芸術教養学科
- 芸術教養学科 記事一覧
- 【芸術教養学科】WEBマガジンをテキストに ─ 常に更新され続ける教科書 ─
2025年01月22日
【芸術教養学科】WEBマガジンをテキストに ─ 常に更新され続ける教科書 ─
こんにちは。芸術教養学科の岩元です。昨年12月、オンラインで実施した1日体験授業に登壇させていただきました。本記事では、体験授業でどのような内容を取り扱ったのか、またそこから広がる学びの魅力をお伝えしたいと思います。なかでも、学科の専門科目「芸術教養研究」で使用しているWEBマガジン「アネモメトリ」を中心にご紹介します。
「芸術教養研究」とWEBマガジン「アネモメトリ」
芸術教養学科には、芸術・デザインや文化に対するさまざまな視点を養い、深く学んでいくための科目が数多くあります。その中でも「芸術教養研究」は、「今を読み解く」というコンセプトのもと、特に現在進行形の芸術的・文化的活動を深掘りし、学生の皆さんが主体的に考え、ご自身なりの意見を持つ力を育むことをめざしています。この授業で使用しているのが、本学通信教育課程が発行するWEBマガジン「アネモメトリ」です。(WEBマガジン「アネモメトリ」はどなたでも閲覧可能です!)

「アネモメトリ」では、全国各地で行われている芸術的・文化的活動を取り上げた特集記事を毎月更新しており、2025年1月時点で140号を数える豊富なアーカイブを誇ります。例えば、地域資源を活用したアートプロジェクト、社会課題の解決を目指した創造的な挑戦、伝統文化の新たな展開など、取り上げている活動は多岐にわたります。
通常、テキストといえば既に発行された書籍を指し、情報は執筆時点で固定されてしまっています。しかし、「アネモメトリ」は常に更新され続けているため、最新の事例やトレンドを取り入れながら学べる点が大きな特徴です。そのため、生きた学びを実感でき、学んだことを現実世界と結びつけやすくなるのです。
「道後温泉アートプロジェクト」を題材に
今回の体験授業では、「アネモメトリ」の中から「道後温泉アートプロジェクト」に関する特集記事を取り上げました。このプロジェクトは、日本最古の温泉地のひとつである道後温泉を舞台に、アートを通じて地域の魅力を再発見し、新たな価値を生み出そうという取り組みです。(詳しい内容はこちらの記事でご覧いただけます。)

体験授業では、まず教員の視点から記事を解説しました。記事ページを画面共有しながら、その記事を実際にどのように読み進めているのかについて、教員の専門性や興味関心に基づいて解説しました。その後、参加者自身が記事を読み解き、チャットを通じて自由に意見を交わすディスカッションを行いました。
今回記事を読み進めていただいたのは日米のアートプロジェクトについての研究などを行なっている松本理沙先生です。普段何気なく目にしている文化的活動にも、背景にある意図やコンセプトを読み取ることで、新たな視点が開けることを実感できる時間でした。
「現在進行形」を学ぶ意義
「芸術教養研究」の授業で学べるのは、単なる知識の習得に留まりません。この授業では、現在進行形で行われている芸術的・文化的活動を特定の視点から分析し、自分なりに考察する力を養います。現代社会において、情報を受け取るだけでなく、それを自分の経験や考えと結びつけ、解釈して活用する力が求められます。この授業を通じて、その基盤となる「今を読み解く」力を磨くことができると考えています。
また、「アネモメトリ」を教材として使用することで、固定された情報ではなく、更新され続ける最新の事例に触れながら学ぶことができます。これにより、最前線の生きた学びを体験でき、常に新しい発見を得ることができるのです。例えば、「道後温泉アートプロジェクト」の記事からは、アートが地域振興にどのように寄与するのか、またそれがどのように他の地域にも応用できるのかを考えるヒントが得られるでしょう。
1日体験授業は2025年2月15日にも実施されます。ここではまた異なる記事を取り上げる予定です。ぜひ私たちの学びを体験しにきていただけたらと思います。
芸術教養学科|学科・コース紹介


「芸術教養研究」とWEBマガジン「アネモメトリ」
芸術教養学科には、芸術・デザインや文化に対するさまざまな視点を養い、深く学んでいくための科目が数多くあります。その中でも「芸術教養研究」は、「今を読み解く」というコンセプトのもと、特に現在進行形の芸術的・文化的活動を深掘りし、学生の皆さんが主体的に考え、ご自身なりの意見を持つ力を育むことをめざしています。この授業で使用しているのが、本学通信教育課程が発行するWEBマガジン「アネモメトリ」です。(WEBマガジン「アネモメトリ」はどなたでも閲覧可能です!)

