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陶芸コース

2024年01月16日

【陶芸コース】陶芸用粘土の専門店のご紹介

皆さん、新年明けましておめでとうございます。通信陶芸コース教員、楢木野淑子です。

旧年は陶芸コース紹介や陶芸についてのあれこれ、様々な記事をお読みいただきありがとうございました。本年もコース紹介はもちろん、授業の内容や講師へのインタビューなど更に充実していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さて今回は陶芸用粘土の専門店、京都市山科区清水焼団地にある「泉陶料」をご紹介します。

90年続く陶芸用粘土の専門店で、品質・扱いやすさに徹底的にこだわった陶芸用粘土の製造・販売を行っています。

中に入ると粘土がたくさん並べられています。

必要な粘土と数量をお店の方に伝えると運んできてくれます。もしこのように直接購入されるなら、車で行ける方がよいですね。

もちろん注文し希望の場所まで配送してもらうこともできます。大学で学びたいけど近くに土を購入できる場所がない…土はどのように手に入れたら良いのだろう…という方も安心です。

陶芸コースでは課題ごとで指定されている粘土の種類が違います。様々な種類の粘土に触れることで粘土の個性を知り、その特性に合った形、質感を感じ取ってもらう目的があるからです。きめ細やかな土とザックリとした荒い土、同じ作り方であっても作品完成後の印象は大きく変わります。

また土はそれぞれ色も違います。課題では釉薬を選択するものもありますが、その時に土の色と質感・釉薬の色と質感を意識して課題に取り組むとより多角的な作品の捉えかたができる方法の一つだと思います。

ではそのような土はどのようにしてビニールに梱包された状態になるのでしょうか。

https://izumitouryo.jp/about.html

泉陶料のウェブサイトには陶土製造の一連の流れが掲載されています。原土から陶土になるまで様々な過程がご紹介されており、詳しく見ると今後の粘土を使う時にまた更に重みのある素材として感じられそうですね。

もちろん、自ら原土を掘りそのまま成形して作品として焼成する作家も少なくはありません。陶芸とはどのような土を使うのか、どこから土を手に入れるのか、などという成形する前の段階から作品制作は始まっていますね。

たくさんの種類のある粘土ですが、陶芸コースでは陶芸Ⅲ-2円柱からの展開/手びねり技法という授業に陶土講義の時間があります。受講された学生さんたちからは「とても面白かった!」とよく感想を聞きます。まだの方はぜひ楽しみにいただきたい授業ですね!

泉陶料 https://izumitouryo.jp/index.html

607-8322                                                               京都市山科区清水焼団地町2-2                                                    9:00~17:00 定休日 日曜日・祝日

最後までありがとうございました。

 

オンライン入学説明会開催中(1月~3月毎月/コース別)

陶芸コース紹介ページ

陶芸コース研究室ブログ
研究室が在学生・卒業生向けに情報発信しているブログです。こちらでも授業の様子や展覧会の情報などが豊富です。

 

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