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日本画コース

2024年12月09日

【日本画コース】3年次スクーリング 人物制作 ~下塗り編~

こんにちは。日本画コース業務担当の岸本です!

今月は、3年次スクーリング 【日本画V2(人物制作1)】の授業から教室の様子をお届けします!

3年時に受けることができるスクーリングは、以前にブログでもご紹介した風景写生、風景制作のスクーリングと今回紹介する人物写生、人物制作のスクーリングがあります。
どちらの授業も1〜2年時の授業と比べると画面のサイズも大きくなり、構図や描き方の面でも自分なりに考えて表現することが増えてきます。

V-1人物写生の授業を受講してからこの授業に臨まれる方も多いと思います。
2週にわたる4日間のデッサンを通して対象とじっくり向き合った写生を、今回の授業からは作品へと昇華させてゆきます。

授業の担当 佐竹龍蔵先生





制作に移行する前に、草稿紙に写生を引き伸ばしてゆきます。
形を正確に写し取ることも大切ですが、自分だけの新しい世界観を画面に作り出してゆく気持ちで描いていきましょう!

今回のレクチャーの様子も少しだけご紹介します。
課題のサイズが40号なので、1〜2年時の課題と比べるとかなり大きくなります。
大きな画面をある程度均一に塗る方法を紹介しています。

胡粉を塗っている様子 画面が大きいと作業をしていると最初の方に塗った場所がどんどん乾いてきます。均一に塗ることを意識しすぎると刷毛の形が同じように残ってしまうので、その点も注意が必要です。
丁寧且つ軽快に塗りこんでゆきましょう。

レクチャーの続き 岩絵具で広い面積を塗る方法です。今回は11番の絵具で塗っています。
岩絵具は水干絵具や胡粉と比べると大きくは伸びないので塗っている途中で途切れてしまうことがあります。ちょうど上の写真のような具合ですね。
そうした場合、下の写真のようにすかさず絵具を塗り足してあげることで綺麗に塗ることができます。

任意の箇所を塗り込むことができたら完全に乾くまで待ってから二度三度同じように塗り込むことである程度均一な画面を作り上げていくことが可能になります。
ただ、敢えて刷毛の跡を残して塗り込んだりムラを作って画面に表情を出すこともできるので、綺麗に塗り込むこともあくまで手段の一つとしてお考えください。





皆さん着々と進んでゆきます
線画から始める人もいれば下塗りから始める人もいます。塗り方も人それぞれです。

制作はまだまだ始まったばかりです。どんな作品になっていくのでしょうか?
次回のスクーリングが楽しみです!

今回のブログはここまでです!
次回のブログもよろしくお願いします!

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