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2025年03月24日
多世代で学び合う、ユニークな芸術大学 -2024年度 京都芸術大学 通信教育課程 学位授与式・卒業式
こんにちは、通信教育部入学課です。過日3/15(土)に挙行された「2024年度 京都芸術大学 通信教育課程 学位授与式・卒業式」の様子を紹介します。


日本全国、そして海外在住の18歳から90歳代の方々が集う本学の通信教育課程。本年度は修士・学士あわせて約1600名に学位が授与されました。

式典への参加は任意となりますが、今年は約1,300名の学生さんやご家族の方も一緒に全国から参加されました。またライブ配信で式典に参加された学生さんも多くいらっしゃいました。
本学の理念「京都文藝復興」を本学教授の松平定知先生が朗読し、式が始まります。

つづいて、通学部学生サークル「和太鼓 悳(わだいこ しん)」の祝奏です。身体全体で感じる、晴れの日にふさわしい和太鼓の響きです。

そして、学科ごとに卒業生・修了生代表の方へ「学位記・卒業証書授与」が行われます。学生のみなさんそれぞれへの授与は式典後の分科会で所属のコース教員からひとりひとり授与します。

卒業生・修了生をねぎらう祝辞の中で、吉川左紀子学長はこんなお話をされていました。
単に芸術の知識やデザインのスキルを学ぶだけではない。
本学の学生さんは、それぞれの人生経験で培われた豊富なバックボーンの上に、「芸術」という新たな分野を学び”重ねて”いかれます。
人類と自然への深い愛情に満ちた哲学を胸に、芸術の力で社会を変革してゆく。
本学の建学の理念「藝術立国」そのままに、変化の激しい時代に諦めず「学び重ね」続けた卒業生の皆さんが、とてもまぶしく映るエピソードでした。
続いて、本学の姉妹校である東北芸術工科大学の学長、中山ダイスケ先生の祝辞です。

「本学通信教育課程の卒業制作展は格別でした」と卒業制作展のレビューをお話しくださいました。
学生の皆さんの世代も背景も様々なため、
とのコメントに、会場からも笑い声も。
実際に卒業制作展のご覧になって、卒業生のお名前や作品を幾つか紹介されながらの、特別講評が行われました。
「2024年度 通信教育課程 卒業制作・修了展」WEB展示は、3月31日までご覧いただけます。
また式典の様子もアーカイブ(以下)にて御覧いただけます。
中山先生の臨場感あふれる講評とともに、ぜひ楽しんでいただけましたら幸いです。

▼式典のアーカイブ配信はこちら
https://www.youtube.com/live/oYo1jjJ26yc
最後に徳山豊理事長から歓送の辞があり、式典は終了。式典終了後は各コースの分科会会場に移動します。

分科会では、先生からお一人お一人に卒業・修了証書が授与されます。

歴史遺産コースや和の伝統文化コースは装いも華やかです。


仕事や生活を持ちながら学びを続け、卒業・修了の日を迎えられた皆さんと共有するこの日、この時間は、教員にとってもかけがえのないものです。
ともに苦労や感動を分かち合ってきた学友・教員と過ごす分科会。完全オンラインコースの学生さん達からは、「初めて会うのに、初めて会う気がしない。ずっと昔から知っていたようで、不思議な感じ」という声も。
制作や研究には、しばしば個々の経験や人生、それぞれの大切な想いや価値観があらわれるものです。そうした積み重ねを経てできた仲間との繋がりは、他には代え難い、かけがえのない財産です。

