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2025年01月08日
【空間演出デザインコース】街の魅力を伝える企画展示をする
こんにちは。空間演出デザインコース研究室の片岡です。よろしくお願いします。
★ 今回は「すみだ向島EXPO」に参加した様子をお伝えいたします。空間演出デザインコースから数名の有志の方に協力いただき実施できました。私たちの企画展示を中心に、フライヤーやパネル制作などの一部をご紹介いたします。
「すみだ向島EXPO」は、墨田区の京島・八広・文花周辺エリアを舞台に、古くから住む住民や新たに移り住んだクリエーターが交流しながら、地域の魅力を発信するイベントです。
「すみだ向島EXPO」
1ヶ月の展示期間の最後にはエクスカーション(課外授業)として、空デの学生にお声がけし、私が知る限りの京島の魅力をお伝えいたしました。

会期中に応援に来てくださった学生も多く、現地に来てくださった学生は、アートやデザインが街を賑やかす様子、一歩踏み込んだ舞台裏やそこに集まる人々との関わりを体験いただけたかと思います。
私が「向島エリアに来てみたら」と声がけしたのは、大学での学びを進めていると…
・空デで学んでいる事がどう生かされるのか?どう実践できるのか?
・自分は何を目指したら良いのか?見えてこない。
という相談を受けることが多く、一緒にこれからを考える事ができないかと考えたからです。
たまたま向島エリアの一部、京島という場所に個人的なご縁がありました。華やかなスカイツリーの傍で昔ながらの長屋の街並み、暮らしを残そうと活動している京島は空デの実践のフィールドとしてとても良いと考えました。
興味を示してくださった学生に街を紹介して会話を重ね、この街で開催されている向島エキスポに出展してみようとなりました。
会期中使わせていただける場所はないかと実行委員の方々、商店街の方々にご相談、交渉することから学生と共に行いました。
キラキラ商店街内の古きレトロなコッペパン屋さん「ハト屋」さんのご厚意で、長屋の一部を解体した空き地を使用させていただける様になりました。まだ企画が曖昧な時期に手を差し伸べていただけた事は、暖かい気持ちになれました。

私たちの企画展示は「どこでも商店」です。場所は「どこでも」売り物は「なんでも」
商店街の空き地に現れたうごく商店です。

公園のような穏やかでキラキラした雰囲気と共に、移動するトラックの中に、すみだ向島EXPO、キラキラ商店街の素敵なモノ、コトを詰め込み陳列します。
ドライフラワーを刺すことができるフレームを用意して、足を止めてくださったみなさんに、自由に花を重ねていただきました。

会期中成長していく様子はドライフラワーとは思えない生命力を感じ、フレームから溢れるほどの大きな花の絵画となりました。
ご相談いただいた問題に対し、フライヤーやパネルの制作をしました。例えば、普段はイベントやミーティングの利用料をいただき施設の維持を続けている場所をEXPO期間中無料解放するのですが、その間の使用料を募金という形でサポートいただきたい。という希望に対し、募金の理解を促すパネルを制作しました。

募金額が増えると花瓶の花も増えていく仕組みです。会期の終わりには天井まで届く勢いとなりました。パネル内の写真の顔は空デ学生です。現地で参加できない遠くの人からも協力いただきました。
最終週には店舗をお借りしてお食事をご提供するコラボ企画の実施もいたしました。

1ヶ月の間、街に寄り添い、そこに暮らす人々との関係が深まり、その結果コラボ企画に至ったことは、とても良い成果だと思っています。
デザイン手法の学びを深めていると、細かい作り込みに意識が向きすぎてしまうことがあります。しかし今回「関わる人々へどう響くかをおざなりにはできない」と考える体験となったと思います。我々の考える空間演出デザインでは大切な意識なのかもしれません。
いつものスクーリングとは違った空デのみなさんの表情に出会える嬉しい日々でした。たくさんの方々に応援、ご協力いただきました。ありがとうございました。
★ 今回は「すみだ向島EXPO」に参加した様子をお伝えいたします。空間演出デザインコースから数名の有志の方に協力いただき実施できました。私たちの企画展示を中心に、フライヤーやパネル制作などの一部をご紹介いたします。
地域の魅力を発信する
「すみだ向島EXPO」は、墨田区の京島・八広・文花周辺エリアを舞台に、古くから住む住民や新たに移り住んだクリエーターが交流しながら、地域の魅力を発信するイベントです。
「すみだ向島EXPO」
1ヶ月の展示期間の最後にはエクスカーション(課外授業)として、空デの学生にお声がけし、私が知る限りの京島の魅力をお伝えいたしました。

