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通信教育課程 入学課

2024年03月01日

【春から芸大生】いよいよ4月からはじまる社会人学生デビュー(入学式・新入生ガイダンス編)

こんにちは、通信教育課程 事務局です。現在通信教育部では2024年度春入学の出願受付中(WEB出願手続き〆切3/30(土)17時、入学書類送付〆切4/5(金)消印有効)です。


まだ入学を迷っている方や、すでに出願手続きを終えられたみなさんも含めて、「通信教育部に入学するとどんなことが待ってるんだろうか?」と春からの学生生活の様子が気になっている方も多いではいないでしょうか? そこで今回はすこし先んじて4月からの学生生活の最初の一歩をご紹介いたします。


大学の新年度開講は4/1(月)から


出願手続き完了時期によって入学許可や学習開始の時期がずれることもありますが、早期に出願をされた方は4/1から学習がはじめられます。まずオンラインキャンパスairUマイページにアクセスし、シラバスが当日公開されますのでそこから学習に取り組むことができるようになります。その後以下の内容で入学式やガイダンスなどを予定しています。式典やイベントへの参加は任意ですが、スムーズに学習を進めるためにはぜひ積極的にご参加ください。

  • 4/1(月) オンラインキャンパスairUマイページで情報公開(学習スタート)

  • 4/7(日)通信教育課程 入学式/京都・瓜生山キャンパス

  • 新入生ガイダンス(全学科・コース)

  •  4/7(日)京都・瓜生山キャンパス

  •  4/14(日)東京・外苑キャンパス

  •  5/11(土)オンライン


▼学習用WEBサイト「airU」の紹介はこちら

通信教育課程のオンラインキャンパス「airU(エアー・ユー)」とは?


▼出願時期によって学習スタート時期が異なります。詳細はこちらでご確認ください

https://www.kyoto-art.ac.jp/t/admission/howto/pdf/send_schedule.pdf


入学式の様子




まずは入学後最初のイベントは4/7(日)実施予定の入学式です。会場は京都瓜生山キャンパス。昨年は式典会場には約1,100名の新入生が出席しましたが、全国各地からもたくさんの新入生がYouTubeのライブ中継にて遠隔参加していました。

2023年度入学式(アーカイブ動画)※冒頭19:00頃より開始します

まず瓜生山キャンパスといえば、正門入口(人間館)にそびえたつこの大階段。実はこの階段「天に翔ける階段」と名がついています。比叡山から続く東山三十六峰のひとつ「瓜生山」の斜面に沿って建てられている本キャンパスは、正門から中に進めば進むほど、標高があがってゆくことになります。

式典会場の「直心館(講堂)」へはさらに50mほど階段を上った先となるため、新入生の皆さんは延々と続くこの階段の長さに驚き、「まるでお寺に参拝しているみたいです。」と。しかし息を切らしながらも、どこかさわやかな笑顔で、1段ずつ踏みしめながら会場へと足を運ばれていました(※エレベーターもありますので、どうぞご安心を)。



また「階段の途中に松の木が生えているはなぜですか?」とのはじめてキャンパスをおとずれた新入生から質問をいただきました。

これには学園創設者である前理事長・徳山詳直の思いが込められています。徳山詳直はこの瓜生山をこよなく愛し、ここにキャンパスを建て、敬愛する吉田松陰のように現代の松下村塾をつくるということに生涯かけて心血を注いだ人物でした。キャンパスの設計図も専門家の指示を仰ぎながら徳山自身が手掛けています。

工事の際には「一本の草木といえども、決してないがしろにしてぶち切らないでください。」と関係者一同に熱心にお願いしたという逸話が残っています。ずたずたに山を切るのではなく、もともとそこにいたアリやミミズ、草木などすべてのものを大切に、木一本でも大事に扱ってほしい。そういうつもりで工事に取り組んでいただきたいと。

みなさんを迎えるこのキャンパスは、そうした思いによって建てられています。



式典は、本学教授の松平定知先生による、本学の理念「京都文藝復興」の朗読からスタートします。大学創設時のエネルギーに満ちた建学の理念です。講堂は最後列までぎっしりと埋まっており、みなさん真剣に朗読に耳を傾けています。