アネモメトリ –風の手帖- トップ画面より
「アネモメトリ」では、全国各地で行われている芸術的・文化的活動を取り上げた特集記事を毎月更新しており、2025年1月時点で140号を数える豊富なアーカイブを誇ります。例えば、地域資源を活用したアートプロジェクト、社会課題の解決を目指した創造的な挑戦、伝統文化の新たな展開など、取り上げている活動は多岐にわたります。
通常、テキストといえば既に発行された書籍を指し、情報は執筆時点で固定されてしまっています。しかし、「アネモメトリ」は常に更新され続けているため、最新の事例やトレンドを取り入れながら学べる点が大きな特徴です。そのため、生きた学びを実感でき、学んだことを現実世界と結びつけやすくなるのです。
「道後温泉アートプロジェクト」を題材に
今回の体験授業では、「アネモメトリ」の中から「道後温泉アートプロジェクト」に関する特集記事を取り上げました。このプロジェクトは、日本最古の温泉地のひとつである道後温泉を舞台に、アートを通じて地域の魅力を再発見し、新たな価値を生み出そうという取り組みです。(詳しい内容はこちらの記事でご覧いただけます。)

#108「道後温泉アートプロジェクト 10年の取り組み」
1.地域×アートの課題と実践を探るより《熱景/NETSU-KEI》の写真
体験授業では、まず教員の視点から記事を解説しました。記事ページを画面共有しながら、その記事を実際にどのように読み進めているのかについて、教員の専門性や興味関心に基づいて解説しました。その後、参加者自身が記事を読み解き、チャットを通じて自由に意見を交わすディスカッションを行いました。
今回記事を読み進めていただいたのは日米のアートプロジェクトについての研究などを行なっている松本理沙先生です。普段何気なく目にしている文化的活動にも、背景にある意図やコンセプトを読み取ることで、新たな視点が開けることを実感できる時間でした。
「現在進行形」を学ぶ意義
「芸術教養研究」の授業で学べるのは、単なる知識の習得に留まりません。この授業では、現在進行形で行われている芸術的・文化的活動を特定の視点から分析し、自分なりに考察する力を養います。現代社会において、情報を受け取るだけでなく、それを自分の経験や考えと結びつけ、解釈して活用する力が求められます。この授業を通じて、その基盤となる「今を読み解く」力を磨くことができると考えています。
また、「アネモメトリ」を教材として使用することで、固定された情報ではなく、更新され続ける最新の事例に触れながら学ぶことができます。これにより、最前線の生きた学びを体験でき、常に新しい発見を得ることができるのです。例えば、「道後温泉アートプロジェクト」の記事からは、アートが地域振興にどのように寄与するのか、またそれがどのように他の地域にも応用できるのかを考えるヒントが得られるでしょう。
1日体験授業は2025年2月15日にも実施されます。ここではまた異なる記事を取り上げる予定です。ぜひ私たちの学びを体験しにきていただけたらと思います。
芸術教養学科|学科・コース紹介


おすすめ記事
-
芸術教養学科
2024年09月12日
【芸術教養学科】入学から卒業後まで続くサポート体制
みなさん、こんにちは。 今年度から芸術教養学科に着任した松本理沙です。どうぞよろしくお願いいたします。 さて、芸術教養学科に着任してもう半年が過ぎようとしていま…
-
芸術教養学科
2024年08月20日
【芸術教養学科】「○○演習」って、何をする科目?
芸術教養学科 岩元宏輔 大学選びや授業選びの際、シラバスを見ていると、時々目にする「○○演習」という科目名。「演習」と聞いて、「一体どんなことをするんだろう?」…
-
芸術教養学科
2023年08月08日
【芸術教養学科】「で、何を教えるの?」
みなさん、こんにちは。芸術教養学科の岩元です。この4月に着任して、初めてのブログ投稿です。どうぞよろしくお願いします。 写真は都内在住の私が在籍する、外苑キャン…