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歴史遺産コース

2024年11月18日

【歴史遺産コース】スクーリング科目「中世~近世 活字史料の講読」のご紹介

みなさん、こんにちは。業務担当非常勤講師の岩田です。1012日(土)・13日(日)に京都で行われた史料講読のスクーリングをご紹介いたします。

本科目は、中世と近世に書かれた史料を読むための知識や、技術を学んでもらおうという授業です。扱うのは、くずし字で書かれた史料ではなく、現在、活字化されて出版されている史料です。中世は岩田、近世は熊田先生が担当しました。

10月12日(土)の授業風景



漢文で書かれた史料を読む際には、漢文の文法を理解することはもちろんですが、出てくる人物や地名、現在使わないような語句など、いろいろと調べることがたくさんあります。そして、それらを調べるための便利な辞典や索引類が多く出版されています。今回は、これらのツールを紹介し、実際に手にとってもらいながら、読解作業を進めてもらいました。

対面授業の前に、オンデマンド授業を実施し、中世・近世の動画を視聴し、漢文の文法や史料読解に必要な基礎知識を学びます。動画は視聴期間中、繰り返し視聴できるので、知識の定着という点ではとても効果があります。

10月13日(日)の授業風景



対面授業は1日(開催日の土・日曜日の両日のうちから選択)です。一人ずつ当てていく方式だと学生さんも辛いと思いますので、数人の班に分かれて、各班のメンバーと協力して史料を読み進める形をとっています。1つの史料の文章を少しずつ各班で分担し、割り当てられた文章の書き下しをホワイトボードに書いていきます。独学だとくじけてしまいがちな史料読解ですが、このスクーリングでは、班のメンバーと協力して、楽しく史料を読んでいただくことに主眼を置いています。

史料を読むのに便利な辞典類や索引類です。



ホワイトボードに各班の書き下しが出そろうと、教員が答え合わせや史料の背景についての説明を行いました。作業中の学生さんの疑問にすぐに答えたりできるのも、対面授業のよさだと思います。受講生のみなさん、お疲れ様でした!

歴史遺産コースでは、本科目をはじめ、過去の様々な時代の人々が書いた史料を読み解くための技術や知識を学ぶ科目が充実しています。私達と一緒に過去との対話をしてみませんか?

 

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