会期中に応援に来てくださった学生も多く、現地に来てくださった学生は、アートやデザインが街を賑やかす様子、一歩踏み込んだ舞台裏やそこに集まる人々との関わりを体験いただけたかと思います。
なんで参加することになったの?
私が「向島エリアに来てみたら」と声がけしたのは、大学での学びを進めていると…
・空デで学んでいる事がどう生かされるのか?どう実践できるのか?
・自分は何を目指したら良いのか?見えてこない。
という相談を受けることが多く、一緒にこれからを考える事ができないかと考えたからです。
たまたま向島エリアの一部、京島という場所に個人的なご縁がありました。華やかなスカイツリーの傍で昔ながらの長屋の街並み、暮らしを残そうと活動している京島は空デの実践のフィールドとしてとても良いと考えました。
興味を示してくださった学生に街を紹介して会話を重ね、この街で開催されている向島エキスポに出展してみようとなりました。
まずは居場所つくり
会期中使わせていただける場所はないかと実行委員の方々、商店街の方々にご相談、交渉することから学生と共に行いました。
キラキラ商店街内の古きレトロなコッペパン屋さん「ハト屋」さんのご厚意で、長屋の一部を解体した空き地を使用させていただける様になりました。まだ企画が曖昧な時期に手を差し伸べていただけた事は、暖かい気持ちになれました。

左がbeforeの空き地、右がafterの企画展示の様子
「どこでも商店」
私たちの企画展示は「どこでも商店」です。場所は「どこでも」売り物は「なんでも」
商店街の空き地に現れたうごく商店です。

公園のような穏やかでキラキラした雰囲気と共に、移動するトラックの中に、すみだ向島EXPO、キラキラ商店街の素敵なモノ、コトを詰め込み陳列します。
トラックから広がる交流拠点を目指します
ドライフラワーを刺すことができるフレームを用意して、足を止めてくださったみなさんに、自由に花を重ねていただきました。

会期中成長していく様子はドライフラワーとは思えない生命力を感じ、フレームから溢れるほどの大きな花の絵画となりました。
デザインで問題を解決します
ご相談いただいた問題に対し、フライヤーやパネルの制作をしました。例えば、普段はイベントやミーティングの利用料をいただき施設の維持を続けている場所をEXPO期間中無料解放するのですが、その間の使用料を募金という形でサポートいただきたい。という希望に対し、募金の理解を促すパネルを制作しました。

募金額が増えると花瓶の花も増えていく仕組みです。会期の終わりには天井まで届く勢いとなりました。パネル内の写真の顔は空デ学生です。現地で参加できない遠くの人からも協力いただきました。
まわりがあってこそのデザイン
最終週には店舗をお借りしてお食事をご提供するコラボ企画の実施もいたしました。

1ヶ月の間、街に寄り添い、そこに暮らす人々との関係が深まり、その結果コラボ企画に至ったことは、とても良い成果だと思っています。
体験から理解するデザインの目的
デザイン手法の学びを深めていると、細かい作り込みに意識が向きすぎてしまうことがあります。しかし今回「関わる人々へどう響くかをおざなりにはできない」と考える体験となったと思います。我々の考える空間演出デザインでは大切な意識なのかもしれません。
いつものスクーリングとは違った空デのみなさんの表情に出会える嬉しい日々でした。たくさんの方々に応援、ご協力いただきました。ありがとうございました。

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