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日本画コース

2025年05月13日

【日本画コース】3年次スクーリングで選べる人物画と風景画

こんにちは。日本画コース業務担当の岸本です。
新年度が始まって、一ヶ月が経過しました。
入学式とガイダンスが行われて、年度はじめの事務作業も一段落ついたところで、少しずつスクーリング科目も動き始めました。

今回は、3年次に受けられるスクーリング科目をご紹介します。
日本画コースは3年次に選択科目として風景画の授業と、人物画の授業を受けることが可能です。
現在、入学を検討されている方にとっては先のお話のように思えるかもしれませんが、3年次編入学で入学される方にとっては意外とすぐにやってくる科目でもあります。
3年次の科目は選択科目のため、全てを受講することができません。今からご紹介する授業の様子をご参考に、どちらの授業を受けてみるか考えてみてください!

まずは、人物画の授業からご紹介します。1枚目の写真はブログでも何度もご登場いただいている佐竹龍蔵先生です。
人物の授業ではプロのモデルさんをお招きして、2週にわたってデッサン、クロッキーをさせていただきます。人物を上手に描くためには、骨格や筋肉のつき方を意識して描いていくことになります。1〜2年次で描いてきたテーマと比べると少しステップアップした写生の力が必要になってきます。

出来上がった写生を元に、草稿紙に引き伸ばします。生きた線を意識して、自分だけの世界の第一歩を作り上げていきましょう!

手前/行近壮之助先生



写生の次は制作の授業です。
描いた写生を元に一枚の人物画を自由に構成して描き進めていきます。
制作の授業は、【日本画V-2(人物制作1)】、【日本画V-3(人物制作2)】の2回で、それぞれの授業が2週にわたって開催されるため、合計4週分のスクーリングを受けることになります。
制作中の40号の作品を前に、行近先生と制作の相談中。どの先生も親身になってアドバイスしていただけます。



講評の様子。40号の大作が並ぶと圧巻です!

 

左/池庄司淳先生



右/久野隆史先生



次に、風景スクーリングの様子です。
風景の授業は、学外に出て題材を探すところから始まります。5月の暖かい気候なら、1日中外にいても苦にはなりません。過去のスクーリングでは、叡山電鉄に乗って、鞍馬や貴船のあたりも写生場所として設定されていました。
京都の大学で日本画を学び、京都らしい風景を描くことができるのは素晴らしい体験ですね!

風景の授業も2週にわたる写生の授業を経て、【日本画V-5(風景制作1)】、【日本画V-6(風景制作2)】に移って行きます。
写生の時に掴んだ感覚を大切にしながら、さまざまな技法で大きな画面を描き進めて行きます。箔を貼ったり、盛り上げてみたり、削ってみたり・・・。授業によっては担当の先生による実演も見ることができます。

 駆け足ですが3年次に受けられる風景と人物の授業をご紹介させていただきました。1〜2年次の授業に比べると画面のサイズも大きく、テーマも自分なりに深く掘り下げないといけないので少し大変そうな印象があるかもしれません。
ですが、ここに至るまでに受けてきた授業で少しずつ積み重ねができているはずなので、例年、授業が始まるまでに大きな画面や新しいテーマで試してみたいことが、イメージできている人が多いように見えます。

 5月は、もうすぐ風景写生の授業が開催されます。どんな作品がみられるか、今から楽しみです。
それでは次回のブログもよろしくお願いします!

 

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