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グラフィックデザインコース

2024年01月31日

【グラフィックデザインコース】学生生活の集大成・卒業制作スクーリングの様子

こんにちは!グラフィックデザイン/情報デザインコース業務担当非常勤講師の畠山 学です。

今回は12021日に行われた東京でのスクーリング「卒業制作審査」でサポートに入らせていただいたので、その様子や卒業制作についてお話ししたいと思います。

卒業制作は春から冬にかけて約10ヶ月ほど取り組みます。テーマ・コンセプトの考案から作品に仕上げるまで、何度も自身で調査や検証を重ねていきます。数ヶ月に一度のペースでテーマや進捗をプレゼンしたり、教員と面談してブラッシュアップしていくのですが、これがなかなかスムーズに進行するとは限りません。

しかしながら、やはり大学での学びの集大成だけに、やり切ったときにはみなさん特別な思い入れを感じられ、力作ばかりとなるのも卒業制作です。今回の最終審査プレゼンテーションも、そんなみなさんそれぞれの物語が感じられる発表でした。発表は各自順番に持ち時間の中でスライドを写しながら発表していきます。

発表者の様子と作品を少しご紹介します。

こちらは法とデザインでつくる新しい法教育というコンセプトで、一般に言葉で表される法をさまざまなメディアで視覚化し魅力的に表現されています。法に対し、ポジティブに関心を持ってもらいたいという試みの作品です。

制作期間中にご自身の母校でこの作品の実践となるワークショップを開催したり、卒業後も継続して取り組む計画をされていました。

こちらは旅先選びのきっかけづくりとして、旅神様というキャラクターを中心に展開するプロモーションデザイン作品です。ガチャガチャからお告げみくじとマスコットが出てきて、行き先を決めてくれます。あえて運任せの旅を体験することで、新たな日本の魅力に出会えるかも?

ここで紹介した作品以外にも、みなさん多様な表現をされています。さらに卒業制作展に向けて、これらの作品を展示すべく準備が進んでいます。ぜひ、会場で実際にご覧ください。

グラフィックデザインコースの作品は、各コースのなかでも特に多様な作品が並びます。絵本、アニメーション、ブランディング、プロモーション企画、雑貨、立体作品、キャラクターデザインなど様々です。

ただしそれらには学生自身の問題意識や興味領域から、自分なりの視点で解決・改善を見出すデザインのプロセスが必要になってきます。これまでの課題で学んだ集大成というポイントがここに表れてきます。自ら問題を発見し解決するこの試みこそ、卒業制作の重要な要素だと思います。

以上、ほんの僅かではありますが東京スクーリングでの発表の様子をお伝えしました。

卒業制作の完成は、大学生活における学習の終わり……ではあるのですが、始まりでもあると考えています。僕自身、卒業制作がその後の自分のキャリアを大きく変えましたし、この先もまだまだ変えていけると確信しています。みなさんの学びが、より豊かな人生につながりますように。卒業制作展も楽しみにしています。

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【2023年度 卒業・修了制作展】
日時:2024年3月10日(日)~17日(日)
会場:京都芸術大学 京都瓜生山キャンパス

【WEB卒業・修了制作展】
日時:2024年3月10日(日)~3月31日(日)
https://www.kyoto-art.ac.jp/t/graduationworks/

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オンライン入学説明会開催中(1月~3月毎月/コース別)

コース紹介ぺージ(大学公式HP)

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