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染織コース

2024年11月19日

【染織コース】染色作品のサインについて

みなさんこんにちは、染織コース専任講師の繁田真樹子です。

10 月は染織コースの教員や卒業生の展覧会ラッシュでした。かくいう私もグループ展をいたしました。

染物作家三人展
■10月 23 日() → 29日()
■大阪高島屋 6 階リビング POP UP 特設コーナー
「型染め 北里 美絵子」
「和紙アーティスト 福嶋 秀子」
「ろう染 繁田真樹子」

久しぶりの企画展です。
型染め作家の北里 美絵子さんとは 10 年ぶりの再会と展示、和紙アーティスト 福嶋 秀子さんとは初めましてでした。

キモノ4点を展示 ギャラリーでの展示とはひと味違います



私はキモノ作品を展示したのですが、染色作品のサインについて(織の作品について私は染色専門ですのでまた違うと思います)ご質問がありました。着物の場合、日本画の影響が深く、右裾の着ると見えない場所にサインと落款などを入れる場合があります。
染め帯も落款が入っているものもあります。
私はそこに自身の名前を染めで入れています。

染織のパネルの作品は絵の世界観を邪魔しなければ右下に入れますし、私の場合はパネルの側面に入れています。

正面からは見えないようにパネルの側面にサイン



タペストリーの場合も右下または、縫い目のある所などに入れて目立たなくするというのも良いです。 また自身で染めたものを縫製して小物も制作しておりますが、これはロゴを作って裏に縫い付けています。
スクーリングは決まった課題があり、進めていきますのでこのサインというのは考えなくても無いのですが、「染織2 型染のハンカチと誕生月のカレンダーをデザインする」 ではご自身のお名前を入れて仕上げていましたね。

カレンダー作例より



卒業制作ではスクーリングで学んだことを元に、ご自身でコンセプトを考えて作品を制作します。
「これは私の作品です」という宣言にもなりますのでサインを入れても良いでしょう。もちろん世界観が崩れたりするのでしたら裏に入れるのもよいでしょう。
考えてみますとサインについて、私自身は誰からも教わっておりません。
将来、作家として、もちろん趣味としてでも作品を制作なさるというのでしたら、グループ展や企画展など色々な展覧会でサインの場所を見てください。
図録なども色々なサインが見れますのでおすすめです。
サインについての考え方を在学中に色々な先生に聞いてみるのも良いですね。
場合によりルールがあるものもありますが、ちょっとした工夫やこだわりがある先生がいらっしゃるかもしれません。サインなんてまだまだ、、と思わずに卒業制作や卒業後の作品には入れてみてください。

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