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グラフィックデザインコース

2024年08月21日

【グラフィックデザインコース】デザインの壁を乗り越えるための第一歩!

こんにちは!
業務担当非常勤講師の福田学です。

今回は、在学生の方に多く見られ、誰もがぶつかるデザインの壁について少しお話しできたらなと思います。

在学生のデザインの壁


目指したいデザインが思いつかない、求められていることが表現できないなどデザインの壁は新人デザイナー、フリーランスデザイナー、誰もが経験していると思います。状況や立場によってさまざまなではありますが、ここでは在学生によく見られる3つの壁をご紹介します。


壁1:あれもこれも盛り込んでまとまらない


  • 思いつきで足す作業をしてしまう。

  • 気分でデザインをしてしまう。

  • 多様なパーツを作り込んでしまう。


壁2:なんとなくデザインして完成できない


  • 気にいったデザインに寄せて迷ってしまう。

  • 伝えるべき優先順位が定まっていない。

  • 不安で自身のないデザインになってしまう。


壁3:そもそも何を作っていいのかわからない


  • 考えすぎて手が動かなくなってしまう。

  • イメージがまとまらない。

  • 思考が停止してしまう。


3つの壁の共通点

グラフィックデザインコースは、デザイン経験者も在籍していますが、ほとんどの方はデザイン未経験の方が多く初めて本格的にデザインに触れ学んでいる最中なので、制作アプリケーション(イラストレーター、フォトショップなど)の不慣れはありますが、共通して情報量やデザインの引き出しの少なさで自身の作品イメージに自信が持てなくなり迷ってしまっています。
デザインの引き出しを増やすために

ほとんどの方は、どうして良いかわからなくネットやSNSを活用しデザイン手法を見たり、聞いたり、探したりしています。中には美術館や芸術イベントなどへ行き自らデザインや芸術に触れることでアイデアを探してる方もいらっしゃいます。どれも一時的な効果はあると思いますが、実はほとんどの方は起こした行動(インプット)に満足してしまいデザインの引き出し幅がそれほど広がっておらず、単純化してしまったり、デザインをなぞってしまいます。
デザインの引き出しを増やすために、私なりのデザインの引き出しを増やす訓練法を一つご紹介します。
デザインの引き出しを増やす訓練法

デザインを見たり聞いたりするだけでは、デザインやアイデアをストックしきれず目指したいデザインにつながりません。
世の中には多様で多彩なデザインに溢れています。デザインの良し悪しは判断基準が対峙した人により異なりますので不明確ではありますが、必ず制作意図は存在します。その制作意図を自分なりに「なぜ」を考察してみてください。

  • なぜこのロゴはこの造形となったのか?

  • なぜ一色でデザインされたチラシなのか?

  • なぜこのプロダクトはこのような形なのか?

  • なぜこのパッケージは商品ロゴだけなのか?

  • なぜこのタレントがCMに器用されたのか?

  • なぜこのウェブサイトは見やすいのか?




「なぜ」を考えるだけで表面的なデザインだけではなく、制作側の意図を感じとることができ流行や共通項も自然と見えてきます。デザインにはナラティブが存在します。デザインで表現された先には何があるのかを考える必要があります。表面的な部分を見るだけではなく広い視野で物事をとらえることが「デザインの引き出しを増やす」ことにつながります。
目の前のデザインと向き合いコミュニケーションをとってみてください。
「なぜ」を習慣化することで、少しずつデザインの引き出しが増え、「気づき」も自然と生まれてくると思います。
ぜひ、試してみてください。
デザインを楽しんで学べる環境

グラフィックデザインコースではさまざまな角度から多様なデザインを学んでいきます。スピードについていけないこともあるかもしれませんが、自分のページでじっくり学びを深めていけるのも通信教育の利点です。

本学はコンシェルジュ・教員相談・オープンゼミといった独自のサポート体制を整えていますので、抱え込まずに積極的にサポートを活用していくことで、安心してまなびを進めることができます。
実績経験豊富な教員をはじめ、多領域にわたる講師陣でみなさまのご入学をお待ちしております。

2025年度春入学出願は9/17(火)から受付開始!

グラフィックデザインコース|大学公式HP

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