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グラフィックデザインコース

2024年10月24日

【グラフィックデザインコース】とある在校生の勉強会−自分の言葉を育てるために−

こんにちは。業務担当非常勤講師の畠山です。
早いもので今年もあと2ヶ月ですね。2025年に向けて、良いスタートを切るために今年もしっかりやり切りましょう。

通信教育では基本的に個人での課題進行が中心になりますが、仲間と共に勉強会を立ち上げたり、日常の中で意見交換を行うことで、新たな発見や学びに繋がることも多くあります。私自身、現役の大学院生として、学友たちとの交流のおかげで想像以上に充実した半年間を過ごすことができました。

今回は、私が院生と共に企画し、実際に運営している読書勉強会「ドクベン」について紹介させていただきます。



■院生との読書勉強会「ドクベン」

大学生活を振り返って「もっとやっておけばよかった」と思うことの一つは、読書です。
大学時代に「科目課題の協力」や「自主制作に関するディスカッション」といった勉強会は経験しており、それらも良い成果に繋がりました。とはいえ、大学生としては、これまで蓄積されてきた叡智や洞察を糧にしながらも、新しい発見や自己表現に挑戦したいところです。

特に、グラフィックデザインコースでは、作品制作においてコンセプトや企画をしっかりと考え、相手に伝える力が求められます。「自分のやりたいことは何か?」「誰にどんな影響を与えたいのか?」「作品のコンセプトは何か?」といった問いに対し、自分の言葉で語れるようになることが、他者へ伝えるデザインの第一歩になります。ここで、その助けとなるのが読書です。

しかし、読書を進めるのが難しい、またはどのように活かして良いかわからない、という方も多いかもしれません。実は私も同じでした。「本を読んで、自分の言葉にし、制作や論文に活かす」というプロセスをもっと円滑に進めたい。そんな思いから、この読書勉強会「ドクベン」を企画しました。

【概要】
・同じ本を複数人で読み進め、毎週Zoomで意見交換します。
・読書&対話する人は2人以上。読書していない方でも、入室・退出は自由です。
・読む本は、先生方ご紹介のものや、科目に関連する書籍を選定しています。
できるだけ複数の本を並行して読み進めることを目指しています。

【狙い】
・読書を習慣づけること。
・一人で消化するのではなく、複数の視点から内容を学び取ること。
・意見交換や複数の本の関連づけを通して、自分の言葉で表現できるようになること。

7月にスタートしてから、今のところほぼ毎週開催しています。最近では、勉強会の後に自由に話せるフリートークの時間も設けています。科目課題や学生生活のことを話す中で、「この本でも同じようなことが書かれていた」「異なる視点で同じテーマをどう扱っているか」といった発見があり、より深い学びに繋がっています。

実は、この勉強会のアイデアは、博士(学術)の先輩が行っていた勉強会からヒントを得ました。先輩とその知人が同じ本を読み進める勉強会に、私は「聞くだけ参加」させていただきました。聞くだけでも、読んでいない本についても得るものがあり、意見交換することで本の理解が深まります。読む人だけでなく、参加者全員にとって有益な時間になっており、読む習慣をつける助けとなっています。この継続性こそが、勉強会の大きな魅力だと思います。

この勉強会は学内SNSの「airUコミュニティ」で運営しています。もしご興味ある方は入学後に、airUコミュニティで「ドクベン」を検索してみてくださいね!



以上、今回は私が学生同士で企画した勉強会の事例をご紹介しました。読書に限らず、airUコミュニティにはさまざまなテーマのコミュニティがあり、勉強会を組むことも可能です。みなさんの大学生活をより充実させるための参考になれば幸いです。

※airUコミュニティは学生・卒業生・教職員が参加する学内専用SNSです。入学後にぜひログインするのを楽しみにしてくださいね。

 

 

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