PHOTO

PHOTO

染織コース

2025年01月21日

【染織コース】卒業制作を通して一自宅で制作をするということ一

みなさんこんにちは、染織コース専任講師の繁田真樹子です。
20251月は卒業制作の最後のスクーリングが行われました。

卒業制作6作品発表前の準備(過去の写真)



通信染織コースのスクーリングは京都瓜生山キャンパスの対面、東京外苑キャンパスの対面、自宅でのオンラインと同科目のスクーリングが別々の日に開講されます。スクーリングによっては東京外苑では開講がなく、京都とオンラインでの開講といったものもあリますが、オンラインでは全て開講していますので日程を上手く組み合わせるとオンラインのみで卒業まで進めます。
4年次スクーリング科目の卒業制作は他のスクーリングと違い、京都での対面とオンラインの同日開講となっています。つまリ京都での対面のスクーリングにオンラインで同時に参加できます。

染織コースのスクーリングは1年次には藍染で絞リ染めの浴衣を制作します。大学でこの授業を受講する場合、演習室があり制作スぺースがありますが、これをどうやってオンラインでできるのでしよう。
オンラインで受講する場合、大体においてオンラインセットという必要な染料や特殊な道具をまとめたものを学生に注文してもらいます。特殊な道具以外で簡単に手に入るようなもの、例えは糸や筆、スケッチブックなどはスクーリング当日までに自身で揃えていただきます。
そして藍染めのオンラインの場合はご自宅の壁やシンクが染まってしまわないように養生していたたきます。オンラインで受講という場合準備に大変時間がかかリますが、スクーリング以降は道具と場所を準備できたということで、すぐにご自身で自由制作ができます。

藍染を自宅でする場合の養生方法(シラバスに記載写真)



【染織コース】13m の浴衣の反物を染めるスクーリング


 

卒業制作というスクーリングは大学で作品を制作するというよリ演習室で試作を試みたリ教員との相談に時問を使いますので、対面とオンラインのどちらにしてもご自宅での制作が必要です。ご自宅で制作できる環境をゆっくりと作っていくというのも良いでしよう。中には大変大きなアトリエを持っている方もいらっしゃいますが、小さな部屋で制作できるように工夫をしてみるという方もいらっしゃいます。そういった事を含めての卒業制作の担当教員との相談になります。通信の学生はご自宅での制作に慣れていますのでご卒業された後も作品を制作発表される方が多くいらっしやるのはそういった仕組みだからでしよう。
私はキモノを制作しておリましたが、直線で4mの場所が必要です。仕事場に使っている自宅の4畳半からドアを開け玄関、廊下ダイ二ングと部屋をまたいで反物を張っていました。工夫すればなんとかなるものです。制作中は廊下でつながっているので部屋から部屋への移動は苦労しました。

 

細長い反物を染める場合。キモノを4つに分けて染色(自宅撮影)



廊下は上に反物があるので常に腰をかがめて移動(自宅撮影)



染織コースでは染織を基本から学べると同時に、卒業後にその学びを続けられるというのも良いところです。
今年の染織コースは卒業制作展に52名が作品を展示します。39() ~ 316()まで京都の瓜生山キャンパスで展示しますし、WEB卒展もございますので在学生の皆さん、入学をご検討の皆さん是非ご覧になっていただきたいです。



WEB卒展をご覧になりたい方はこちら



この記事をシェアする