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2022年12月10日
【陶芸コース】使いやすい!さまざまな道具シリーズ
皆さん、こんにちは。通信陶芸コース教員、楢木野淑子です。
本日はあると便利な陶芸の道具たちを紹介したいと思います。大学で指定の道具もありますが、ヘラなどを中心に他のものありますので、ぜひ最後までご覧ください。
まず一番基本的な竹べらです。 画像の竹ベラは両端に粘土を成形できる加工が施されています。土が必要以上に付着することなく、細かな造形を施すことに向いています。
こちらは最初の画像の道具を裏返したものです。このように厚みが先端にいくにつれ、薄くなっているので細やかな造形が可能なんですね。
ただひとつ注意点があります。細かい作業ができますが、これらの竹ベラでの粘土の切断は不向きです。先端が薄くなっているとはいえ粘土を切っていくと、竹べラに厚みに粘土が引っかかってします。粘土を切り分ける場合は下の画像の道具を使ってみてください。
一番左の道具は実はカッターナイフの刃です。 長く使い込んでいるとこのようなすこし錆びているような状態になります。紙を切るには刃が丸くなっていますが、粘土を切るには十分で、粘土はキレイに切れて下の台や板は傷がつかないようになっています。直線的に粘土を切るのに向いています。
曲面を切りたいときは、画像の真ん中二つが向いています。 切りたいラインに合わせてカットしますが、粘土に厚みがあるときは何度かに分けて切ることもあります。
左から2番目と3番目はカキベラと言います。 成形した作品の表面を削ったり、粘土くり抜くときに使ったりします。粘土が柔らかい時に削ると柔らかい表面に、乾燥しかけている時に削ると固い表面に、粘土に手を入れるタイミングによってもその表面の印象が大きく変わるので、いろいろな固さで試してみるとさまざまな発見があると思います!
右から2番目は叩き板です。 成形した粘土の表面の凹凸を減らしたり、形を整えたりすることができます。厚みのある木を買ってきてご自身の手の大きさに合うような叩き板を作ることもできますので、興味のある方はぜひ叩き板制作にチャレンジしてみてください。
そして右のハケですが、制作ででた細かい粘土のカスなどを払う用のものです。 粘土がある程度乾いてきたら、このようなもので表面を綺麗にしてしあげます。
カキベラの他の形もご覧ください。 作業用途にあわせて形の合うカキベラを選び使用します。なので、色々な形のものを持っていると、便利ですね。
続いては粘土の穴を開けるポンスという道具です。 太さを変えて何本もあります。茶漉しなどを作る時や、粘土穴を開けるために最初に使う道具になります。スクーリングでも使用機会や、使い方を学ぶ機会もありますので、まだ受けられていない方はぜひ楽しみしておいてください。

このように先端が斜めになっており、簡単に粘土に穴を開けることができます。
最後はゴムこてです。 こちらもサイズ違いで持っていると便利な道具です。泥を集めたい時、釉薬を集めたい時、成形した作品の表面をならしたい時などもつかいます。画像だけではわかりにくいですが、それぞれ硬さも違います。選ばれるときはサイズと硬さにもご注意ください。
いかがでしたでしょうか?今回は簡単ではありますが、基本的な道具の紹介をさせていただきました。文中にも書きましたが、道具は使うタイミングによって作品の仕上がりに大きな変化があります。
どうのようなものをどうようなタイミング使うのか、ぜひ色々試し考えながら制作してみてください!また使い方のわからない道具などあれば、なんでも教員にご相談ください。
みなさんの制作に役立ちますように願っております!
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本日はあると便利な陶芸の道具たちを紹介したいと思います。大学で指定の道具もありますが、ヘラなどを中心に他のものありますので、ぜひ最後までご覧ください。


ただひとつ注意点があります。細かい作業ができますが、これらの竹ベラでの粘土の切断は不向きです。先端が薄くなっているとはいえ粘土を切っていくと、竹べラに厚みに粘土が引っかかってします。粘土を切り分ける場合は下の画像の道具を使ってみてください。

曲面を切りたいときは、画像の真ん中二つが向いています。 切りたいラインに合わせてカットしますが、粘土に厚みがあるときは何度かに分けて切ることもあります。
左から2番目と3番目はカキベラと言います。 成形した作品の表面を削ったり、粘土くり抜くときに使ったりします。粘土が柔らかい時に削ると柔らかい表面に、乾燥しかけている時に削ると固い表面に、粘土に手を入れるタイミングによってもその表面の印象が大きく変わるので、いろいろな固さで試してみるとさまざまな発見があると思います!
右から2番目は叩き板です。 成形した粘土の表面の凹凸を減らしたり、形を整えたりすることができます。厚みのある木を買ってきてご自身の手の大きさに合うような叩き板を作ることもできますので、興味のある方はぜひ叩き板制作にチャレンジしてみてください。
そして右のハケですが、制作ででた細かい粘土のカスなどを払う用のものです。 粘土がある程度乾いてきたら、このようなもので表面を綺麗にしてしあげます。





いかがでしたでしょうか?今回は簡単ではありますが、基本的な道具の紹介をさせていただきました。文中にも書きましたが、道具は使うタイミングによって作品の仕上がりに大きな変化があります。
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