ともに開講されており、外苑キャンパスは年末にさしかかる12月23日に実施されました。
本学卒業にあたっては、所定の単位を取得するだけでなく、卒業研究の成果物を提出し、審査に合格することが求められます。
歴史遺産コースでは様々なテーマを設定される学生さんが多く、教員側も全力でサポートしています。
この卒業研究では数回の面談と草稿の下書きを行い、それらの作業を通して卒業論文としての完成を目指していきます。
とはいえ、卒業研究として一定の水準に内容を深めていくには、関連史料の読解だけでなく、先行研究の把握・整理をしていくことが肝要です。
歴史学の分野ではほとんど先行研究が存在しないこともありますが、大半が過去の研究者たちが発表した成果の上に成り立っています。
どのような先行研究が存在し、いかなる議論が展開されてきたのか、そして、今残されている課題は何か、こういったことを把握するためには、先行研究の読み込みが欠かせません。
ただ、論文を読み込むといっても、小難しい内容をどうやって理解すればいいの?と途方に暮れる方もおられるでしょう。
そこで本学では「論文研究基礎」という科目を通して、論文の読み方をレクチャーしています。
開講コースによって違いはありますが、12月23日に開講された「論文研究基礎ET3」は、『信貴山縁起絵巻』『一遍上人絵伝』『蒙古襲来絵詞』に関わる論文数本を指定し、グループワークを通してそれらを読み解くといった内容でした。
グループワークをやっておしまい、というわけではなく、スクーリング終盤では各班による発表、教員による講評も行うことで、より重厚な演習形式の授業となっています。
各種辞典類も用意しており、真剣なまなざしで学生さんがグループワークを進めている印象でした。
もちろん本科目での取り組みは、研究を進める第一歩です。
さらに論文を収集し、それを読み込み、そして自身の研究に対する問い、それに即した作業の展開は、今後本人がどのように向き合っていくかにかかっています。
その手助けを本学の教員は惜しみません。
ぜひ手厚い指導を、本学で受けてみませんか。
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