こんにちは！
業務担当非常勤講師の花田です。

梅雨入りと共に京都の紫陽花が美しく咲き始めるこの時期、いよいよ卒業制作のスクーリングが始まります。在学生、卒業生の両方から、自由課題のテーマ選びに悩んでいる、苦労したというお話を良く伺います。

卒業制作のテーマは学生が自由に選定します。その為、どこから手をつけていいのか分からない、特にこれといった趣味や興味のあるテーマがない、他の人とテーマを被りたくないなど、お悩みは様々です。

 

今回のブログでは、日常生活の中で自由課題のテーマを探す時のヒント、過去の卒業生から聞いた、どのようにテーマを探したかなどについてまとめたいと思います。

1. 自分の好きなこと、関心のある分野を極める

卒業生の方からよく聞くのは、自分の夢中になっているもの、好きなもの、関心のある分野をテーマに選んだという声です。関心のある分野では、既に予備知識があること、一年を通して取り組む卒業制作でモチベーションを維持することができるなどのメリットがあります。卒業制作は、これからの自分の創作活動や就職活動でのポートフォリオにも活用する事ができます。

人気が高い、注目度が高い分野やテーマで、他の人と内容が被ってしまう心配をされている方は、興味のある分野を複数組み合わせると、自分らしいオリジナリティーのある内容や新たな発見、アイデアが生まれることもあります。

2. 子供の頃好きだったことに再度取り組む

今、あまり熱中できるものがない、新しいことに取り組む時間があまりないという方は、子供時代に夢中になったことに再度取り組んでみるのはいかがでしょうか。

卒業生の方で、子供時代によく遊んだおもちゃ、思い出、影響を受けた本からインスピレーションを元に作品にされた方も多くおられます。大人になってから見返すと、当時とは異なる視点で見ることにより、新たなアイデアに繋がる事もあります。自分は子供の頃、何が好きだったのか、どんな事を感じていたのか、どんな物が欲しかったのか、どう表現していたのかと考えることは、自分の中から自由制作へのインスピレーションを探すヒントです。

3.日常生活の中に溢れるインスピレーション

日々の暮らしの中には、意外と多くのインスピレーションが隠れていたりします。特に、京都芸術大学は、美しい自然、歴史ある街、美術館などに囲まれています。スクーリングで京都や東京のキャンパスに来た際には、何気ない街並み　四季折々の風景、または立ち寄ってみたカフェのメニュー、街の看板など、普段当たり前に感じているものを改めて見返してみると、新しい発見があるかもしれません。目に留まったデザインを写真に撮って、インスピレーションを集めておきましょう。日常の中でのちょっとした気づきや観察が、テーマに繋がることがあります。

4. コミュニティーをフル活用

本学では対面スクーリングや、airUコミュニティ（本学通信部の学生用SNS）などを通じて、幅広い年齢や職歴、経験などのバックグラウンドを持つクラスメイトとの交流機会があります。共に学ぶクラスメイトとの交流から、様々なインスピレーションやアイデアのコラボレーションが生まれることもあります。異なる視点や経験を持つ人たちとの交流から、新しいアイデアを得たり、アウトプットしていきましょう。

身近な人の「お悩み」は、インスピレーションの宝庫です。自分では当たり前だと思っていた事が、他の人は日常生活の中で不便に感じていたり、改善が必要だったりします。これらは、自由課題のテーマ選定の大きなヒントになります。

 

また、本学通信部の卒制アーカイブサイトも閲覧できるので、先輩たちの作品も覗いてみましょう。

 京都芸術大学 通信教育課程WEB卒業・修了制作展

5. 極めたい技術から選ぶ

新たにチャレンジしてみたい表現方法、または学校で習ってさらに深めたい技術に合わせてテーマを見つけるという方法もあります。皆さんが授業で学んだ技術、自分らしいテーマの両方を組み込むことで、大学生活の集大成といえる作品を目指してみましょう!

グラフィックデザインコースでは、グラフィックデザインの基礎から、映像・モーショングラフィックス、WEB制作まで幅広い領域を学ぶことができ、様々な表現方法にチャレンジする機会があります。

まとめ

自由課題のテーマに悩んでいる方は、好きなことや興味のあることを深めたり、日常の中での新たな発見を大切にしながら、インスピレーションを探してみてください。

グラフィックデザインコースでは、1年を通して自身の研究テーマを設定し、卒業制作に取り組みます。初心者の方でもわかりやすく、デザインの基礎から応用まで幅広く学ぶことができます。授業の課題では、幅広い分野で活躍する経験豊富な講師に相談したり、アドバイスを貰う機会もあります。

興味を持たれた方は、ぜひ以下のリンクから詳細をご覧ください！

 

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