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2021年02月26日
【歴史遺産コース】新しい学びの模索ースクーリング科目「論文研究基礎」2020年度Ver.ー
こんにちは。教員の野村朋弘です。
今回は1月に実施した芸術学科の学科共通専門教育科目のスクーリング授業「論文研究基礎」についてご紹介したいと思います。
「論文研究基礎」とは、在校生の皆さんが卒業研究に進んでいく上で、もっとも基本的な作業となる先行研究の読み方について実践的に学ぶ科目です。
1日目は「論文とは何か」「論文の読み方」「先行研究の調べ方」などを講義し、2日目はグループに分かれて、割り当てられた論文2本を読み解き、まとめ、発表するものです。
栗本先生と私とで10年ほど前に歴史遺産コースの授業として始めたものですが、要望もあって今では芸術学科の共通科目として年に数回実施しています。
ただ受動的に教わるだけではなく、受講生の皆さんが実践的に取り組む授業なので大変さもひとしおです。ただ、授業が終わった後は、獲得目標に到達された達成感に満ちあふれている方が大半です。
昨年度の段階で、1日目分の講義を動画配信し、2日目のグループワークを対面授業にするという形式も導入していましたが、今年度は予想外のコロナ禍。そこで夏には完全遠隔の授業として実施しました。
更に1月の授業では、次年度も見据えて、1日目分の講義は動画配信、2日目のグループワークについては、対面とオンラインを自分で事前に選択して受講できるスタイルを取りました。
対面では3名、オンラインでは17名の方が受講されました。
オンラインはzoomミーティングを使用し、ブレイクアウトルームで、グループ分けを行いました。対面は1班、オンラインは5班に分かれての作業です。
眼前の教室では人数が少なく距離を取りつつ作業が進み、またオンラインではそれぞれのルームで議論が進み、それを教員が巡回して、質問に答え、議論にコメントをしていきます。そして最後は各グループで読み込んだ論文の要約などの発表です。
zoomのホスト用パソコンの他、教室にいる皆さんを写すためにiPadをつなげてそれぞれ発表していただきました。
それぞれのグループで、論文をよく紐解き、まとめられていました。対面と遠隔指導を織り交ぜたハイブリッド授業でも学修の質を維持・向上することは可能だと、改めて思った次第です。
コロナ禍が続く中、今回のようなハイブリッド授業は、次年度でも授業内容を吟味しつつ取り入れていきたいと思います。
新しい遠隔教育のあり方を考えることは、ひいては通信教育のあり方そのものを考えることにもつながります。学生の皆さんにとって、どのような学修形態を開発し提供することがより良いか。教職員一同、今後も思案をし続けていきたいと思います。
歴史遺産コース|学科・コース紹介
過去の記事はこちら
今回は1月に実施した芸術学科の学科共通専門教育科目のスクーリング授業「論文研究基礎」についてご紹介したいと思います。
「論文研究基礎」とは、在校生の皆さんが卒業研究に進んでいく上で、もっとも基本的な作業となる先行研究の読み方について実践的に学ぶ科目です。
1日目は「論文とは何か」「論文の読み方」「先行研究の調べ方」などを講義し、2日目はグループに分かれて、割り当てられた論文2本を読み解き、まとめ、発表するものです。
栗本先生と私とで10年ほど前に歴史遺産コースの授業として始めたものですが、要望もあって今では芸術学科の共通科目として年に数回実施しています。
ただ受動的に教わるだけではなく、受講生の皆さんが実践的に取り組む授業なので大変さもひとしおです。ただ、授業が終わった後は、獲得目標に到達された達成感に満ちあふれている方が大半です。
昨年度の段階で、1日目分の講義を動画配信し、2日目のグループワークを対面授業にするという形式も導入していましたが、今年度は予想外のコロナ禍。そこで夏には完全遠隔の授業として実施しました。
更に1月の授業では、次年度も見据えて、1日目分の講義は動画配信、2日目のグループワークについては、対面とオンラインを自分で事前に選択して受講できるスタイルを取りました。
対面では3名、オンラインでは17名の方が受講されました。
オンラインはzoomミーティングを使用し、ブレイクアウトルームで、グループ分けを行いました。対面は1班、オンラインは5班に分かれての作業です。
眼前の教室では人数が少なく距離を取りつつ作業が進み、またオンラインではそれぞれのルームで議論が進み、それを教員が巡回して、質問に答え、議論にコメントをしていきます。そして最後は各グループで読み込んだ論文の要約などの発表です。
zoomのホスト用パソコンの他、教室にいる皆さんを写すためにiPadをつなげてそれぞれ発表していただきました。
それぞれのグループで、論文をよく紐解き、まとめられていました。対面と遠隔指導を織り交ぜたハイブリッド授業でも学修の質を維持・向上することは可能だと、改めて思った次第です。
コロナ禍が続く中、今回のようなハイブリッド授業は、次年度でも授業内容を吟味しつつ取り入れていきたいと思います。
新しい遠隔教育のあり方を考えることは、ひいては通信教育のあり方そのものを考えることにもつながります。学生の皆さんにとって、どのような学修形態を開発し提供することがより良いか。教職員一同、今後も思案をし続けていきたいと思います。
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