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2024年09月02日
【通信制大学院】洋画分野修了生の活躍:温井大介さんおめでとう!
2023年度の修了生、温井大介さんは2024年6月に東京で催されましたコンクール展「IAG」で見事大賞を受賞されました。
奥田芳輝先生よりご紹介いただきましたので、お知らせ致します。
「IAG」展は池袋アートギャザリング公募展の略称で、東京・池袋で開催される「池袋モンパルナス回遊美術館」のメイン企画です。様々な分野の作品が出品され、今回温井さんの作品が大賞に選ばれました。
2023年度まで本学通信教育過程大学院に在学し「絵画は死なない」をテーマに修士論文を書きながら、研究ではその証となる150号の大作を完成させました。図はその作品です。
作品について以下のようなコメントもいただきましたので紹介します。
「本作は美術史や美術評論等で言われる『絵画の死』と、それでも『絵画が死なない理由』を修論と併せて研究するための作品です。その中で、『絵画が誰も死ぬとは思わなかったであろう時代』の事を考えながら制作する事で、逆説的に『絵画が死なない理由』の事が分かるのではないか、また、自身の基礎的な部分を考え直す機会になるのではないか、というのが、静物・人物・風景を含んだプラトー構図(二層構図)で描くこの様式です。この三つが同時に描かれた様式を探る中で、北方ルネサンスの大家であるロヒールを研究しました。
ロヒールの事を調べる中で『簡素化』と『抒情性』という、自身が長年親しんできた作家、山口薫との共通点を見つけ、今作では『描く』と『描かない』、『具象』と『抽象』などの自分自身で納得できるタブロー表現の地点(間:あわい)を探りました。しばらくはこの様式で絵画表現を探っていきたいと思っています。
また今年度発表の機会がありますのでご覧いただけますと嬉しいです。」温井大介
「絵画が死なない」のはこの作品を見れば一目瞭然です。こんなに楽しんで絵画と向き合い、人が生きて生の体でキャンバスと向き合い格闘する楽しさがほとばしっています。美術史上は何度も絵画は死んでいますが、決してそんな筈はありません。それを検証するためにこの作品を制作し、答えはやはり画面に溢れています。
温井さんの活動は在学当時から制作だけでなく展覧会の企画やプロデュースをしています。また、桐生大学短期大学部非常勤講師と後輩の育成にも関わりながら、以下のようなアートプロジェクトやグループ展に参加出品しています。
アートプロジェクト高崎2024のキュレーションを一部担当
10/26-12/2 群馬県高崎市内
http://taka-art.jp/2023
「完全」に出品
「KANZEN-完全-」大宴会的美術展
会期:2024年9月4日(水)~9月9日(月)[最終日午後6時終了]
会場:伊勢丹新宿店 本館6階 催物場
特設サイト:https://www.mistore.jp/shopping/event/shinjuku_e/kanzen_10
また地元で2025年3月開催予定の、妙義101エンナーレ!(群馬県富岡市妙義ビジターセンター)にも企画参加する予定です。
他にも個展の予定などもあり忙しい中研究活動を続けています。
AI が絵画を制作する時代が訪れまたもや絵画が瀕死になってしまう状況が訪れるかもしれませんが、いえいえ何の、そう簡単には死なないでしょう。創作することは人類の本能的根源的な喜びです。人が人である限り決して絵画は死なないでしょう。東北芸術工科大学洋画コースの卒業生でもある本学修了生、温井大介さんに洋画分野研究室よりエールを送ります!
▼京都芸術大学大学院(通信教育)webサイト 洋画分野ページ
奥田芳輝先生よりご紹介いただきましたので、お知らせ致します。
「IAG」展は池袋アートギャザリング公募展の略称で、東京・池袋で開催される「池袋モンパルナス回遊美術館」のメイン企画です。様々な分野の作品が出品され、今回温井さんの作品が大賞に選ばれました。
2023年度まで本学通信教育過程大学院に在学し「絵画は死なない」をテーマに修士論文を書きながら、研究ではその証となる150号の大作を完成させました。図はその作品です。
作品について以下のようなコメントもいただきましたので紹介します。
「本作は美術史や美術評論等で言われる『絵画の死』と、それでも『絵画が死なない理由』を修論と併せて研究するための作品です。その中で、『絵画が誰も死ぬとは思わなかったであろう時代』の事を考えながら制作する事で、逆説的に『絵画が死なない理由』の事が分かるのではないか、また、自身の基礎的な部分を考え直す機会になるのではないか、というのが、静物・人物・風景を含んだプラトー構図(二層構図)で描くこの様式です。この三つが同時に描かれた様式を探る中で、北方ルネサンスの大家であるロヒールを研究しました。
ロヒールの事を調べる中で『簡素化』と『抒情性』という、自身が長年親しんできた作家、山口薫との共通点を見つけ、今作では『描く』と『描かない』、『具象』と『抽象』などの自分自身で納得できるタブロー表現の地点(間:あわい)を探りました。しばらくはこの様式で絵画表現を探っていきたいと思っています。
また今年度発表の機会がありますのでご覧いただけますと嬉しいです。」温井大介
「絵画が死なない」のはこの作品を見れば一目瞭然です。こんなに楽しんで絵画と向き合い、人が生きて生の体でキャンバスと向き合い格闘する楽しさがほとばしっています。美術史上は何度も絵画は死んでいますが、決してそんな筈はありません。それを検証するためにこの作品を制作し、答えはやはり画面に溢れています。
温井さんの活動は在学当時から制作だけでなく展覧会の企画やプロデュースをしています。また、桐生大学短期大学部非常勤講師と後輩の育成にも関わりながら、以下のようなアートプロジェクトやグループ展に参加出品しています。
アートプロジェクト高崎2024のキュレーションを一部担当
10/26-12/2 群馬県高崎市内
http://taka-art.jp/2023
「完全」に出品
「KANZEN-完全-」大宴会的美術展
会期:2024年9月4日(水)~9月9日(月)[最終日午後6時終了]
会場:伊勢丹新宿店 本館6階 催物場
特設サイト:https://www.mistore.jp/shopping/event/shinjuku_e/kanzen_10
また地元で2025年3月開催予定の、妙義101エンナーレ!(群馬県富岡市妙義ビジターセンター)にも企画参加する予定です。
他にも個展の予定などもあり忙しい中研究活動を続けています。
AI が絵画を制作する時代が訪れまたもや絵画が瀕死になってしまう状況が訪れるかもしれませんが、いえいえ何の、そう簡単には死なないでしょう。創作することは人類の本能的根源的な喜びです。人が人である限り決して絵画は死なないでしょう。東北芸術工科大学洋画コースの卒業生でもある本学修了生、温井大介さんに洋画分野研究室よりエールを送ります!
▼京都芸術大学大学院(通信教育)webサイト 洋画分野ページ
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