生きるとは何か、生命とは何か、それらを大きく育む宇宙とは何か。

哲学や宗教、文学や芸術表現が追求し続けてきた、この根源的な問題について、
今や良心ある多くの人々が、生涯をかけた探求へと向かいはじめている。


我々はそこに、万物に対する謙虚さと天地自然への畏敬の念に満ちた、
創造的精神の復興の兆しを見いだし、
現代を超克し未来を拓くに至る、たしかな可能性を確信する。

「京都文藝復興」より抜粋



つづいて吉川左紀子学長からの式辞。

ここでも徳山詳直が46歳の時に書いた学園設立時の趣意書「まだ見ぬわかものたちに」が紹介されました。

1998年、通信教育部を開設の際、「芸術を通信教育で指導するのは無謀だ」と周囲から猛反対に合いながらも、信念をもって貫き、学園全体を巻き込んで開設にこぎつけたといいます。現在の本学通信教育部は日本全国の通信制大学の中で最も学生数、新入生数が多い大学としてその躍進は目覚ましいものがありますが、その発展も最初はたった一人の熱い思いだった、と語ります。






つづいて、本学姉妹校・東北芸術工科大学学長の中山ダイスケさんからの祝辞です。

アーティストとしてかつてニューヨークに住んでいた頃、クリエイターやビジネスマンなど社会人が貪欲に1セメスターだけでもと大学に戻って学ぼうとする姿に感銘を受けたこと。またその時出会った学びの姿勢が本学に近いものがあると話します。
パッと見ただけでは誰か先生なのかもわからないし、おじいさんやおばあさん、ベビーカーを押した方、スーツを着たビジネスマン風の方、学生の数だけそれぞれの事情や都合を抱えたまま、集い、学ぶ。
年代や地域も異なる多様な学生が共に学ぶ本学の姿は、卒業後に対峙するクリエイティブのプロが集う現場の姿そのものであり、非常にリアルな場だとおっしゃいます。



また今春2022年度の本学の卒業制作展が「今シーズン観た中でベストの卒業制作展だった」と続けます。

「衝撃的でした。深くて、強くて、やり切った!というエネルギーに満ちていて。研究としてのクオリティも圧巻だった」と評します。「学長という仕事柄、多くの芸術系大学の卒業制作展を例年多く拝見しますが、間違いなく昨シーズンベストの卒業制作展がここにありました。それくらいすごかったです。

入学するのはカンタンですが、卒業するのは困難なのが通信教育。
ですが、それでもここで学ばないままに過ごした数年後と、何かを成し遂げようともがいた数年後の価値は絶対に違うはずです。
思いっきり苦しんで、楽しんで、夢中になる数年をすごしてください。みなさんの”本気の卒展”をいまから楽しみにしています。」
と締めくくりました。

新入生ガイダンス


式典終了後は、各学科・コースに分かれて教室へ移動。新入生ガイダンスや個別相談会を実施。入学式は参加せず、ガイダンスから参加される学生さんも多くいらっしゃいます。

また入学後、どのように学習をはじめればよいか、機材やテキストの揃え方や、最初にどの科目から履修すればよいか等、安心して学習に取り組めるよう様々なサポートを用意しています。そのひとつがこの「新入生ガイダンス」です。京都瓜生山キャンパスだけでなく、東京外苑キャンパス、またオンラインでも参加可能となっており、全員が参加できるように機会を整えてます。学科・コースによって内容は若干異なりますが、だいたい以下のような内容です。

  • 教員紹介

  • カリキュラム概要と科目紹介/履修条件の説明

  • 学習の進め方

  • 自宅学習について

  • 機材、道具類について

  • 質疑応答


通学せずオンライン学習のみで卒業可能なコースも本学多くありますが、こうしたガイダンスや大学でのイベントの機会は教員や共に学ぶ学友の方々とも知り合う貴重な機会でもありますので是非積極的に参加ください。

イラストレーションコースの様子。



建築デザインコース



洋画コースは藤部恭代先生の鉛筆デッサン実演も



芸術教養学科は恒例のワークショップを開催



日本画コース



グラフィックデザインコース






機材や道具類をそろえたら、履修プランを立てて、履修をはじめましょう!ほとんどの方が、通信教育で学ぶことも、芸術大学でまなぶことも「はじめて」です。みなさんが始めたい!学びたいとおもった気持ちに応えて、スムーズに学習を進めていただけるように様々な場面で工夫や施策をこらして伴走していきます。その一部を以下で紹介しています。ぜひご覧ください。

▼通信教育部の学習サポートのご紹介

はじめての通信教育を支える、サポート紹介


2024年度春入学はいよいよ出願〆切間近となっています。今学びたい!と思ったその気持ちを大切にしていただき、ぜひ一緒に学びはじめましょう!

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