一方で、卒業は新しいスタートライン。卒業後も芸術を「学び重ね」、ますます豊かな人生を送っていただけるよう、教員からエールをお送りします。


最後に、イラストレーションコースの卒業生の皆さんから、新しく本学に入学されている方へメッセージを頂きましたので、ご紹介します。

はらたけめぐみさん
はらっぱえみさん(60代)
卒業生・修了生の皆さん、卒業・修了後もさらなる「学び重ね」により、ご自身の人生を深められていくことと思います。
通信教育部のwebサイトでは、これまでの卒業生たち100名以上の「学び重ね」の様子をインタビューをしています。以下より是非ご覧ください。
卒業生の声|京都芸術大学通信教育部
そして、本学通信教育課程では、「藝術学舎」(一般公開講座)や、全国各地で開催する「収穫祭」(卒業生・在学生との交流を目的に、日本各地に集いその土地の芸術活動を学ぶイベント)、airUコミュニティ(本学SNS)など、皆さんが卒業後も学び続られる仕組みや教職員と在学生・卒業生がつながりあう機会が複数あります。
ご卒業後もぜひ、芸術と仲間と繋がり続け、ぜひ「学びを重ね」ていただければと思います。
改めまして、卒業生・修了生の皆さま、ご卒業・修了おめでとうございます。




卒業生・修了生を迎える上田副学長・石神通信教育部長
日本全国、そして海外在住の18歳から90歳代の方々が集う本学の通信教育課程。本年度は修士・学士あわせて約1600名に学位が授与されました。

式典への参加は任意となりますが、今年は約1,300名の学生さんやご家族の方も一緒に全国から参加されました。またライブ配信で式典に参加された学生さんも多くいらっしゃいました。
本学の理念「京都文藝復興」を本学教授の松平定知先生が朗読し、式が始まります。

つづいて、通学部学生サークル「和太鼓 悳(わだいこ しん)」の祝奏です。身体全体で感じる、晴れの日にふさわしい和太鼓の響きです。

そして、学科ごとに卒業生・修了生代表の方へ「学位記・卒業証書授与」が行われます。学生のみなさんそれぞれへの授与は式典後の分科会で所属のコース教員からひとりひとり授与します。

多世代で学び合う、ユニークな芸術大学という場所
卒業生・修了生をねぎらう祝辞の中で、吉川左紀子学長はこんなお話をされていました。
学生さんの年齢は10代から90代まで広がり、多世代による新しい学びを実現していて、とてもユニークな芸術大学です。
今日卒業される皆さんも、自分の子どもさんや、もしかすると孫の世代の「先生」から教えを受けた学生さんがおられるかもしれません。
年長者が若い世代を教える、という古くからの教育の枠組みを変えてきたのが、本学通信教育部だったのではないかと思います。
授業の後、受講生の皆さんの話を聞いたところ
「仕事で上手くいかず退職し、自信を失った後に、思い切って絵を始めてみた人」
「入学後に体調を崩したが、自分はいまま物事ををやり遂げたことがないので、卒制は投げ出さないと決心して取り組んだ人」
様々な環境で卒業制作に向かい合ってきた方達の話を聞き、とても胸を打たれたそうです。
単に芸術の知識やデザインのスキルを学ぶだけではない。
本学の学生さんは、それぞれの人生経験で培われた豊富なバックボーンの上に、「芸術」という新たな分野を学び”重ねて”いかれます。
人類と自然への深い愛情に満ちた哲学を胸に、芸術の力で社会を変革してゆく。
本学の建学の理念「藝術立国」そのままに、変化の激しい時代に諦めず「学び重ね」続けた卒業生の皆さんが、とてもまぶしく映るエピソードでした。
会全体でシナジーが生まれる卒業制作展
続いて、本学の姉妹校である東北芸術工科大学の学長、中山ダイスケ先生の祝辞です。

「本学通信教育課程の卒業制作展は格別でした」と卒業制作展のレビューをお話しくださいました。
学生の皆さんの世代も背景も様々なため、
好き勝手感が半端ない。それが一堂に集まっているので、展覧会全体から生まれるシナジーは尋常ではない。
とのコメントに、会場からも笑い声も。
実際に卒業制作展のご覧になって、卒業生のお名前や作品を幾つか紹介されながらの、特別講評が行われました。
「2024年度 通信教育課程 卒業制作・修了展」WEB展示は、3月31日までご覧いただけます。
また式典の様子もアーカイブ(以下)にて御覧いただけます。
中山先生の臨場感あふれる講評とともに、ぜひ楽しんでいただけましたら幸いです。

