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2025年02月20日
【空間演出デザインコース】「コンテンポラリー・ジュエリー」で新しい価値を
こんにちは。
空間演出デザインコース(空デ)研究室の森明子です。
こちらを読んでくださっている皆さんは、今、ジュエリーを身につけておられるでしょうか。
空間演出デザインコースの授業で、ジュエリー?と思われる方もいらっしゃると思いますが、
空デの学びの対象は、身の回りのモノやコトすべてだといっても過言ではないほど、本当に多岐にわたります。
当然、インテリアや建築といった「空間」そのものを扱う科目も多いのですが、
今回は、空デの授業でもちょっと珍しい「コンテンポラリー・ジュエリー」のスクーリング科目の様子を紹介します。

ジュエリーと聞くと、まず、高価な宝石や貴金属が思い浮かぶのではないでしょうか。
しかし、今回の授業で扱う「コンテンポラリー・ジュエリー」は、
既存のジュエリーとは異なり、宝石の希少性や細密な彫金技術に重きを置いたものではありません。
コンテンポラリー・ジュエリーは、決まった素材や技術にとらわれず、デザイナーが自由に創造することができる新しいジュエリーの分野だと言われています。
この授業では、身近にある様々な素材を使って、独自のジュエリーデザインに挑戦します。
では、早速、実際の授業の様子をのぞいてみましょう。

まずは、コンテンポラリー・ジュエリーとはどういったものかを知るところから始まります。
教員からのレクチャーを受けたり、事前に調査した事例を交流したりしながら、制作のイメージを膨らませていきます。
また、今回は「糸」をテーマにしたジュエリーを制作することも課題条件でした。
ただ、糸といっても、刺繍糸、タコ糸、釣り糸、歯磨き用のフロスなど多種多様な糸が存在します。さらに、針金やパスタなど、糸状の形態として使えるものまで視野を広げてみると、素材の可能性は無限です。
受講生の皆さんが、実際に集めてきた素材もさまざま。


いろいろな結び方や編み方を試したり、他の素材を組み合わせたり。


素材の特性や魅力とじっくり向き合い、ジュエリーになる可能性を探っていきます。

美しいことは素敵ですが、単なる装飾品であることだけがジュエリーの役割ではありません。
ジュエリーには、古来から魔除けやお守りの意味でも人々に親しまれてきたという歴史もあります。


どんな人にどんな気持ちで身につけてほしいのか。
身につけることでどんなコミュニケーションが生まれていくのか。
作品の先にある体験にも思いを巡らせながら、独自のコンセプトをもってジュエリーに仕立てていきます。

2日間の授業の最後には、いよいよ作品の発表です。
一つとして同じ表現のない、他の受講生たちの作品を見ることができるのは、スクーリング科目の醍醐味!
今回の自分のデザイン表現はどうだったか。
他者にしっかりと伝わるプレゼンテーションになっていたか。
教員や仲間からのフィードバックを受けて、より理解を深めることができます。

この授業は3年次の選択科目になっており必修ではありません(※京都キャンパスのみでの開講となっています)が、
高価だとか希少だとかいう尺度では測れない豊かさに触れることのできる、
また、そのような視点を得ることのできる、貴重なチャンスだなと感じます。
これが美しい、これが面白い、これが素敵だ!ということを見つけられる感性は、
デザインの話だけでなく、人生の中でもかけがえのない財産になるのではないでしょうか。
そんな新しい価値観が生まれる瞬間を、
これからも空デの授業で多くの皆さんに体験していただきたいです。


空間演出デザインコース(空デ)研究室の森明子です。
こちらを読んでくださっている皆さんは、今、ジュエリーを身につけておられるでしょうか。
空間演出デザインコースの授業で、ジュエリー?と思われる方もいらっしゃると思いますが、
空デの学びの対象は、身の回りのモノやコトすべてだといっても過言ではないほど、本当に多岐にわたります。
当然、インテリアや建築といった「空間」そのものを扱う科目も多いのですが、
今回は、空デの授業でもちょっと珍しい「コンテンポラリー・ジュエリー」のスクーリング科目の様子を紹介します。

ジュエリーと聞くと、まず、高価な宝石や貴金属が思い浮かぶのではないでしょうか。
しかし、今回の授業で扱う「コンテンポラリー・ジュエリー」は、
既存のジュエリーとは異なり、宝石の希少性や細密な彫金技術に重きを置いたものではありません。
コンテンポラリー・ジュエリーは、決まった素材や技術にとらわれず、デザイナーが自由に創造することができる新しいジュエリーの分野だと言われています。
この授業では、身近にある様々な素材を使って、独自のジュエリーデザインに挑戦します。
では、早速、実際の授業の様子をのぞいてみましょう。

スクーリング当日までの事前課題で、受講生それぞれが調査した「コンテンポラリー・ジュエリー」の事例が並んでいます。
まずは、コンテンポラリー・ジュエリーとはどういったものかを知るところから始まります。
教員からのレクチャーを受けたり、事前に調査した事例を交流したりしながら、制作のイメージを膨らませていきます。
また、今回は「糸」をテーマにしたジュエリーを制作することも課題条件でした。
ただ、糸といっても、刺繍糸、タコ糸、釣り糸、歯磨き用のフロスなど多種多様な糸が存在します。さらに、針金やパスタなど、糸状の形態として使えるものまで視野を広げてみると、素材の可能性は無限です。
受講生の皆さんが、実際に集めてきた素材もさまざま。







美しいことは素敵ですが、単なる装飾品であることだけがジュエリーの役割ではありません。
ジュエリーには、古来から魔除けやお守りの意味でも人々に親しまれてきたという歴史もあります。


どんな人にどんな気持ちで身につけてほしいのか。
身につけることでどんなコミュニケーションが生まれていくのか。
作品の先にある体験にも思いを巡らせながら、独自のコンセプトをもってジュエリーに仕立てていきます。

作品が完成したら、プレゼンテーションの準備。着用モデルや撮影も、学生同士で協力して行っています。
2日間の授業の最後には、いよいよ作品の発表です。
一つとして同じ表現のない、他の受講生たちの作品を見ることができるのは、スクーリング科目の醍醐味!
今回の自分のデザイン表現はどうだったか。
他者にしっかりと伝わるプレゼンテーションになっていたか。
教員や仲間からのフィードバックを受けて、より理解を深めることができます。

この授業は3年次の選択科目になっており必修ではありません(※京都キャンパスのみでの開講となっています)が、
高価だとか希少だとかいう尺度では測れない豊かさに触れることのできる、
また、そのような視点を得ることのできる、貴重なチャンスだなと感じます。
これが美しい、これが面白い、これが素敵だ!ということを見つけられる感性は、
デザインの話だけでなく、人生の中でもかけがえのない財産になるのではないでしょうか。
そんな新しい価値観が生まれる瞬間を、
これからも空デの授業で多くの皆さんに体験していただきたいです。


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