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洋画コース

2024年04月08日

【洋画コース】卒展という通過点

こんにちは。洋画コースの由井武人です。

今回は卒展のレポートと、卒業後のことについて少し書きたいと思います。それぞれのタッチや色彩でしっかりと描き込まれていて表現の幅が広く見応えのある卒業制作展でした。

作品を観てなんとも言えない “?” が残るものも印象的です。

会場の様子、圧巻です。

さまざまな表現の作品

この絵のコンセプト、分かりますか⁉︎

なぜこの人は泡まみれでヒヨコのおもちゃを持っているのでしょう?

なぜ描かれていない部分があるのでしょう?大学院の修了展の作品です。

作者の答えはこちらのサイトで確認してみてください。

https://www.kyoto-art.ac.jp/t/graduationworks/
※現在はアーカイブに切り替わっています。2023年度>洋画コース、洋画分野是非それぞれご覧ください。

“伝える”だけでなく“考えさせる・想像させる”のもアートの醍醐味です。

あらためて、芸術を大学で学ぶ意義とはなんでしょう?

「専門的な技術が学べる。」「個性的な同級生や先生がいる。」など、いろいろあると思いますが、ここではあえて「多少気がのらなくても描かざるを得ない状況がある。」ということを挙げたいと思います。少し消極的に聞こえるかもしれませんが、絵を描くために生まれてきた人間はおらず、常に興奮状態で描きたくて仕方がないというのも少し不自然であやうい気がします。つまり、放っておくと描かなくなる方が自然です。

卒業後も仲間でグループ展をする、公募展に出品する、大学院に進学するなど選択肢はいろいろありますが、全てに共通するのは “人に絵を観せる” という点です。絵を続けていくとは、描き続けるだけでなく観せ続けていくことかもしれません。

自分のペースで続けていける環境を、つくりましょう。

 
2023年度 通信教育課程  卒業・修了制作展 開催



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