▼式典のアーカイブ配信はこちら
https://www.youtube.com/live/oYo1jjJ26yc
最後に徳山豊理事長から歓送の辞があり、式典は終了。式典終了後は各コースの分科会会場に移動します。

分科会では、先生からお一人お一人に卒業・修了証書が授与されます。

日本画コース 分科会の様子
歴史遺産コースや和の伝統文化コースは装いも華やかです。

歴史遺産コース 分科会の様子

和の伝統文化コース 分科会の様子
仕事や生活を持ちながら学びを続け、卒業・修了の日を迎えられた皆さんと共有するこの日、この時間は、教員にとってもかけがえのないものです。
ともに苦労や感動を分かち合ってきた学友・教員と過ごす分科会。完全オンラインコースの学生さん達からは、「初めて会うのに、初めて会う気がしない。ずっと昔から知っていたようで、不思議な感じ」という声も。
制作や研究には、しばしば個々の経験や人生、それぞれの大切な想いや価値観があらわれるものです。そうした積み重ねを経てできた仲間との繋がりは、他には代え難い、かけがえのない財産です。

アートライティングコース 分科会の様子
一方で、卒業は新しいスタートライン。卒業後も芸術を「学び重ね」、ますます豊かな人生を送っていただけるよう、教員からエールをお送りします。

芸術教養学科 分科会の様子

卒業生からのメッセージ(イラストレーションコース)
最後に、イラストレーションコースの卒業生の皆さんから、新しく本学に入学されている方へメッセージを頂きましたので、ご紹介します。
五十嵐さん(20代)
大学に入る前と入った後では(SNSの)フォロワーさんの数が倍くらいになりました。
「才能」というものがあるとしたら、「絵を描きたい」という情熱、気持ち。
モチベーションの物差しが「才能」に繋がっていると思います。
先生方も「絵が上手くなるよ」と後押ししてくれますが、(入学すると本当に)絵が上手くなります。
絵が上手くなりたい方も、絵を描くのが好きな方も、見るのも描くのも楽しくなっていけるように、ぜひ頑張ってください!

はらたけめぐみさん
絵を描くということを、「可愛く描く、綺麗に描く」ことだと思っていましたが、「何を表現したいか」ということ、
自分が「これが(ここが)可愛いと思うから描く」という、自分の内面を大切にしていいんだと学びました。
高校までの答えがあり、正しいやり方がある勉強とは違って、一般教養科目でも、自分の問いを大切にすること(を学びます)。
自分の美しいと思うことを大切にすること。そのスキルがすごく身に着きました。
はらっぱえみさん(60代)
まず決めることが大事。入るか入らないか半々だったら、やるということを選んだ方が人生が豊かになると感じました。
世界が広がったり、深まったり、新しい人と知り合ったり、自分のことを知ることができる。
新しい環境に触れたり、課題にぶつかったりする中で、勇気がいたり、途中で挫折することがあったとしても、入学してみる経験は無駄にはならないと思います。
卒業生・修了生の皆さん、卒業・修了後もさらなる「学び重ね」により、ご自身の人生を深められていくことと思います。
通信教育部のwebサイトでは、これまでの卒業生たち100名以上の「学び重ね」の様子をインタビューをしています。以下より是非ご覧ください。
卒業生の声|京都芸術大学通信教育部
そして、本学通信教育課程では、「藝術学舎」(一般公開講座)や、全国各地で開催する「収穫祭」(卒業生・在学生との交流を目的に、日本各地に集いその土地の芸術活動を学ぶイベント)、airUコミュニティ(本学SNS)など、皆さんが卒業後も学び続られる仕組みや教職員と在学生・卒業生がつながりあう機会が複数あります。
ご卒業後もぜひ、芸術と仲間と繋がり続け、ぜひ「学びを重ね」ていただければと思います。
改めまして、卒業生・修了生の皆さま、ご卒業・修了おめでとうございます。


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